乳児相談Q&A(ジャンル別編成版)

6.アレルギー(じんましん・食物アレルギー・花粉症)1

Q21 アレルギーがあるので、他の食材を食べる前に血液検査(アトピー、卵)をススメられたが、いつやるべきか? (今?もっと大きくなってから?)アレルギー検査でパッチテストを受けた。
(それは意味がない。採血すべきと言う医師とそうでない医師)(平成28年10月19日)

A21 次のようにお答えしました
 
検査が陽性に出ても、食べて何ら症状の出ない場合があります。
検査が陰性なのに、症状が出る場合もあります。
検査は目安であり、絶対ではありません。
検査は症状が出た場合でも遅くないと思います。
出た症状の程度が大切で、重症なアレルギー症状が出る場合は、食事指導が重要となります。

Q20 離乳食を始めて・・・アレルギーとあせもの違いはあるのか??食べたその日に症状が出なければ大丈夫なのか(平成28年6月15日)

A20 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんは汗の出てくる穴が狭く、この穴が皮膚の老廃物などでつまったり、この中でばい菌が繁殖して、ポツポツ赤くなるのがあせもです。
アレルギーが関連する皮膚疾患は、じんましんとアトピー性皮膚炎が主なものです。
食べ物が原因となることは多く、卵、乳製品、小麦、大豆で頻度が高くなりますが、果物など思いもよらぬ食品が原因となることもあります。
じんましんの場合は、摂取後30分~数時間以内に出現するとが多く、この場合は診断が簡単です。
じんましん直前の食品をリストアップしておくと、原因が見つかりやすくなります。
2~3回繰り返し、原因が明らかなものや、アレルギー症状が強い場合は、その食品を避けるのが基本です。
1~2日の間にゆっくり現れるじんましんもあり、この場合は診断が難しくなります。
判断や対応に迷う場合は、医師に相談してください。
この場合、デジカメなどで画像に残しておくと、診断が確実になります。
アトピー性皮膚炎は、食後にすぐ出てくると言うより、慢性的に続く湿疹です。
 
初めての食品、アレルギーがあやしい食品を与える場合には、週の前半、平日の朝(休日夜間は避け、医療機関の診療時間帯に)
1日目に一口、2日目に2口、3日目に3口、4日目に4口、週末は無理しない。
症状が出始めたら中止して、かかりつけ医に相談を。
一度に何種類もためさない。

Q19 食べ物のアレルギーはどんな症状がありますか?(平成28年2月17日)

A19 次のようにお答えしました
 
食事が原因で、じんましんなどのアレルギー症状の出るお子さんが、近年増加しており、報告では、乳児の約10%、3歳児の約5%、小学生以降の約1.3~2.6%とされています。
(もっと増えているかもしれません。)
・皮膚粘膜症状(じんましん、かゆみ、まぶたの腫れ、唇の腫れ、のどの違和感)
・呼吸器症状(咳、喘息、呼吸困難)
・消化器症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血便)などがあります。
複数の箇所にアレルギー症状が現れる場合をアナフィラキシーと呼びます。
血圧が低下して、ショック症状を起こし(循環器症状)、生命を脅かす危険な状態となることなることもあり、アナフィラキシーショックと呼ばれ、近年注目されています。
 
食物アレルギーの分類と症状

①新生児期に、粉ミルクにより嘔吐、下痢、血便を認める、消化器症状タイプ。
②乳児期に、卵、牛乳、小麦などで、痒みの強い湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎タイプ。
③食後2時間以内に、じんましんやアナフィラキシーを起こす即時型症状タイプ。
  乳幼児期の卵、牛乳、小麦
  小学生以降のエビ、カニ、魚類、小麦、果物、そば、ピーナッツ
④小麦やエビなどを食べた後、運動すると起きる、食物依存性運動誘発アナフィラキシー。
⑤果物や野菜を食べた直後、口腔粘膜に接触じんましんを起こす、口腔アレルギー症候群。
卵、乳製品、小麦、大豆で頻度が高くなりますが、果物など思いもよらぬ食品が原因となることもあります。
じんましん直前の食品をリストアップしておくと、原因が見つかりやすくなります。
2~3回繰り返し、原因が明らかなものや、アレルギー症状が強い場合は、その食品を避けるのが基本です。
判断や対応に迷う場合は、医師に相談してください。
 
