乳児相談Q&A(ジャンル別編成版)

9.発達・発育・生活習慣 2

Q50 7か月になったばかりでつかまり立ちを始めました。
早すぎないか心配です。
大丈夫でしょうか。
(平成23年12月7日)

A50 次のようにお答えしました
 
つかまり立ちは、8ヶ月から10ヶ月くらいが平均的です。
おすわりやハイハイを経て、筋肉や運動能力が発達してから、つかまり立ちに進むのが自然です。
従って、早すぎるのは、無理をしている場合があります。
本人が自ら立つのは放っておいてかまいませんが、みんなで喜んで調子に乗らせない方が良いかと思われます。
また、同じ理由で、歩行器もお勧めしません。
赤ちゃんは必ずしも早いのが偉いわけではありません。
多少遅くとも、みんなの後を追うように発達して行けば、心配ありません。

Q49 赤ちゃんがかぜをひくと親もうつります。
よい予防法はないですか。
(平成23年12月7日)

A49 次のようにお答えしました
 
お部屋など、閉ざされた空間に長時間一緒にいることで、感染のリスクが上がります。
家族内では、避けて通ることが難しいのが現実です。
 
予防策の基本は、十分な加湿、食事前などのこまめな手洗い、十分な休養で体力の低下を避ける。
気道粘膜の乾燥は、バリアとしての働きが低下し、ばい菌やウイルスの侵入を容易にします。
加湿やマスクは粘膜の働きを維持します。
触った手が感染ルートになります。
オムツがえの直後や食事の前の手洗いは基本です。
体力の低下=免疫力の低下につながります。
不規則な生活、不摂生を避け、休養を十分にとることは、カゼをひかないための基本です。
気持ちがたるんでいなくても、無理はカゼのもと。

Q48 この月齢からプールに入れるのは、感染症等にかかりやすくなるか。
(この月齢の子供をプールに入れると、感染症等にかかりやすいか?)(平成23年9月7日)

A48 次のようにお答えしました
 
元気が良いからと、お腹のカゼが治っていない、下痢の赤ちゃんを連れてくる家族はいくらでもいそうな時代です。
赤ちゃんにプールの水を飲むなと言っても、飲まないでいることは難しいと思われます。
プールは消毒液で感染症を防いでいるはずですが、効果が確実な場合だけ安全ということになります。
ノロウイルスなどは院内感染さえも防ぐのが難しいものですので、十分覚悟の上でということになります。

Q47 普段の時の熱が低いことがある(36.0~36.3℃くらい)
心配なものでしょうか?(平成23年9月7日)

A47 次のようにお答えしました
 
★お答えするのを忘れてしまったかもしれません。大変失礼いたしました。
 
1歳くらいの赤ちゃんの平熱は37℃前後です。
まず、赤ちゃんにさわって冷たくないかを確認する必要があります。
次に、きちんと体温が測れているか、検温の仕方が正しいかを確認する必要があります。
脇の下が汗ばんだ状態では体温計は上がりません。まず、汗を拭きましょう。
また、はさむ位置が正しくなければ、体温計は上がりません。
できるだけ深部体温に近いものを測ります。
脇の下のくぼみの中央部分に体温計をさすように当て、しっかり脇をしめて測ります。
腕と体の間にはさむだけでは、きちんと測れません。
それでも変わらない場合は、さわっても冷たくない、手足も冷たくない、元気が良いなら、心配ありません。

Q46 うつぶせで寝るのがくせになっているが、長時間のうつぶせの時はあおむけに戻したほうがいいか。(平成23年9月7日)

A46 次のようにお答えしました
 
仰向けにしても、また、勝手にうつぶせになっているのではないでしょうか。
うつぶせ寝と突然死のことが気になるかと思います。
自分で首が自由に動かせるような月齢になってくると、顔が埋もれて窒息する危険は少なくなるでしょう。
一番のポイントは、必ず誰かがそばにいることです。
日本では昔から母親が添い寝をして、赤ちゃんをそばにおいて眠る習慣がありました。
お母さんは寝ていても赤ちゃんの異常に気付くため、突然死が少なかったという考え方があります。
現代は欧米化が進み、赤ちゃんが誰もいない部屋で寝ていることが多いため、発見が遅れるようです。
手間をおしまないこと、放っておかないことが、事故の危険の減らせるよい例だと思います。

Q45 夜間頻回に起きても成長に問題はありませんか?(平成23年4月13日)

A45 次のようにお答えしました
 
夜鳴きの部類ではないかと思われます。
生後半年から1歳にかけては、多かれ少なかれ夜鳴きの目立つ時期になります。
成長過程のものですし、一時的なものです。
しばらくは様子を見ても、問題ないかと思われます。

