子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その14 平成21年4月15日編

Q1 誤飲について
6~7ヶ月頃 オモチャ 直径1センチ位のマジックテープをのんでしまった。
便で出たが、病院に行かなかった。それで良かったか。
(平成21年3月4日分、掲載モレです。ゴメンナサイ)

A1
 
消化吸収されないものは、誤飲しても胃に落ちてしまえば、ウンチに出るのを待つだけです。(1日から3日)
消化管で吸収されるものは危険です。
判断の手段は、病院への問い合わせ、#8000、筑波中毒情報センター(0990-52-9899)への問い合わせ。
吸い込んで気管に入ってしまうのも危険で、咳込みや呼吸困難を起こした場合、早急な対応が必要です。
 
今回に限っていえば、大丈夫ということになりますが・・・
赤ちゃんは手に持てば何でも口に入れますので、持たせたら負けです。
十分ご注意ください。

Q2  7ヶ月になってしまったけれど、髄膜炎を予防するヒブ?は接種するべきでしょうか?
髄膜炎の予防接種は受けた方がいいのですか?

A2
 
ヒブワクチンは髄膜炎を起こすインフルエンザ菌b型(Hib)の予防ワクチンで、日本では昨年末に販売開始されました。
Hibによる細菌性髄膜炎の患者数は、日本では年間約500人程度とされています。
数%が死亡し、約20%に発達障害、聴力障害、てんかんなどの重い後遺症を残します。
 
標準的な接種方法は
生後2ヶ月から7ヶ月までに、初回免疫として3回(4週から8週間隔で)、約1年後に1回追加接種します。
接種が遅れた場合は
7ヶ月以上1歳未満なら初回免疫2回、追加接種1回で、1歳から5歳未満の場合は1回接種でよいとされています。
Hibによる髄膜炎にかかりやすい年令は生後3ヶ月から1歳なので、早期の接種が重要です。
三種混合との同時接種は可能とされ、欧米では一般的ですが、健康被害が発生した場合、原因の特定が困難になります。
副作用に過敏な日本では、同時接種がすぐに受け入れられるかわかりません。
他のワクチンと同様に接種後のアレルギー反応を注意するのは基本です。
副反応のほとんどは接種部位の発赤、腫脹、硬結などの軽いものにとどまります。
頻度が高いわけではありませんが、かかると重症な病気です。
接種したほうが良いに決まっていますが、現実にはまだ大きな問題があます。
現在のところワクチンの供給量が極端に少ないことと、ワクチンの値段が高いのに自費だということです。
現在、診療所で月に3本、病院でも月に10本しか供給されません。(平成21年3月現在)
1回ですむワクチンではありませんので、確実に打つ約束をする必要があります。
また、3回から4回接種する必要があるため、全部で3万円くらいかかるようです。
他のワクチンのように、自治体がやってくれると助かりますが、すぐに実現するかはわかりません。
現在対応の仕方は各医療機関でバラバラですので、希望の方は問い合わせてみてください。
予約を取っているところでは、数ヶ月待ちの状況だそうです。

Q3 眠っている時によく、大人のようないびきをかきます。
これはふつうでしょうか?

A3
 
赤ちゃんの鼻の奥は通り道が狭く、扁桃腺のようなアデノイドという組織が発達しています。
また、粘膜が敏感で、かぜなどで腫れたり、分泌物=鼻水が出やすいとされいます。
そのため、鼻の音が出やすいようですが、かぜなどで一時的であれば心配ありません。
首の位置を変えたり、枕を調節してみてください。
呼吸を何度も止める、呼吸を止める時間が長い場合は、大人の睡眠時無呼吸症候群と同様に考えます。
長期にわたると、心臓への負担が強くなります。
鼻の奥を観察してもらい、診断をつけるのは、耳鼻科さんが専門です。