食物アレルギーの診断

問診が重要で、それだけで診断がつくことも多いようです。
原因となる食品の見当がついたら、血液検査や皮膚テストで確かめます。
つまり、症状があって、初めて検査確認、の順となります。
症状がないのに検査をしても解決になりません。
逆に症状がないのに検査で陽性に出ることも多く、食事に混乱を招くことがしばしばあります。
検査が陽性に出ていても、年令が進むと食べれれるようになっていたりします。
検査は絶対ではありません。
症状が出た場合、24時間以内に食べたものを記録しておくと、とても重要な情報となります。
2度、3度繰り返したときに、重なる食品が候補になります。
食物アレルギーの対応
治療の原則は、正しい診断に基づいて原因となる食物を必要最小限で除去することです。
除去の程度や代わりの食品など、栄養指導を受けることが重要です。
アレルギーの予防薬も使いますが、薬はあくまでも補助療法です。
少しずつ食べながら治す治療法として経口減感作療法が注目されていますが、危険を伴いますので、専門医の指導のもとに行ないます。
乳幼児期の、卵、牛乳、小麦アレルギーは、食べられるようになることが多く、学童、成人のえび、かに、小麦、果物、そば、ピーナッツアレルギーは治りにくいとされています。
食物アレルギーが心配な場合の食事の進め方。(当院の場合)
× 生のまま、加工されてない、多量に摂取
○ よく火を通す、加工食品、少量ずつ接種
特に卵では、生、卵白、多量の接種は要注意です。
初めての食品、アレルギーがあやしい食品を与える場合には、
週の前半、平日の朝(休日夜間は避け、医療機関の診療時間帯に)
1日目に一口、2日目に2口、3日目に3口、4日目に4口、週末は無理しない。
症状が出始めたら中止して、かかりつけ医に相談を。
一度に何種類もためさない。

Q18 食物アレルギーはどんなふうになるのか?(平成27年10月21日)
夫がエビ・カニアレルギーで、子どもに新しい食品を与える時心配。アレルギー検査をした方が良いか?(平成27年10月21日)
離乳食をはじめてから、手足に湿疹ができるようになったが、どのようなケアをしたらよいか?(平成27年10月21日)

A18 次のようにお答えしました
 
食事が原因で、じんましんなどのアレルギー症状の出るお子さんが、近年増加しており、報告では、乳児の約10%、3歳児の約5%、小学生以降の約1.3~2.6%とされています。
(もっと増えているかもしれません。)
・皮膚粘膜症状(じんましん、かゆみ、まぶたの腫れ、唇の腫れ、のどの違和感)
・呼吸器症状(咳、喘息、呼吸困難)
・消化器症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血便)などがあります。
複数の箇所にアレルギー症状が現れる場合をアナフィラキシーと呼びます。
血圧が低下して、ショック症状を起こし(循環器症状)、生命を脅かす危険な状態となることなることもあり、アナフィラキシーショックと呼ばれ、近年注目されています。
 
食物アレルギーの分類と症状
①新生児期に、粉ミルクにより嘔吐、下痢、血便を認める、消化器症状タイプ。
②乳児期に、卵、牛乳、小麦などで、痒みの強い湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎タイプ。
③食後2時間以内に、じんましんやアナフィラキシーを起こす即時型症状タイプ。
  乳幼児期の卵、牛乳、小麦
  小学生以降のエビ、カニ、魚類、小麦、果物、そば、ピーナッツ
④小麦やエビなどを食べた後、運動すると起きる、食物依存性運動誘発アナフィラキシー。
⑤果物や野菜を食べた直後、口腔粘膜に接触じんましんを起こす、口腔アレルギー症候群。
卵、乳製品、小麦、大豆で頻度が高くなりますが、果物など思いもよらぬ食品が原因となることもあります。
じんましん直前の食品をリストアップしておくと、原因が見つかりやすくなります。
2~3回繰り返し、原因が明らかなものや、アレルギー症状が強い場合は、その食品を避けるのが基本です。
判断や対応に迷う場合は、医師に相談してください。
食物アレルギーの診断
問診が重要で、それだけで診断がつくことも多いようです。
原因となる食品の見当がついたら、血液検査や皮膚テストで確かめます。
つまり、症状があって、初めて検査確認、の順となります。
症状がないのに検査をしても解決になりません。
逆に症状がないのに検査で陽性に出ることも多く、食事に混乱を招くことがしばしばあります。
検査が陽性に出ていても、年令が進むと食べれれるようになっていたりします。
検査は絶対ではありません。
症状が出た場合、24時間以内に食べたものを記録しておくと、とても重要な情報となります。
2度、3度繰り返したときに、重なる食品が候補になります。
 
