乳児相談Q&A(ジャンル別編成版)

3.受診の目安・病気のときの対応(発熱・ひきつけ・咳・鼻・嘔吐下痢)6

Q133 じんましんが出た時、すぐ受診すべきなのか悩みます。
少し発疹がある程度だったり、すぐ消えてしまった場合は医師に相談やみてもらうべきなのか。(令和元年6月5日)

A133 次のようにお答えしました
 
重症と軽症があります。緊急、危険なパターンは・・・
①食事などで原因となるものが体の中に入って、数分~数十分の短時間に、症状がどんどん進む場合
②じんましんなら、膨疹(ぼこぼこ腫れる)が体中にどんどん広がる場合。
③嘔吐や下痢を繰り返す。
④急に咳が強まり、ゼーゼーして呼吸が苦しそうな場合。
⑤血圧が下がり、ぐったり、ショック状態の場合。
特に、④⑤は緊急で(アナフィラキシー)、救急車を呼ぶ必要があります。
程度の軽いものは至急ではありませんが、画像に残しておいて、医師に見せて下さい。

Q132 ミルクを大量に吐いた時の対応方法を知りたいです。(令和元年6月5日)

A132 次のようにお答えしました
 
吐いた後、ケロッとしている場合は緊急性はありません。
少し時間をおいて少量の白湯を与え、また吐くか確認します。
繰り返し吐く場合は、禁食として、受診を考えます。
水分が少し取れれば、ゆっくり、徐々に増やして様子を見ます。
あお向けの状態で多量に吐くと気道をふさぐことがあるので、注意してください。

Q131 鼻水だけ、セキだけで受診するか迷います。(令和元年6月5日)

A131 次のようにお答えしました
 
透明な鼻水だけなら、かんで様子をみても良いでしょう。
色のついたどろどろの鼻水がたくさん出て長びく場合は、ばい菌が繁殖しているので受診がおすすめです。
咳が長びく場合は、程度の差はあっても、原因を確認しておくことが大切で、受診がおすすめです。
大人でも2週間以上続く咳は、受診がすすめられていますので。

Q130 胃腸炎の発症頻度、予防方法、対処法(令和元年6月5日)

A130 次のようにお答えしました
 
埼玉病院の夜間休日小児救急を支援しているデータから、発熱患者:咳:嘔吐下痢=2:1:1くらいです。
胃腸炎は流行の波が大きく、各シーズン1回くらいやってきます。
毎年、年末にはノロウイルス、春先にはロタウイルスが流行します。
予防はこまめな手洗い、汚染したものは塩素系洗剤を使用。
しかしながら、予防は難しく、しばしば蔓延してしまいます。
嘔吐下痢による急性期の脱水に注意し、経口補液などの水分をうまく取ってしのぎます。

Q129 熱がある時の離乳食はどのようにすればいいか?(平成31年2月13日)

A129 次のようにお答えしました
 
病気にかかると食欲が落ちるのが普通です。
せっかく作った離乳食も食べてくれないことがしばしばです。
でも、赤ちゃんは非常時に備え栄養を蓄えているので、3日くらい食べなくても大きな問題は起こりません。
大切なのは水分です。水気の多い口当たりの良いものでも構いません。
水分が取れないと赤ちゃんは1日で脱水を起こし、点滴が必要になります。
状態が悪ければ悪いほど、経口補液がおすすめです。(アクアライトORS、OS-1)
塩分と糖分のバランスが適切で、吸収がよく、点滴と同じです。

Q128 自分がかぜやインフルエンザにかかてしまった時の接し方が知りたいです。(授乳を含めて)(平成31年2月13日)

A128 次のようにお答えしました
 
お母さんや家族のカゼ(インフルエンザを含め)は、赤ちゃんにはとてもうつりやすいものです。
咳や鼻などでうつるため、家族はマスクをして、うつさないよう予防をします。
赤ちゃんに触れる直前に手洗いをすることも重要です。
部屋を加湿することでウイルスが蔓延しないようにします。
母乳からうつることはあまりないと思われます。
しかしながら、赤ちゃんの世話を一日中するのがお母さんですので、予防はかなり難しいと思います。
お母さんが重い感染症にかかったら、うつさないためには、人に預けるくらいかと思います。

Q127 きげんは良くて下痢していて熱が37.5℃くらいでしたら、通院した方が良いですか?(平成30年10月17日)

A127 次のようにお答えしました
 
機嫌が良く、食欲もある場合は、受診は急ぎません。
症状が長びく場合はご相談ください。
特に、赤ちゃんの下痢は長びくことが多く、しばしば対応を相談しておく必要が出てきます。

Q126 平熱が36.6℃ぐらいで、咳、鼻がつまっているような感じ、たんがからむ等の症状の場合、病院へ行くべきかどうか。
熱は出ても37.2℃ぐらい、特に機嫌が悪いわけでもなく、ミルクもいつも通り飲む。
結局この時は病院に行かなかったが2週間ほど続いていた。
また鼻がつまって苦しいのか、また咳きこむせいなのか眠りがいつもより浅かった。
お話の中で咳等細菌性の場合は受診し抗生剤をということだった。
病院に行くべきという理解でよいかどうか。(平成30年10月17日)

A126 次のようにお答えしました
 
結果的には大丈夫だったようですね。
発熱が明らかでなくても、他の症状が長びく、治りにくい、お子さんが不快な場合は治療対象になります。
色のついた鼻が長びく、朝だけの咳が続くなどの場合も、診断や治療は必要なことがあります。
細菌性かどうか、抗生剤を使うかは医師の判断が大切になりますので、ご相談ください。