Q4 いつもうつぶせで寝てしまいますが、問題ありませんか?
気付いたら、あおむけに戻した方がいいでしょうか。

A4
 
うつぶせ寝による突然死を心配しているのだと思います。
突然死は1歳くらいまで注意が必要ですが、特に生後4ヶ月くらいまでが要注意の時期です。
呼吸機能の調節が未熟な時期であり、自力で首を動かすことがまだむずかしい時期だからです。
7ヶ月くらいのお子さんですと、頻度は低くなると思いますが、警戒は必要です。
うつぶせが好きな子はおり、やめさせようとしても難しいのが現実です。
ふかふかで顔が埋もれるような寝具は避けます。
一番重要と考えられているのは、うつぶせ寝をする子を1人きりにしないことです。
目が届くところに寝かし、異変に気が付きやすくしておきます。
現代では、赤ちゃんは専用のベットで、人のいない部屋で寝ていることも少なくないと思われます。
昔、日本では突然死はそれほど多くありませんでした。
夜間も含め、赤ちゃんはいつもお母さんのそばにいたことが理由ではないかという説もあります。

Q5 寝ている時に、せきをします。
割とひんぱんで心配はないんでしょうか?

A5
 
自分のよだれでむせたり、乾燥が原因のこともあります。
喘息の軽いタイプで夜間のみ咳が出る場合があります。
長びいて深い咳をする場合は、かぜや気管支炎なども考えます。
大人から、百日咳や結核をうつされている場合もあります。
程度が強い場合、繰り返す場合、長びく場合、悪化している場合は、診断が大切で、かかりつけ医に相談します。

Q6 湿疹で皮フ科にかかり、ステロイド剤を数種処方されました。
6~7日間でやめたのですが、たまに湿疹が出ることがあります。
混合剤で強くはないのですが、使ったりやめたりしても良いのでしょうか。

A6
 
ステロイドは使い方を間違えなければとてもよい薬です。
副作用を起こすのは、医師の指示どうりに使っていない場合が多いようです。
だらだら続ける、全身に多量に塗る場合は要注意。
ステロイドは弱いもの、中程度のもの、強いものがあります。
湿疹の治療のポイントは、効かない薬をぬり続けても無駄で、必要な強さの薬を適切な期間使うこと。
1週間程度であれば、どの強さでもそれほど問題になりません。
必要なだけ塗った後に、お休みの期間をしっかりもうけ、肌を休ませることが必要です。
休薬期間が適切にあくようであれば、繰り返し使うことも心配ありません。
休薬期間が短い場合は、ステロイドの強さを変えたり、アレルギーの予防薬を飲んだりします。
うまくいかない、自信がない場合は、再診して指導を受けます。

Q7  よく、手をプルプルふるわせるのが心配です。
手だけケイレンしてるみたいにみえます。

A7
 
目が合い、意識がしっかりしていれば、けいれんの可能性は低いと思います。
デジカメ等で録画してかかりつけ医に見てもらうと良いのでは。

Q8 食品のアレルギーは、どのような症状かよくわかりません。

A8
 
まず、じんましんをおこすタイプ、アナフィラキシータイプがあります。
食べてすぐに口の周りが赤くなる口腔アレルギー。
食べて30分くらいに出てくるじんましん。
ゼーゼーヒューヒュー、喘息のように呼吸状態が悪くなり、ぐったりするアナフィラキシータイプ。
嘔吐、下痢、血便、お腹にくるタイプ。
程度が弱ければ、数時間で消えてしまいます。
程度が強い場合は、早急に病院を受診します。
 
アトピー性皮膚炎タイプ
卵など体に合わないものを取り続けると出てくるかゆみの強い湿疹。
かゆみの程度が強い、広範囲である、繰り返す、長びくなどの場合は、病院を受診します。
検査にこだわる方が多いようですが、食べたものを記録するなどして、十分観察することも重要です。
原因の検索は、かかりつけ医に良く相談してみてください。

Q9 風邪、熱、下痢、せき、くしゃみ、鼻水で病院へ行く程ではない時、何をしてあげれば良いかわかりません。

A9
 
症状が軽い場合のおうちでの過ごし方について。
 
かぜの多くはウイルス性のため、本人の抵抗力で治せるものも多くあります。
2~3日で症状のピークをむかえ、1週間くらいの経過で治って行きます。
体力の消耗が敵になりますから、あちこち連れまわして疲れさせないようにします。
体が冷えると抵抗力が落ちますから、寒いところに長時間いないようにします。
鼻やのどの粘膜は、乾燥すると防御能力が落ちるので、冬場の加湿も重要です。
微熱が長びく、下痢が長びく、夜や明け方だけ毎日咳をしている、汚い色のついた鼻が長びく。
症状は軽くても、長びく場合には、診断や治療が必要なことがあります。
判断に迷う時には、かかりつけ医に相談してください。

2010/4/15