食物アレルギーの対応

治療の原則は、正しい診断に基づいて原因となる食物を必要最小限で除去することです。
除去の程度や代わりの食品など、栄養指導を受けることが重要です。
アレルギーの予防薬も使いますが、薬はあくまでも補助療法です。
少しずつ食べながら治す治療法として経口減感作療法が注目されていますが、危険を伴いますので、専門医の指導のもとに行ないます。
乳幼児期の、卵、牛乳、小麦アレルギーは、食べられるようになることが多く、学童、成人のえび、かに、小麦、果物、そば、ピーナッツアレルギーは治りにくいとされています。
食物アレルギーが心配な場合の食事の進め方。(当院の場合)
× 生のまま、加工されてない、多量に摂取
○ よく火を通す、加工食品、少量ずつ接種
特に卵では、生、卵白、多量の接種は要注意です。
初めての食品、アレルギーがあやしい食品を与える場合には、
週の前半、平日の朝(休日夜間は避け、医療機関の診療時間帯に)
1日目に一口、2日目に2口、3日目に3口、4日目に4口、週末は無理しない。
症状が出始めたら中止して、かかりつけ医に相談を。
一度に何種類もためさない。

Q17 母乳をあげたあと、顔に発疹が出ることがあります。
アレルギーなどの可能性はありますか?
(平成26年7月16日)

A17 次のようにお答えしました
 
哺乳や入浴、泣いた時など、血行が良くなり、湿疹が目立ったり、じんましんが出やすくなったりします。
母親の食べた卵などの食品が、母乳から赤ちゃんに摂取され、アレルギーにかかわることは、昔から言われています。
 
食物アレルギーに対する食事の考え方は、近年大分変ってきました。
昔は除去して食べられる年齢を待ちました。
現在は少しずつ与えて慣らして行くという考え方に変わってきました。
軽症例では、食べてどうなるかで判断します。
十分加熱したものを少しずつ与えて判断します。
卵の場合、白身、生、たくさんが危険で、黄身、十分な加熱、少量がどちらかと言えば安全になります。
しかし、重症な食物アレルギーでは、命に係わるアレルギー反応が出る場合があります。
専門医の指導のもとに与えますので、素人判断で親が与えてはいけません。

Q16 アレルギーと離乳食の開始時期の関係はありますか?(平成25年10月23日)

A16 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんのおなかはまだ未熟で、1才くらいまで発達が進みます。
未熟なおなかは消化の不十分なタンパク質も吸収してしまい、アレルギーの引き金を引きます。
アレルギーは遺伝的要素があり、アレルギー疾患のある家系では注意が必要です。
赤ちゃんのおなかは発達の途中なので、離乳食のレベルアップは急がず、ゆっくりと。
無理な離乳食の進め方は、アレルギー疾患の発症を促がすと考えられています。
(アトピー性皮膚炎、じんましん、喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、花粉症など)
 
アレルギーの素質が疑われる場合、1才までの食事に注意します。基本は、
  離乳食のレベルアップを急がない。
  タンパク質の類は、じゅうぶん熱を通して与える。
  タンパク質の類は、毎日たくさんを避ける。
特に卵は注意が必要で、1才くらいまでは生卵や、たくさん食べることを避けます。
卵黄に比べ卵白は要注意です。
卵黄に火を通し、少しずつ摂取量を増やします。
症状の程度で制限も変わりますし、極端な制限は栄養障害を起こします。
判断に悩む場合は小児科医にご相談下さい。
離乳食をどんどん進める、食べたがるので食べさせる。なんでも早いのがえらいわけではありません。
未熟なおなかに無理をさせることがありますので、ご注意を。
 
★食物アレルギーに対する最近の考え方
 
食物アレルギーのお子さんでは、これまで原因の食品を除去することが基本でした。
近年では、少量ずつ与えると、なれて行くのではと考えられ、治療に応用されています。
食物アレルギーに対する考え方や食事の与え方は、今後変わって行く可能性もあります。
ですから、食物アレルギーがないお子さんの場合、離乳食の進め方はあまり神経質にならないようにして下さい。
ただ、進め方が早いのは、無理が生じるかもしれません。
アレルギーの家系ではやや遅めぐらいがおすすめですが…。
一方、食物アレルギーの疑われるお子さんの場合、食品の与え方はアレルギーの程度にもよりますので、必ず専門の医師の指示に従って下さい。

