SOS!夜間の病気
夜間に、急な熱が出た時の確認や7つのポイント、小児学会ホームページなど。
発熱QQ・Step1・2・3
発熱QQ・Step 1・2・3の理解のための7つのポイント
お熱は悪者ではありません。かぜを治すためにお子さんがわざと熱を出します あわてずに!
発熱の原因のほとんどは、ばい菌やウイルスによる感染とされていますが、ばい菌やウイルスを退治するためには、熱が高いと都合が良いとされています。多くの場合、熱は2~3日で下がります。
高熱が出ただけで頭がおバカになることはありません。高熱のわりにしっかりしていて、水分が取れている場合は大丈夫。
熱は高いが顔つきはよい、だっこしていれば機嫌が悪くない、水分は取れている。
このような場合は、熱が高くても重症なタイプではありません。
夜間に急いで救急病院を受診する必要はありません。
たいていの場合、翌日に病院を受診すればじゅうぶんです。
要注意のタイプ。急いで病院を受診する必要があるタイプは
熱にともない、嘔吐をくりかえす、ぐったりして水分も取れない、意識の様子がおかしい場合。
熱が出ている時、要注意のタイプは、頭がばい菌におかされる脳炎・髄膜炎タイプと、脱水をおこすタイプです。これらのタイプでは、必ず上のような症状をともないます。
逆に、これらの症状がなければ重症ではないので、熱が高くてもあわてません。
解熱剤で病気のもとは治りません。
解熱剤を使うのはお子さんがつらそうな時にとどめます。
解熱剤の目的は、熱を一時的に下げ、睡眠や水分・食事が取れれば達したことになります。
熱があっても元気な時には使用をひかえます。
38℃以上でつらそうな時、眠れない時に、時間かせぎのために使います。
何度も解熱剤を使うと、病気の治りが悪くなることがあり注意が必要です。
脇の下を冷やし、水分を上手に取りましょう。
冷却シートはおすすめですが、おでこより脇の下のほうが効果的です。
熱がある時は、体を温めすぎると熱がこもって体力を消耗します。
熱が出ると食事が取れなくなるのが普通です。
水分が取れ、おしっこが出ていれば、とりあえずは大丈夫です。
麦茶や赤ちゃん用のイオン水などを、少量で回数を多くして取らせます。
かぜや発熱の原因は、自然に治るウイルス感染が多い。
発熱の主な原因は、細菌やウイルスなどの微生物による感染とされています。
ウイルス感染によるものが7割以上、細菌感染によるものは3割以下とされています。
ウイルス感染の多くは、一般の抗生剤は効き目がありません。
(みずぼうそう、インフルエンザは例外)
熱や咳をやわらげ水分を与えて、自然に治癒するのを待ちます。
発熱の原因がウイルスかどうかは、初日にはわからないことが多いですが、元気の良いタイプ、時間がたっても重症化しないタイプは、ウイルス感染の可能性が高いようです。
熱があっても抗生物質は不要なことがよくあります。
抗生剤は細菌感染には有効ですが、ウイルス感染には無効です。
抗生剤を使うかどうかは、医者の判断によりますが、一般に2~3日して治りの悪いタイプ、悪化してくるタイプで必要性が高まります。
元気が良いのに初日から抗生剤を使うと、無駄になる場合がよくあります。
夜間救急病院を受診したのに、抗生剤が出ないのはこのケースと思われるからです。
3~4才になり体力や抵抗力がついてきたら、少し様子を見ることも、無駄な抗生剤の使用を避けるために大切なことです。
夜間の発病にとてもおすすめ
夜間に、急な熱が出た時の確認や7つのポイント、小児学会ホームページなど。