朝霞地区医師会緊急支援事業
朝霞地区医師会の救急支援 埼玉病院 休日夜間小児救急支援事業がスタートしました
朝霞地区の休日夜間小児救急の現状 朝霞地区医師会の支援事業
朝霞地区医師会では、平成20年より志木市民病院で夜間小児救急の支援事業を行なってきましたが、平成24年8月、志木市の都合で事業撤退となりました。
そこで医師会は、平成24年9月より埼玉病院にて小児救急支援事業を続ける事としました。
休日夜間の小児救急の大きな問題点として、いまだに軽症患者の受診が多く、本来の救急業務を圧迫していることがあげられます。
医師会開業医の有志たちが、平日の夜間と日曜祝日に、埼玉病院の小児科救急外来で、これらの帰宅可能な軽症患者の診療にあたり、中等症、重症患者は小児科当直医へ依頼します。
隣接する東京都の都立清瀬小児病院、日大光が丘病院、医師会が支援していた志木市民病院も、今やかつての小児救急の機能はありません。
人口43万人のこの朝霞地区に、休日夜間の小児2次救急が可能な病院は、とうとう埼玉病院1病院となってしまいました。
次に来るのは埼玉病院の機能崩壊の危機であり、そうならないためにも、医師会は自分たちが出来る事を今後も具体的にタイムリーに実行して行きます。
埼玉病院の救急の存続には、皆様のご理解とご協力も重要です。
埼玉病院で配られる 休日夜間小児救急のパンフレット
埼玉病院で配られる、休日夜間の小児救急に対して理解を求めるパンフレット
小児の休日夜間救急医療について ご理解とご協力のお願い
小児の休日夜間救急医療について ご理解とご協力のお願い
●朝霞地区の夜間小児救急の実情
清瀬小児病院、日大光が丘病院、志木市民病院、近隣の中隔病院は、次々と閉院や夜間の小児救急を休止し、現在、朝霞地区全体では、小児救急の機能が非常に低下しています。
埼玉病院が最後の砦となり、診療日の拡大を発表しましたが、救急患者がさらに集中、増加し、インフルエンザシーズには、かつてない混乱が予想されます。
●夜間、小児救急を受診する患者さんは、軽症例が大多数を占めています
夜間の小児救急の大きな問題点として、夜間診療所化して軽症患者の受診が多く、その対応におわれ、重症患者の診療が十分にできなくなっていることが上げられています。
埼玉病院も同様で、夜間の小児救急を受診したお子さんは軽症の発熱患者が多く、検査や処置を必要としたケースは、2割~3割程度、入院は20人に1人程度となっています。
朝霞地区で急に小児科医の数が増えたり、救急病院が新しく建ったりすることはありません。
少ない医療資源を効率よく使って行かないと、医療崩壊の危機に対応できなくなります。
夜間の小児救急の大きな問題点として、夜間診療所化して軽症患者の受診が多く、その対応におわれ、重症患者の診療が十分にできなくなっていることが上げられています。
埼玉病院も同様で、夜間の小児救急を受診したお子さんは軽症の発熱患者が多く、検査や処置を必要としたケースは、2割~3割程度、入院は20人に1人程度となっています。
朝霞地区で急に小児科医の数が増えたり、救急病院が新しく建ったりすることはありません。
少ない医療資源を効率よく使って行かないと、医療崩壊の危機に対応できなくなります。
●夜間の小児救急の本当の役割は、重症患者の判断と診療です
命の危険、止まらないけいれん、重い喘息発作など、重症患者の診療が最優先です。
そのため、救急では軽症患者へのサービスは最小限としています。
軽症患者のお薬は1日分、翌日、かかりつけ医にまかせることになっています。
●夜間の小児救急が破綻しないよう、朝霞地区医師会の開業医が協力します
医師会開業医の有志が、埼玉病院で休日夜間の初期救急を手伝います。
夜間の受診者のうち、多くを占める軽症患者を診療し、重症患者を埼玉病院の小児科当直医へ依頼します。
この支援事業は、皆さんに救急を便利に使ってもらうために始めたのではありません。
間もなく起こるであろう、救急病院の機能崩壊を、事前に防ぐこと事を目的としています。
埼玉病院ががんばり、医師会が応援します
救急医療の崩壊を防ぐために、今必要なのは、皆様のご理解とご協力です
救急医療の崩壊を防ぐために、今必要なのは、皆様のご理解とご協力です
●この地区における休日夜間の発病時の対応手順 ―埼玉病院を受診する前に―
ステップ1
子どもの救急ミニガイドブック(保健センターなどに問い合わせて下さい)を活用し 救急受診が必要か判断
⇒判断に迷う場合は#8000に相談
ステップ2
#8000に相談し 救急受診が必要か判断 (医師、看護師が電話で対応)
ステップ3
医師会の応援がある日は
埼玉病院で医師会の初期救急診療を利用する⇒翌日はかかりつけ受診
ステップ4
重症は埼玉病院で小児科当直医の診療を受ける
(検査・点滴・入院治療が必要なケース)
●医師会の支援時間帯を有効にご利用ください
受付時間 月~金曜の20:00から22:00
土曜の18:00から20:00
日曜祝日の10:00から12:00
埼玉病院 休日夜間小児救急支援事業 年報24.9-25.8
朝霞地区医師会の有志開業医による埼玉病院支援事業は、平成24年9月より始まり、無事1年が経過しました。
活動は順調で、埼玉病院側からは感謝状を頂き、埼玉県からも大変良好な評価を頂いております。
活動は順調で、埼玉病院側からは感謝状を頂き、埼玉県からも大変良好な評価を頂いております。
総評
支援回数は216回(365日のうち59.2%)。
医師会の診療人数は1132人、1日平均5.2人、支援の割合は32.6%でした。
今回の支援の特徴は、日曜祝日に1日平均8.5人と多くの患者を診療できたことと、2次救急(埼玉病院当直医)依頼患者の割合が4.8%と、少ないことです。
医師会の診療人数は1132人、1日平均5.2人、支援の割合は32.6%でした。
今回の支援の特徴は、日曜祝日に1日平均8.5人と多くの患者を診療できたことと、2次救急(埼玉病院当直医)依頼患者の割合が4.8%と、少ないことです。
平日夜間(17時~24時)と休日(9時~17時)の小児科患者数の比較
埼玉病院患者数 | 1日平均 | 医師会 | 1日平均 | 支援割合 | ||||||
月火水土 | 2321 | 人 | 140 | 人 | 706 | 人 | 43 | 人 | 30.4 | % |
日祝 | 1150 | 人 | 230 | 人 | 425 | 人 | 85 | 人 | 37.0 | % |
合計 | 3471 | 人 | 161 | 人 | 1132 | 人 | 52 | 人 | 32.6 | % |
朝霞地区医師会支援事業についての説明