19.ヒトメタニューモウイルス感染症
Q1 ヒトメタニューモウイルス感染症ってどんな病気?
A1
かぜの一種で、咳が強く、熱が長びくことがあります。
抗生剤などの特効薬はなく、咳や熱などの症状を和らげげて回復を待ちます。
長びく場合、細菌の混合感染を疑い、抗生物質を使うことが多くなります。
流行のピークは3月~6月です。
潜伏期間は4日~6日、咳が1週間、熱が4日~5日、鼻水が出ます。
1才~3才でかかりやすく、飛沫感染や接触感染で広がり、集団生活の中で流行します。
気管支炎や肺炎を起こすことがあり、赤ちゃんは重症化することがあります。
感染後1週~2週間は感染力があります。
迅速診断キットはありますが、
治す薬がなく、診断がついても治療方針が変わらないため、必ずしも行う検査ではありません。
5才までに1度は感染するとされ、何度か感染を繰返し、免疫がつくと軽症化します。
軽症例も多く、診断名を付けることより、重症か否かの判断が大切です。