Q15 離乳食をはじめています。
アレルギー症状の対応、ひどいときの症状、対応も。(平成25年4月17日)

A15 次のようにお答えしました
 
現代において、食物アレルギーのお子さんはずいぶん多くなってきています。
卵、乳製品、小麦、大豆で頻度が高くなりますが、果物など思いもよらぬ食品が原因となることもあります。
じんましん直前の食品をリストアップしておくと、原因が見つかりやすくなります。
2~3回繰り返し、原因が明らかなものや、アレルギー症状が強い場合は、その食品を避けるのが基本です。
判断や対応に迷う場合は、医師に相談してください。
じんましんだけ、皮膚症状だけの場合は、軽症~中等症であることがほとんどです。
軽症なら、応急的に虫刺され軟膏や、ステロイドを塗ります。
体があったまると悪化しますので、入浴は要注意です。
呼吸困難やショック状態をともなう重症なケースも、しばしば起こります。
アナフィラキシーなどの重症な場合は、早急に医療機関の受診が必要になります。
⇒食物アレルギーとアナフィラキシー(私たちの健康より)を参考にしてください。
 

★食物アレルギーとアナフィラキシー(私たちの健康より)
 食事が原因で、じんましんなどのアレルギー症状の出るお子さんが、近年増加しており、報告では、乳児の約10%、3歳児の約5%、小学生以降の約1.3~2.6%とされています。
皮膚粘膜症状(じんましん、かゆみ、まぶたの腫れ、唇の腫れ、のどの違和感)、呼吸器症状(咳、喘息、呼吸困難)、消化器症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血便)などで、複数の箇所にアレルギー症状が現れる場合をアナフィラキシーと呼びます。
血圧が低下して、ショック症状を起こし(循環器症状)、生命を脅かす危険な状態となることなることもあり、アナフィラキシーショックと呼ばれ、近年注目されています。
 
1)食物アレルギーの分類と症状
①新生児期に、粉ミルクにより嘔吐、下痢、血便を認める、消化器症状タイプ。
②乳児期に、卵、牛乳、小麦などで、痒みの強い湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎タイプ。
③食後2時間以内に、じんましんやアナフィラキシーを起こす即時型症状タイプ。(乳幼児
 乳幼児期の卵、牛乳、小麦、小学生以降のエビ、カニ、魚類、小麦、果物、そば、ピーナッツ)
④小麦やエビなどを食べた後、運動すると起きる、食物依存性運動誘発アナフィラキシー。
⑤果物や野菜を食べた直後、口腔粘膜に接触じんましんを起こす、口腔アレルギー症候群。
 
2)食物アレルギーの診断と治療
 問診が重要で、原因となる食品の見当をつけ、血液検査や皮膚テストで確かめます。
治療の原則は、正しい診断に基づいて原因となる食物を必要最小限で除去することです。
除去の程度や代わりの食品など、栄養指導を受けることも重要です。
アレルギーの予防薬も使いますが、薬はあくまでも補助療法です。
少しずつ食べながら治す治療法として経口減感作療法が注目されていますが、危険を伴いますので、専門医の指導のもとに行ないます。
乳幼児期の、卵、牛乳、小麦アレルギーは、食べられるようになることが多く、学童、成人のえび、かに、小麦、果物、そば、ピーナッツアレルギーは治りにくいとされています。
 
3)アナフィラキシーとその対応
 近年の日本の調査では、増加は著しく、小中高生の0.14%、約1万8千人がアナフィラキシーを起こし、約20%は学校で起きており、注意が必要となっています。
食物アナフィラキシーは、多くの場合、食後30分から40分以内に発症します。
重症度はいろいろですが、じんましんに息苦しさや喘息などを伴う場合は、ショックに進む可能性が高く、危険なサインとされ、緊急の治療を必要とします。

 ペン型のアドレナリン自己注射薬(エピペン)の早期の使用により事故が避けられます。
専門医が指導と処方を行い、家族や学校の理解が不可欠です。
原因となる食品を誤って食べてしまわないための栄養指導も重要ですし、また近年では、発生頻度が高い食物、重い症状を起こす食物に対して、原材料の表示がされるようになっています。(義務:卵、牛乳、小麦、えび、かに、そば、落花生)
ただし、加工食品が対象であり、店頭販売品や外食は対象外のため注意が必要となります。