Q44 6ヵ月後半からつかまり立ちをしようとします。
まだ早すぎると思うのですが、やめさせた方が良いのでしょうか?(平成23年4月13日)

A44 次のようにお答えしました
 
つかまり立ちは、8ヶ月から10ヶ月くらいが平均的です。
おすわりやハイハイを経て、筋肉や運動能力が発達してから、つかまり立ちに進むのが自然です。
従って、早すぎるのは、無理をしている場合があります。
本人が自ら立つのは放っておいてかまいませんが、みんなで喜んで調子に乗らせない方が良いかと思われます。
また、同じ理由で、歩行器もお勧めしません。
赤ちゃんは必ずしも早いのが偉いわけではありません。
多少遅くとも、みんなの後を追うように発達して行けば、心配ありません。

Q43 頭部は熱いけれど計ると熱はないのは心配ないですか?(平成23年4月13日)

A43 次のようにお答えしました
 
後頭部から首にかけては、比較的熱が高めの部位です。
また、頭は毛皮をかぶっているようなものですから、新陳代謝が活発な乳児では、熱がこもりやすい部位です。
いつもと変わりなく元気で、体温が平熱の範囲であれば、心配いりません。

Q42 最近夜泣きがひどくて少し辛いです。
1~2時間何をしてもぐずぐずしている・・・
対策があれば教えてください。(平成23年3月9日)

A42 次のようにお答えしました
 
多かれ少なかれ、どのお子さんにもあることです。
かんの虫が強いせいか夜泣きの強い子と、それほど強くない子がいることは確かです。
夜泣きは生後6ヶ月から1才までがピークとなります。
寝かしてもらえないお母さんには、とても大変な時期となりますが、一生続くわけではありませんので。
 
お昼のうちにお散歩したり、お昼寝を少なめにしたり、あまり興奮させたりせず、穏やかに過ごすなど。
育児書などには、昔からいくつかの方法があるかと思われます。
保健センターの保健士さんに相談するのも良いでしょう。
何が何でも、みんな夜に寝ないといけない、わけではありません。
昼でも赤ちゃんが落ち着いている時に睡眠をかせいだり、お父さんが時間がある時に代わってもらったり。
育児は100点満点を取ろうとすると、無理が出てきます。
60点くらい取れれば良しと、力を抜いてみてはいかがでしょう。
少し柔軟に考えて、家事を少しサボったり、生活を見直すのも良いのではないでしょうか。

Q41 7ヶ月健診はうけたほうがいいですか。

A41 次のようにお答えしました
 
母子手帳を見ると、7ヶ月、1才健診のページがあります。
母子手帳には、乳幼児の発育発達を見るうえでポイントとなる月齢や年令が示されています。
和光市の乳児健診は、4ヶ月、10ヶ月、1才半、2才、3才に行なわれます。
それぞれの市で、予算や人手も考慮して、行なう月齢や回数を決めているからです。
 
7ヶ月健診をうけるのは、丁寧なことだと思いますが、自費になります。
体重が2500gより小さく生まれたお子さん、双子のお子さん、生まれたときに重い病気にかかったお子さんなど。
生まれたときに問題があったお子さんは、健診をこまめに受け、発達発育を丁寧に見ることがおすすめです。

Q40 男の子の性器のケアはどの程度必要ですか?

A40 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんはおチンチンの皮がかぶったままが普通です。
この時期、この状態では、必ずしも包茎とは呼ばないそうです。
日本人の多くは一般にむけるのが遅めで、高校生や大学生でむけることが多いようです。
皮をおチンチンの根元のほうへ引っぱって、おチンチンの頭が見える子はやがてむけます。
 
出る部分まででよいですから、入浴時にシャワーなどで洗って、清潔にしてあげてください。
頭が出てこない場合でも、入浴時など広げる努力を続けていると、時間はかかりますがやがてむけてくることも多いようです。
皮とおチンチンは、赤ちゃんの時期には癒着しています。
無理にむくと、とても痛いので、注意してください。
おチンチンの頭にステロイド軟こうを塗って皮を引っぱり、数週間でむいてゆく方法もありますが、まだ十分普及していないようです。

Q39 いつ頃まで哺乳ビンや赤ちゃん用の食器を消毒すれば良いのか。

A39 次のようにお答えしました
 
半年を過ぎると、細菌に対する抵抗力も強くなり、普通に食器用洗剤でも問題なくなってきます。
ただ、ニップルの先の部分は、内側が十分に洗えないと、細菌が残りやすい部分なので注意します。
消毒すれば確実ですが・・・。

Q38 今、ミルク、母乳以外のみません。
むぎちゃやさゆをのまないのですが、熱が出た時に母乳が出なくなったらミルクを水分補給でのませても大丈夫ですか?

