わこうキッズ えきまえこどもクリニックは、埼玉県和光市にある小児科専門クリニックです。

乳児相談Q&A(ジャンル別編成版)

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8.うんち・おしっこに関する問題(下痢・便秘) 3

Q65 下痢の判断方法を教えてほしいです。(令和元年6月5日)

A65 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんのうんちはいろいろで、ミルクに比べ母乳のお子さんのうんちは、ゆるめで回数が多くなる傾向にあります。
下痢の場合、うんちの回数が普段に比べ倍以上となり、水様になります。
いやなものを出しているので、必ずしも悪いことではなく、回復を待つことになります。
水分が取れている、食事がとれている場合は心配ありません。
水分が取れていない、嘔吐を伴う下痢は脱水をおこしやすくなります。
赤ちゃんはひとたび下痢が始まると、回復に時間がかかることが多く(乳糖不耐症)、心配な場合はかかりつけ医にご相談ください。

Q64 5~6ヶ月頃、急にうんちの回数が増えることはありますか?
2日に1回くらいだったのが、1日8回くらい少量のうんちを急にするようになり、そのせいでおしりが真っ赤になってしまいました。
周りでも同じ月例の子が同じような症状だったので、考えられる原因があれば知りたいです。離乳食はまだです。(令和元年6月5日)

A64 次のようにお答えしました
 
下痢の原因は、主に食べたものか、お腹のカゼの事が多いようです。
お話からすると、みんなで軽症のおなかのカゼにかかったのでは?
赤ちゃんの場合、おなかの回復は遅く、長引くことがしばしばあります。
下痢のうんちは肌に強く、下痢の間はお尻の肌が休まらず、長びくことはしばしばです。
座浴は効果的です。
強い場合、痛がる場合は治療対象となります。

Q63 先月、下痢をしました。 下痢になる前は緑色のうんちをしていましたが、下痢をしてからずっと黄色のうんちになりました。 色が変わっていても大丈夫でしょうか? (治ってからはうんちの回数も安定しています) 不安なのでまだ下痢用ミルク(ノンラクト)を飲んでいます。 もとのミルクに戻しても大丈夫か・・・。(平成30年10月17日)

A63 次のようにお答えしました
 
病気のうんちの色は、赤、黒、白です。
緑便、一時的なクリーム色はあまり気にしません。
機嫌が良くて、食欲があれば様子を見ます。
赤ちゃんは下痢が始まると長びくことが多く、回復に2~3週間かかることもしばしばです。
もとのミルクにもどしてすぐ下痢になる場合は、もう少し下痢用ミルクが必要となります。
判断に迷う場合は、かかりつけ医にご相談ください。

Q62 離乳食を2回食にしてから、3日うんちが出ない。 ふんばって血がついていた。(平成30年10月17日)

Q61 便がかたく出た時に泣きます。 今日はかたくて少し血が出てしまいました。
受診した方が良いのでしょうか ?また離乳食などでコントロールできるならおススメの食材などを教えて頂きたいです。(平成30年10月17日)

A61 62 次のようにお答えしました
 
離乳食が始まると、ミルクや母乳が減って、取る水分量が少なくなり、便が硬くなることがあります。
硬いと肛門の付近の粘膜が切れてしまうことがあります。
水分、野菜(ポタージュスープも可)、果物(果汁の多い飲み物)などで対応しますが、個人差が大きいようです。
うまくいかない場合、便をやわらかくするお薬もありますので、かかりつけ医にご相談ください。

Q60 げり(水っぽいうんち)が1週間以上続いています。
食欲も機嫌も良いです。大丈夫でしょうか?(平成30年6月13日)

A60 次のようにお答えしました
 
下痢お起こす主な原因は、食べたものか、おなかのかぜです。(感染性胃腸炎)
下痢は治す薬はなく、本人が回復してくれるのを待つことになります。
原因は1週間もすれば解決していることがほとんどですが、赤ちゃんは回復に時間がかかります。
下痢が始まると腸の粘膜がダメージを受け、母乳やミルクを消化する消化酵素が出にくくなります。
赤ちゃんはこの状態が回復するのに時間がかかり、2~3週間下痢が続くこともしばしばです。
機嫌がよく、飲んだり食べたりがいつも通りであれば、心配ありません。
乳糖不耐症用の治療乳(ラクトレス、ノンラクトなど)をしばらく飲ませることもあります。
心配な場合は、かかりつけ医にご相談ください。

Q59 たまにですが便に赤いポツポツが出ることがあります。
連続して出るわけではないですが、少し心配になります。
(ネットの情報を見ると、続く場合は病院へという記載でした)(平成30年6月13日)

A59 次のようにお答えしました
 
血便の主な原因は
①お腹の病気で出血している場合
②肛門付近の粘膜にダメージがあって出血する場合
①の場合、強い腹痛、不機嫌、嘔吐、水分や食事がとれないなどの症状を伴い、緊急の受診が必要です。
②は、下痢便や硬い便の影響で肛門付近の粘膜が切れてしまう場合です。
この場合、機嫌や食欲は良いので、緊急性はありません。
出血量が多い、繰り返す、心配な場合はご相談ください。