Q14 母親が食物アレルギー(リンゴ、大豆)あるのですが、子どもも同じアレルギーになる可能性は高いですか?(平成24年7月4日)

A14 次のようにお答えしました
 
喘息、アトピー、じんましん、アレルギー性鼻炎結膜炎、花粉症などのアレルギー疾患は、遺伝子によるものです。
子供の発症は、両親にアレルギーがあると6割で、片親にあると3割、両親ともなしで1割といわれています。
現代では頻度も増え、いろいろな食品でアレルギーがあることが知られています。
 
自分の経験では、同じ抗生剤で家族全員が同じように問題を起こすようなケースは、かなり稀のように思われます。
このお子さんにアレルギーの体質がある可能性は高いでしょうが、同じ食品で発症するかはわかりません。

Q13 乳と卵のアレルギーですが、いつから食べられるようになりますか?
なおりますか?(平成24年7月4日)

A13 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんのおなかはまだ未熟で、1才くらいまで発達が進みます。
未熟なおなかは消化の不十分なタンパク質も吸収してしまい、アレルギーの引き金を引きます。
アレルギー体質が疑われる場合は1才までの食事に注意します。基本は、
  離乳食のレベルアップを急がない。
  タンパク質の類は、じゅうぶん熱を通して与える。特に卵。
  タンパク質の類は、毎日たくさん与えることを避ける。
軽症の場合は成長とともにたいていは食べられるようになるので、離乳食の進め方は、遅め遅めがおすすめです。
 
症状の程度で制限も変わります。
程度の強いケースでは、ご家族が勝手に与え始めると、問題を起こす場合があります。(アナフィラキシー)
極端な制限は栄養障害を起こします。
離乳食に悩みノイローゼになりそうな場合は、食事の指導ができる専門の医師や病院の紹介が必要です。
判断に悩む場合は小児科医にご相談下さい。
参考→★食物アレルギーとアナフィラキシー(私たちの健康より)

Q12 食物アレルギーは事前に調べたり出来ますか?(平成24年4月4日)

A12 次のようにお答えしました
 
血液やクリップテスト(皮膚をひっかいて検査液をつける)で検査は可能です。
しかしながら、頻度の高い、卵、乳製品、小麦、大豆などは検査できますが、何でもかんでもわかるわけではありません。
じんましんなどの症状が出た場合に、直前に食べたものをリストアップして、疑わしい食品を検査します。
症状があって検査をするのが基本です。
ちなみに、血液検査で卵アレルギーとでているのに、卵を食べて症状が出ないケースはいくらでもあります。

Q11 食物アレルギーについて。
発疹であれば分かりやすいのですが、その他の症状は?
特に分かりにくい症状などありますか?(平成23年9月7日)

A11 次のようにお答えしました
 
じんましんは、蚊に刺されたような赤みがプツッと出て、かゆみがあるのが特徴です。
大小様々で、少し膨れて厚みを持ったり、中央が白っぽくなることもあります。
重症になるにつれ、数が増え、広がり、融合して地図状になったりします。
まぶたや唇がパンパンに腫れることもあります。
原因となる食べ物を体が受け付けず、吐いたり下痢したりすることもあります。
最重症で救急受診が必要になるケースもあります。
気管支も腫れて、咳が強くなり、ゼーゼーヒューヒューして、喘息のように呼吸が苦しくなる場合。
血圧が下がり、ショック状態となって、ぐったりする場合です。

Q10 小児ぜんそくについて。
親から遺伝するものですか?
また、発症する場合、何才頃からですか?(平成23年9月7日)

A10 次のようにお答えしました
 
喘息、アトピー、じんましん、アレルギー性鼻炎結膜炎、花粉症などのアレルギー疾患は、遺伝子によるものです。
子供の発症は、両親にアレルギーがあると6割で、片親にあると3割、両親ともなしで1割といわれています。
強い咳や喘鳴(ゼーゼーすること)を何度か繰り返して診断されます。
お子さんの場合は、カゼに伴って発症することがほとんどです。
6か月くらいから疑われるケースが出てきます。