A38 次のようにお答えしました
 
嘔吐下痢症や発熱時の水分補給として、赤ちゃん向けのイオン水(OS-1、アクアライトORS)は吸収が良くお勧めです。
しかし、嫌いなお子さんも少なからずいるようです。
この場合は柔軟に考え、飲めるものを飲んで脱水を起こさないようにすればいいのです。

Q37 年末年始に山奥のいなかへ始めて旅行をします。
近くに病院もなく心配しています。
念のため持っていった方がよいものはありますか?

A37 次のようにお答えしました
 
解熱剤くらいかと思われます。
病気になった場合に、自分たちの都合で問題を解決しようとすることの方が、危険な場合ががあります。
やはり、どこにかかるか決めておく方がおすすめです。
往々にして、病気は親の都合どうりになってくれません。

Q36 7ヶ月でお座りできないが、練習等させた方がいいですか?

A36 次のようにお答えしました
 
普通のお子さんの場合は、発達に個人差こそあれ、練習しなくても勝手にできるようになります。
お座り以外の発達に問題のない場合は、待っていると間もなくできるようになることが多いと思われます。
発達の遅れが心配の場合には、近くの小児科で発達を評価してもらうと良いでしょう。
少し待つことになりますが、市の10ヶ月健診でも評価できます。

Q35 ミルク以外飲まないが何か飲ませたほうがいいですか?

A35 次のようにお答えしました
 
病気のとき、脱水をおこしかけているときなど、赤ちゃん用のイオン飲料が飲めると便利です。
また、入浴後、白湯や麦茶で水分を補うことができればそのほうが良いかもしれません。
ただ、元気なときには、ミルクを飲んでいれば十分で、問題が起こることはまずないと思われます。

Q34 赤ちゃん用イオン飲料は50mlのお湯でうすめると書いてありますが、50mlだと味が濃いのか飲んでくれません。
うすめにすると飲んでくれます。うすく作ると、電解質のバランスがくずれてしまうのですか?

A34 次のようにお答えしました
 
赤ちゃん用のイオン飲料は、病気のときに適切な飲み物であって、毎日飲まなければならないものではありません。
日常では、摂取しすぎたりしなければ、うすくてもあまり問題ありません。
 
アクアライトORSはリンゴ風味のうす味、OS-1は結構しょっぱく感じます。
イオン飲料は、体の調子が良い時と悪い時で、味が変わります。
心配な場合には、もう一度説明を読む、販売会社に問い合わせてみるなどは、基本です。

Q33 ミルクの他は、果汁など甘いものしか飲んでくれないのですが、大丈夫でしょうか??(甘いものは飲まないと間違えてお答えしたかもしれません。ごめんなさい。)

A33 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんは(人間は?)とてもわがままにできていて、我慢することはありません。
一度おいしいものを飲ませてしまうと、後戻りはなかなかできなくなります。
初めからあまり濃いものは、避けておくほうが賢明です。
果汁の濃いもの、甘いものは、下痢のもとになることがあります。

Q32 いつもうつぶせで寝てしまいますが、問題ありませんか?
気付いたら、あおむけに戻した方がいいでしょうか。

A32 次のようにお答えしました
 
うつぶせ寝による突然死を心配しているのだと思います。
突然死は1歳くらいまで注意が必要ですが、特に生後4ヶ月くらいまでが要注意の時期です。
呼吸機能の調節が未熟な時期であり、自力で首を動かすことがまだむずかしい時期だからです。
7ヶ月くらいのお子さんですと、頻度は低くなると思いますが、警戒は必要です。
うつぶせが好きな子はおり、やめさせようとしても難しいのが現実です。
ふかふかで顔が埋もれるような寝具は避けます。
一番重要と考えられているのは、うつぶせ寝をする子を1人きりにしないことです。
目が届くところに寝かし、異変に気が付きやすくしておきます。
現代では、赤ちゃんは専用のベットで、人のいない部屋で寝ていることも少なくないと思われます。
昔、日本では突然死はそれほど多くありませんでした。
夜間も含め、赤ちゃんはいつもお母さんのそばにいたことが理由ではないかという説もあります。

Q31 血行が悪いのか、たまに手足がドス黒いむらさき色になる時がありますが、厚着や部屋の温度を上げれば良いのでしょうか?