Q57 5か月を過ぎてから(授乳中の遊びが増えて)便が出なくなりました。(3~4日に1回)
母乳が足りないかなと思い、ミルクを200cc足したりしていますが、便が出ない状態は変わりません。出たときは量は多いです。
本人が気にしてなければ問題ないでしょうか?(平成30年2月14日)

A57 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんの便の回数は個人差があります。
一般に母乳の子はゆるくて回数が多く、1日に何度も便が出ます。
ミルクの子は便は硬めで、2~3日に1回という子もいます。
自力で排便できる場合は、あまり気にしません。
柔らかい便で、3日4日すると自力で排便できるケースは便秘扱いしません。
7日くらいまではためる事ができるようです。
離乳食が増え、ミルクや母乳の接種量が少なくなると、しばしば便が固くなることがあります。
便が硬すぎて出にくくなる場合や、便がたまって不機嫌になったり、食欲が落ちる場合は、治療の対象となります。
便が堅くて自力で出しにくい場合、肛門が切れて出血するような場合は、積極的に対応します。
基本は大人と同じで、十分な水分、野菜、果物を取る習慣は基本です。
野菜、根菜をくたくたに煮てすりつぶしたスープや、果汁の濃いタイプの飲み物を、習慣的に取るのがお勧めです。
それでも便の硬い子はいますので、かかりつけに相談します。
便を柔らかくする薬や、下剤、浣腸など、程度に応じて指導があります。

Q56 離乳食を始めてから便秘がちです。
2日ほど出なければ綿棒で便意をうながして出していますが、もう少し自力で出せるまで待った方がいいのでしょうか?
何日ぐらいなら、そのままにしておいてもいいですか。(平成29年10月18日)

A56 次のようにお答えしました
 
離乳食が始まると、母乳やミルクに比べ便は固めになり、水分の摂取量も減るため、便秘が目立つお子さんが出てきます。
腹筋が未発達で、排便能力が低いため、ためすぎて肛門付近の便が固めになっただけでも、出にくくなります。
3日くらい出なければ、綿棒浣腸で排便をうながします。
7日くらいまで貯めることはできますが、不機嫌や食欲が落ちた場合は、排便を急ぎます。
日常では、水分の摂取を意識し、果物、果汁、野菜などの摂取を心がけることは基本です。
1才過ぎでは、牛乳をとりすぎると便が固くなることがありますので、ご注意ください。

Q55 うんちが大人のうんちのように固いです。
今、9ヵ月で3食離乳食なので固いのはふつうですか。
(母乳も1日3回ほど飲みます)(平成29年6月14日)

A55 次のようにお答えしました
 
離乳食の割合が増えると、母乳やミルクに比べて、水分の摂取量が少なくなり、便は固くなります。
大人の食事に近づくと、ウンチも大人並みになります。
排便能力がまだ低いので、少し硬くなっても便秘になります。
意識的に水分の摂取、果物、野菜をとる習慣を。(ポタージュスープもおすすめ)
牛乳は1才過ぎから与えるようになりますが、取りすぎると便が固くなる場合がありますので、ご注意ください。

Q54 離乳食を始めて1ヶ月程度です。
食べる量は増えないのですが、便、おならがくさくなってきました。
ビオフェルミンのような薬は、いつごろからどうやって与えていいですか。(平成29年6月14日)

A54 次のようにお答えしました
 
便の色や臭い、性状は、食べるものでだいぶ変わります。
母乳のみなら、黄色で水っぽく回数が多くなります。(個人差アリ)
ミルクが主であれば、色は緑っぽくなって、より固めでベットリし、回数も少なくなります。(個人差アリ)
離乳食を食べるようになると、色も匂いもだんだん大人の便に近くなって行きます。
便の臭いだけでは、治療の対象になりません。
整腸剤はお好みです。

Q53 嘔吐、下痢がある時、離乳食は段階を下げたり消化のよいものにした方がよいですか。(平成29年2月15日)

A53 次のようにお答えしました
 
そうですね。
おかゆは下痢のお腹にはミルクや母乳より消化が良いとされています。
果物や乳製品は下痢しやすくなりますのでご注意ください。

Q52 うんちをする時、泣きながらするのは水分が足りていないからなのか?(平成29年2月15日)

A52 次のようにお答えしました
 
水分が不足すると便が固めとなり、思うように排便できないと不機嫌になることはありそうです。
排便後に機嫌が戻るなら、取りあえずは大問題にはなりません。

Q51 離乳食を始めてから便秘になった。2~3日出ない事がよくあります。(平成29年2月15日)

A51 次のようにお答えしました
 
離乳食が増え、ミルクや母乳の接種量が少なくなると、しばしば便が固くなることがあります。
水分の摂取を意識し、果物や野菜を取るなど、普段の食生活も注意してみて下さい。
1週間くらいためても大丈夫ですが、便が固くなると、出すのに手こずるようになります。