Q9  アレルギーについて知りたいです。(食品、薬、アトピーなど。特に食品)
どのような症状があるのでしょうか?気を付けることや対処法を知りたいです。
離乳食を始めたので、特に食品のアレルギーが気になります。
赤ちゃんの間はアレルギーは出ないということを聞いたことがありますが、本当ですか?
どのくらいの月齢からアレルギーの出る子は出はじめることが多いのでしょうか。
口のまわり、あご、首などに赤いプツプツが出ることがあるので気になります。

A9 次のようにお答えしました
 
市報に掲載された私たちの健康に、食物アレルギーについて執筆しましたので、これを参考にして下さい。
 
食物アレルギーとアナフィラキシー(私たちの健康より)
 食事が原因で、じんましんなどのアレルギー症状の出るお子さんが、近年増加しており、報告では、乳児の約10%、3歳児の約5%、小学生以降の約1.3~2.6%とされています。
皮膚粘膜症状(じんましん、かゆみ、まぶたの腫れ、唇の腫れ、のどの違和感)、呼吸器症状(咳、喘息、呼吸困難)、消化器症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血便)などで、複数の箇所にアレルギー症状が現れる場合をアナフィラキシーと呼びます。
血圧が低下して、ショック症状を起こし(循環器症状)、生命を脅かす危険な状態となることなることもあり、アナフィラキシーショックと呼ばれ、近年注目されています。
 
1)食物アレルギーの分類と症状
①新生児期に、粉ミルクにより嘔吐、下痢、血便を認める、消化器症状タイプ。
②乳児期に、卵、牛乳、小麦などで、痒みの強い湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎タイプ。
③食後2時間以内に、じんましんやアナフィラキシーを起こす即時型症状タイプ。(乳幼児乳幼児期の卵、牛乳、小麦、小学生以降のエビ、カニ、魚類、小麦、果物、そば、ピーナッツ)
④小麦やエビなどを食べた後、運動すると起きる、食物依存性運動誘発アナフィラキシー。
⑤果物や野菜を食べた直後、口腔粘膜に接触じんましんを起こす、口腔アレルギー症候群。
 
2)食物アレルギーの診断と治療
 問診が重要で、原因となる食品の見当をつけ、血液検査や皮膚テストで確かめます。
治療の原則は、正しい診断に基づいて原因となる食物を必要最小限で除去することです。
除去の程度や代わりの食品など、栄養指導を受けることも重要です。
アレルギーの予防薬も使いますが、薬はあくまでも補助療法です。
少しずつ食べながら治す治療法として経口減感作療法が注目されていますが、危険を伴いますので、専門医の指導のもとに行ないます。
乳幼児期の、卵、牛乳、小麦アレルギーは、食べられるようになることが多く、学童、成人のえび、かに、小麦、果物、そば、ピーナッツアレルギーは治りにくいとされています。
 
3)アナフィラキシーとその対応
 近年の日本の調査では、増加は著しく、小中高生の0.14%、約1万8千人がアナフィラキシーを起こし、約20%は学校で起きており、注意が必要となっています。
食物アナフィラキシーは、多くの場合、食後30分から40分以内に発症します。
重症度はいろいろですが、じんましんに息苦しさや喘息などを伴う場合は、ショックに進む可能性が高く、危険なサインとされ、緊急の治療を必要とします。

 ペン型のアドレナリン自己注射薬(エピペン)の早期の使用により事故が避けられます。
専門医が指導と処方を行い、家族や学校の理解が不可欠です。
原因となる食品を誤って食べてしまわないための栄養指導も重要ですし、また近年では、発生頻度が高い食物、重い症状を起こす食物に対して、原材料の表示がされるようになっています。(義務:卵、牛乳、小麦、えび、かに、そば、落花生)ただし、加工食品が対象であり、店頭販売品や外食は対象外のため注意が必要となります。

Q8 アレルギー用のミルクを飲ませているが他のミルクに代えても大丈夫ですか?

A8 次のようにお答えしました
 
大丈夫かどうかは、なぜ、アレルギー用のミルクを飲ませるようになったか、理由が大切です。
アレルギーがあって飲ませることになったなら、医師に相談することが必要です。
お母さんの判断で飲ませ始めた場合には、代えてみてもかまわないと思います。
代えて何か心配事が起きたら、医師に相談してください。

Q7 梨、ヨーグルトを食べたとき、口のまわりが赤くポツポツして、しばらくすると治りました。アレルギーでしょうか。

A7 次のようにお答えしました
 
程度は軽いようですが、食物アレルギーの可能性があります。
近年、食物アレルギーの人は結構多く、重い症状が出る人がいることがわかってきました。
アメリカでよくおきているピーナッツによるアナフィラキシーショックは、有名な話です。
 
