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子供の病気Q&A(病気知識)

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11.プール熱(アデノウイルス感染症)

 

プール熱

 

Q1 プール熱(咽頭結膜熱、アデノウイルス感染症)ってどんな病気?

A1 
 
咽頭結膜熱はアデノウイルス感染症の一種で、かぜの一種です。
プールや集団生活の場で感染が広がります。
発熱、咽頭痛、結膜の充血が特徴です。
一般的に重症な病気ではありませんが、抗生剤は効かずに高い熱が長く続きます(3~5日)。
仲間のウイルスが何種類かいるので、一回かかっておしまいではありません。

Q2 プールに入っていないのにプール熱と診断されました。なぜ?

A2
 
咽頭結膜熱は夏場にプールを介して流行するため、プール熱とも呼ばれます。
飛まつ感染(くしゃみ、咳で飛び散る)、経口感染、結膜からの感染でも広まります。
ですから、プールに入っていなくても、集団生活の中で感染がおこりえます。
潜伏期間(接触があってから発病するまで)はおよそ5~7日。

Q3 プール熱が疑われ、熱が5日も続いています。大丈夫なのでしょうか?

A3
 
発熱で始まり、咽頭痛、結膜の充血を認めます。
一般的に重症な病気ではありませんが、抗生剤が効かずに高い熱が長く続くので(3~5日)、診断がはっきりしていないと気がもめる病気です。
診断キットもありますが、診断がついても治療法がないためか、診療所のレベルではあまり行っていないようです。
かぜの一般的な重症化のサインに注意して、自然治癒を待ちます。
長びくと、診断のため規模の大きな病院にご紹介することもあります。
時々、重症肺炎を起こすケースがあり、注意が必要です。