わこうキッズ えきまえこどもクリニックは、埼玉県和光市にある小児科専門クリニックです。

子供の病気Q&A(病気知識)

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2.水ぼうそう

 

水ぼうそう

 

Q1 みずぼうそうってどんな病気?

A1 
 
みずぼうそうはウイルス性のかぜの一種です。(水痘、帯状疱疹ウイルス)
飛まつ感染(くしゃみ、咳で飛び散る)、接触感染で広まり感染力は強く、集団生活の中で次々と広がります。
 
特徴は、つぶれやすい水ほうで、かゆみが強く、全身にどんどん広がります。
水ほうはかさぶたになり、1週間ほどで自然に治癒しますが、重症化を防ぐ、専用の抗生剤もあります。

Q2 発疹が出ました。水ぼうそうが心配です。

A2
 
みずぼうそうの発疹は、その名前のとおり水ほうをもつことです。
かゆみが強く、つぶれて、どんどんふえます。
 
初めの日に1~2個、次の日の朝に3~4個、その日の夜にはさらにその倍に増え、その次の日には何十個といったスピードで増えるのが特徴です。
初めは赤い発疹で、すぐに水ほうとなり、つぶれて、やがてかさぶたになります。
すべての水ほうがかさぶたとなり、1週間ほどで治癒します。

Q3 水ぼうそうが治ったばかりの子と接触がありました。うつりますか?

A3
 
水疱が全部かさぶたになっていればうつりません。

Q4  きのう一緒に遊んだ子が、今日水ぼうそうと診断されました。うつりますか?

A4
 
うつる可能性はがあります。
発病の2~3日前から感染能力があります。
症状が出るのは2~3週間後ですが、発病の2~3日前までは他の人にはうつりません。

Q5 人から、みずぼうそうはかかっちゃた方が良いと聞きました。
ワクチンも自費なので、接種しなくても良いでしょうか?

A5
 
確かに軽くすむケースが多いことは事実ですが、うつるといやがられるので1週間お家にいなければなりません。働くお母さんにとっては大変なことかと思われます。
 
大人や10才以上のお子さんで重症化することが知られています。
半年から1才前後のお子さまで、時に重症化します。
アトピー性皮膚炎のあるお子さまでは、かゆみが増幅され重症化します。
以上のことを判断の材料としてください。

Q6 みずぼうそうは2度かかることがあると聞きました。
本当のところはどうなのですか?

A6
 
基本的には1度かかれば、2度とかかりませんが、例外はあります。
生後6ヶ月くらいの赤ちゃんがみずぼうそうにかかると、体に残っていたお母さんの免疫のために軽症ですむことがあります。
自分の力で解決したわけではないため、後にかかることがあります。