次回、同じものを与えるときの注意として、一度にたくさん与えない(ひと口程度から様子をみる)
夜や土曜日曜を避ける(診療している医療機関が少ない)
強い症状が出たら受診する(強いじんましん、ゼーゼーしてくる、ぐったりする)
症状が繰り返し現れる場合は、摂取をひかえ、医療機関に相談します。
検査や食事指導が必要な場合には、専門医を紹介してもらうのも良いでしょう。

Q6 食品のアレルギーは、どのような症状かよくわかりません。

A6 次のようにお答えしました
 
まず、じんましんをおこすタイプ、アナフィラキシータイプがあります。
食べてすぐに口の周りが赤くなる口腔アレルギー。
食べて30分くらいに出てくるじんましん。
ゼーゼーヒューヒュー、喘息のように呼吸状態が悪くなり、ぐったりするアナフィラキシータイプ。
嘔吐、下痢、血便、お腹にくるタイプ。
程度が弱ければ、数時間で消えてしまいます。
程度が強い場合は、早急に病院を受診します。
 
アトピー性皮膚炎タイプ
卵など体に合わないものを取り続けると出てくるかゆみの強い湿疹。
かゆみの程度が強い、広範囲である、繰り返す、長びくなどの場合は、病院を受診します。
検査にこだわる方が多いようですが、食べたものを記録するなどして、十分観察することも重要です。
原因の検索は、かかりつけ医に良く相談してみてください。

Q5 花粉症は赤ちゃんでもなるんでしょうか?
アレルギーの検査は何ヶ月からできるのか知りたい。
赤ちゃんも花粉症になるのか?
6ヶ月になり、離乳食が2回になりました。
最近、身体に赤い発疹のようなものが出て病院に行ったところ乳児性発疹といわれましたがアレルギー等が心配です。一度検査をした方がよいのか?

A5 次のようにお答えしました
 
花粉症
アレルギー体質のベースがあって、花粉を毎年毎年浴びることで発症します。
ですから、ある程度年を過ぎてから発症すると考えられています。
しかし、近年ではどんどん低年齢化していることがわかっています。
数年前までは、小学校以上での発症とされていましたが、幼稚園、さらにには1歳児でも発症する場合があるらしいとされています。
くしゃみ、鼻水(水っぽくさらさらしている)、鼻づまりを症状とします。
鼻かぜや、生理的な鼻水と混乱している人もよくいるようです。
診断は、耳鼻科にて鼻の奥の粘膜を観察するだけでも、可能とされています。
治療をするかは症状の程度により、支障がある場合に積極的に行いますが、程度が軽いと必ずしも治療というわけではありません。
 
アレルギー検査
血液検査や皮膚反応(スクラッチテスト、プリックテスト)などあり、ほぼ年令に関係なくできます。
血液検査は項目が限られますし、検査をすればすべてがわかり解決してしまうものではありません。
卵白のアレルギーが多いのですが、食べて症状が出れば、検査するまでもありません。
症状が強ければ除去する必要があります。
検査が陽性に出ていても、年令が進むと食べれれるようになっていたりします。
検査は絶対ではありません。
症状が出た場合、24時間以内に食べたものを記録しておくと、とても重要な情報となります。
2度、3度繰り返したときに、重なるものが候補になります。
食物アレルギーは時に重症なケースがあるので、専門の医師によく相談して、食べてよいかどうかを判断してください。

Q4 私(母)がアトピーです。
離乳食で何か気をつけること、また、私の食事で気をつけることはありますか。
よろしくお願いします。

A4 次のようにお答えしました
 
親にアレルギー疾患があると、子供にアレルギー体質が遺伝することは多く、(アトピー性皮膚炎、じんましん、喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、花粉症など)
お子さんがアトピーの素質を持っていても不思議ではありません。
アトピー性皮膚炎と離乳食は関係があり、離乳食をいそぐと発症リスクが増えます。
離乳食は開始時期をいそがず、ゆっくりとレベルアップします。
赤ちゃんは早くできることが偉いわけではありません。
早くできることを期待すると無理をさせていることが多いので、注意してください。
特にアレルギー家系のお子さん、アトピー性皮膚炎が疑われているお子さんは、卵は8ヶ月頃までできるだけ避け、1才くらいまでは生卵や、たくさん食べることを避けます。
卵黄に比べ卵白は要注意です。
卵黄に火を通し、少しずつ摂取量を増やします。
母乳の場合、お母さんも同様に生卵や多量摂取を避けることは効果的とされていますが、診断が付いていない場合は、極端な制限は、お母さんの栄養に悪影響ですからご注意下さい。

Q3 おととい、離乳食をあげて1時間後くらいに、大量にはいてしまいました。
カリフラワーとバナナパンがゆをたくさんあげました。
カリフラワーがダメなのでしょうか?量が多かったのでしょうか?