A31 次のようにお答えしました
 
寒いお部屋では、手足が冷えて血行が悪くなり、色が悪くなることは十分にあることです。
また、個人差はあり、病気でなくとも手足の循環が悪そうな赤ちゃんは時々見かけます。
普段と変わりなく元気で、機嫌がよく、食欲も良いのなら心配ありません。
しかしながら、赤ちゃんは環境の温度に強く影響を受けるので、冷えすぎないよう注意してあげてください。
唇の周りが青黒くなる場合は、心臓疾患などが疑われます。

Q30 朝起床の時間が定まらないのですが、決まった時間に起こした方がいいのですか?
水痘の予防接種のメリット、デメリットを教えてください。
(特に受けなくてもよいものなのでしょうか?)

A30 次のようにお答えしました
 
人間は規則正しい生活をするほうがよいことは、長い人間の歴史の中で経験的に知られています。
近年では、研究が進み、その裏づけがだんだん得られてきています。
幼い頃の適切な睡眠は、ホルモンの良い働きに関係し、良好な精神の発達と身体の発育に影響し、様々なトラブルを防いでいるようです。
大人の夜型の生活に合わせるのが普通となっている今日ですが、必ずしっぺ返しが来ます。
 
水痘の予防接種のメリット・デメリット
ワクチン接種をすると、10人中8人の割合でかからずにすみます。
2人の割合でかかりますが、軽症ですみます。
集団生活をしていると、ほぼ確実にうつる病気です。
保育園にあずけ、お母さんが仕事を休みづらいご家庭ではお勧めです。
また、アトピーのお子さんは掻いて重症化することがあり、接種がお勧めです。
自費のワクチンで、もとが高価なワクチンですので、医療機関に問い合わせ、家族で相談して決めてください。
覚悟して、うつってしまう事を選択するご家庭もまだいるようです。

Q29 湿疹がひどく、強めの薬(ステロイド、プロトピック)が処方されました。
今は良くなったのですが、薬を塗ったことによる影響が心配です。
現在副作用が出なければ大丈夫ですか?
6-7ヶ月健診を受けるか悩んでいます。
受けた方が良いですか?

A29 次のようにお答えしました
 
吐湿疹の薬
湿疹は症状の程度に合わせた薬を使います。
ステロイドが必要な場合はしばしばあります。
医師の指示に従って使えばそうそう副作用で問題になることはありません。
ステロイドは1週間程度続けても、その後休みが入れば繰り返して使用することができます。
自分勝手な判断で、長期間にわたって使用したり、全身に塗って大量に使ったりしなければ、そうそう問題は起こしません。
 
6-7ヶ月健診
出生時に問題があった。生まれたときの状態が悪かった。2500g未満で生まれた。
乳児健診で問題を指摘された。発育(体重や身長の増加)や発達の問題を指摘された、または、心配である。
このような場合に乳児健診を多くすることはおすすめです。
母子手帳に1、4、7、10ヶ月、1歳の記録のページがあるのは、その時期が発達や発育をチェックする上で大切な時期だからです。
検診を多く受けることは丁寧なことですが、ご家族の考え方はいろいろだと思います。

Q28 大人より1枚薄着でよいといいますが、具体的にどんなものを何枚着せればよいでしょうか?

A28 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんは新陳代謝が活発なため、夏場は薄着でかまいません。
一方、変温動物に近いところもあり、環境温度に強く影響を受けますから、冬場は寒いところにいると、低体温になります。
冷えるところでは、大人より1枚厚着のほうが良いでしょう。
また、各家庭で部屋の温度がだいぶ異なりますので、一概に結論を出せません。
一般には体が汗ばんでいれば着せすぎ、手足が冷たい場合は体も冷えやすいので注意します。
育児書なども参考にして下さい。

Q27 おしゃぶりを愛用していますが、歯並びへの影響があると聞きました。実際はどうなのでしょうか?

A27 次のようにお答えしました
 
おしゃぶりが極端で、長年にわたると、歯並びへ影響するといわれています。
おしゃぶりする子は大勢いますが、みんな歯並びが悪くなるわけではありません。
やはり程度問題でしょう。
おしゃぶりや指しゃぶりは、年令と共に他のものへと興味の対象が移り、やがて卒業してゆきます。
精神の安定に必要なこともあるので、無理やりやめさせるのは難しいところです。
市の1歳半健診で、歯科検診もありますので、その時に相談してみてください。

Q26 冬でも家の中でははだしで大丈夫と言われたのですが、くつ下をはかせなくて良いのでしょうか?

A26 次のようにお答えしました
 
赤ちゃんは変温動物に近く、環境の温度に影響を受けやすいので、極端なことはしないで下さい。
埼玉でも秩父地方などでは、真冬に低体温を起こし、救急病院に運ばれる赤ちゃんが現代でもいます。
皮膚を刺激すると自律神経が発達し、環境に適応能力が強い体を作ります。
各家庭で部屋の温度は異なりますので、大丈夫かどうか、はっきり答えられませんが、室温に気を使えば、はだしは悪くないと思います。