9.熱性けいれん(ひきつけ)
Q1 40℃あります。熱性けいれんがとても心配です。
A1
高熱にともなっておきるひきつけです。
意識状態がおかしくなり、お母さんと目が合わなくなります。
ほとんどの場合5分以内に落ち着き、意識がもどります。
必ずしもすぐに救急車ではありませんが、落ち着いたら病院を受診して下さい。
舌はかまないので、かまないようにと口に物を入れるのは逆に危険です。
嘔いた物が口の中にあれば取り除き、吸い込んで呼吸を止めないよう注意します。
熱性けいれんは誰でもにおきるわけではありませんし、重い病気でもありません。
必要以上におそれないで下さい。
Q2 熱性けいれんを2度おこしました。後遺症がとても心配です。
A2
ひきつけをおこす子は、6ヶ月から5、6才までに1回から3回ほどおこします。
頻度は100人に5~6人くらいと比較的ポピュラーです。
熱性けいれんは頭に病気があっておこすものではありません。
ですから後遺症のことはあまり心配いりません。
脳炎、髄膜炎でひきつけた場合は別です。
頭に病気があると、30分もひきつけが続いたり、何度も繰り返したり、意識状態がずっと悪いままだったりします。