A3 次のようにお答えしました
 
2つ考えられます。
1つめはやはりたくさんあげたから。
吐いた後にケロッとして元気なら問題ありません。
(つらそうに何度も吐く、顔色が悪くぐったりするのは問題のある吐き方)
 
2つめは食物アレルギー。
近年、食物アレルギーの人は結構多く、重い症状が出る人がいることがわかってきました。
アメリカでよくおきているピーナッツによるアナフィラキシーショックは、有名な話です。
カリフラワーやバナナが原因かまだはっきりとわかっていませんが、可能性はあります。
同じものを食べてまた吐くようなら要注意。
医師に相談し、指導を受けてください。
追加解説
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口腔アレルギーについて
強いアレルギー反応について
アレルギーが疑われる食品の与え方、チャレンジテスト

Q2 今、さばを食べて、体に湿しんが出ています。
黒こげにしたものを食べると、次から食べられるというのは本当ですか?

A2 次のようにお答えしました
 
黒焦げのさばののことは良く知りません。
アレルギーを起こしやすそうな食品は、ある程度の年齢に達してからのほうが良いのでは?
やがては食べることができても、赤ちゃんの未熟なおなかには向かないことがあります。
赤ちゃんにとって、早くから食べられることは良いこととは限らず、無理をさせていることがあります。
 
追加解説
赤ちゃんのおなかはまだ未熟で、1才くらいまで発達が進みます。
未熟なおなかは消化の不十分なタンパク質も吸収してしまい、アレルギーの引き金を引きます。
特にアレルギー疾患のある家系では注意が必要とされます。
アトピー性皮膚炎、じんま疹などに始まり、やがては気管支喘息や花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)の発症につながります。(アレルギーマーチ)
成長とともにたいていは食べられるようになるので、離乳食の進め方は、遅め遅めがおすすめです。
→赤ちゃん学級Q&A その2 (平成18年6月7日 和光市保健センター赤ちゃん学級より)のQ1を参照。

Q1 離乳食の質問です。現在7ヶ月、初期離乳食、2回食です。
私にアトピーがあり、乳製品、卵、肉をまだ始めていません。
アトピーの家族がいる場合は医師に相談をとありますが、どうしたらよいでしょうか?
食べさせてみて異常がある様なら受診でよいのでしょうか?
又、アレルギーが出る場合は、どんな症状が現れるのでしょう?

A1 次のようにお答えしました
 
アレルギーは遺伝的要素があり、アレルギー疾患のある家系では、アトピー性皮膚炎には注意が必要です。
赤ちゃんのおなかは発達の途中なので、離乳食のレベルアップは急がず、ゆっくりと。
無理な離乳食の進め方は、アトピーの発症を促がします。
アトピーを防ぐひとつの方法として、アレルギー疾患のある家系では、卵に注意することをご紹介しています。
卵は始める時期をおそくし(8ヶ月くらいまで避ける)、与えるときは火を通し、量は少なめとします。(1才ぐらいまで)
症状は食べてすぐ出るじんましんと、食べ続けて出るガサガサ、ゴワゴワの湿疹があります。
 
追加解説
赤ちゃんのおなかはまだ未熟で、1才くらいまで発達が進みます。
未熟なおなかは消化の不十分なタンパク質も吸収してしまい、アレルギーの引き金を引きます。
アレルギーの素質が疑われる場合、1才までの食事に注意します。基本は、
  離乳食のレベルアップを急がない。
  タンパク質の類は、じゅうぶん熱を通して与える。特に卵。
  タンパク質の類は、毎日たくさんを避ける。
症状の程度で制限も変わりますし、極端な制限は栄養障害を起こします。
判断に悩む場合は小児科医にご相談下さい。
離乳食をどんどん進める、食べたがるので食べさせる。なんでも早いのがえらいわけではありません。
未熟なおなかに無理をさせるだけですので、ご注意を。