子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(北子育て世代包括支援センター)

第11回(平成30年6月13日)

Q1 3 受診の目安・病気のときの対応
 
腸重積は血便が出る前に発見できますか?(平成30年6月13日)

A1 
 
腸重積症は盲腸の場所あたりでおこります。
小腸が大腸の中に入り込み、小腸が大腸にしめつけられ、強く痛みます。
小腸の血行が悪くなり、壊死(粘膜組織が死んでしまう)をおこすと、腸に穴が開いて腹膜炎をおこます。
痛みが強く、「ギャー」と泣き叫び、「ぐったり」し、「ギャー」と「ぐったり」を何度も繰り返します。
飲めない、吐く、血便(イチゴジャム状)を認めるようになります。
1日で悪化して行きますので、疑ったら受診の判断をして下さい。
まれな病気ですが、強い痛みとぐったりを繰返したら、救急病院を受診します。

Q2 4 目・鼻・口・耳・体の異常
ミルクを飲んでいる時かならずむせます。
気管が悪いんでしょうか??(平成30年6月13日)

A2
 
哺乳時にむせたり、哺乳後ゼロゼロしたり、お鼻がズコズコしたりする赤ちゃんは少なからず見かけます。
飲む機能が未熟で(嚥下協調障害)、生後3~6か月ころまで続きますが、だんだん上手になって行きます。
顔色が悪くなるほどでなければ(実はおぼれている)、成長待ちです。
むせる要素は、サラサラした飲み物、飲み始め、あわてて飲むなどです。
やがて上手に飲めるようになりますが、よく観察して、目立つ間は丁寧に飲ませてあげて下さい。
6か月過ぎてもむせがある場合は、少し長引い気がしますので、かかりつけ医に相談してみて下さい。

Q3  4 目・鼻・口・耳・体の異常
片目だけ、目尻側だけ、充血することがある。(平成30年6月13日)
Q4  4 目・鼻・口・耳・体の異常
よく目を引っ掻くのですが、結膜炎の可能性はありますか?(平成30年6月13日)
Q5  4 目・鼻・口・耳・体の異常
眠い時に目をこするクセがあり、たまに目が充血しています。
治させた方がいいでしょうか。(平成30年6月13日)

A3 A4 A5
 
目が充血する場合、原因は
目だけの問題として、ばい菌やウイルス、異物が入っておこる結膜炎、アレルギー性の結膜炎など。
全身の病気にともなうものとして、アデノウイルス感染などの感染症や川崎病(まれ)など。
充血が強い、繰り返す、かゆみが強い、目やにがたくさん出てくる場合は、眼科受診します。
熱や色のついた鼻などを伴う場合は、小児科などのかかりつけ医にご相談ください。

Q6 4 目・鼻・口・耳・体の異常
最近耳の中がかゆいのか、よく耳を手でこすってます。
耳掃除をしてもこすっている場合は耳鼻科に行った方がいいでしょうか?(平成30年6月13日)

A6
 
髪の毛が耳にかぶっていて気になるケースが多いようです。
まず、耳の周りをすっきりさせてみて下さい。
耳の穴は通気が悪く、湿疹ができやすい場所です。
綿棒掃除で色がつく場合、臭いにおいがする場合は、外耳道炎をおこしているかもしれません。
耳鼻科に相談して下さい。
中耳炎は、強い痛みで不機嫌、発熱、耳ダレなどを認めた場合に疑います。

Q7 5 皮膚に関する問題
足のうらにホクロがあります。
足が大きくなるにつれてホクロも少しずつ大きくなっている?
のですが受診した方がいいのでしょうか?(平成30年6月13日)

A7
 
悪性のホクロの頻度は高くありませんが、ホクロは皮膚科が専門です。
悪性か否かの見分けはとても難しいからです。
参考までに、悪性のホクロを疑うのは・・・
・だんだん大きくなる
・ホクロの境界が不明瞭であったり、いびつなケース
・出血しやすい
足の裏など、刺激が多いところは心配になりますね。

Q8 5 皮膚に関する問題
湿度が上がって頭や目をひどくかきむしる時があります。
以前もらった軟膏を塗ったり、除湿器をつけたりしてみますが、
何かいい対処があれば教えていただけるとうれしいです。(平成30年6月13日)

A8
 
頭は髪の毛のために熱がこもりやすく、汗びっちょりの赤ちゃんは珍しくありません。
また、首筋から肩、背中にかけては、体温が上がりやすい場所です。
汗が残れば、赤ちゃんは肌がデリケートなので、すぐにあせも湿疹ができてしまいます。
温まると、かゆみはさらに強くなります。
清潔が基本ですが、からぶきでは不十分で、しぼったガーゼやタオルで十分に汗を落とします。
温度や湿度の調節、通気の良い服、汗の吸収が良い服、首がすれない服など注意します。
夏場は髪の毛をすっきりさせておくことも良いでしょう。
頭部の治療にはローションタイプのものもあり、相談してみて下さい。

Q9 8 うんち・おしっこに関する問題
便秘になってしまったら、どの程度様子を見たら良いですか?
1週間ほど貯めることが出来ますが・・・(平成30年6月13日)

A9
 
2~3日で自然に排便がある場合は、あまり問題になりません。
3日目以降は綿棒浣腸、5日~7日で浣腸を考えます。
不機嫌な場合、食欲が落ちる場合は、積極的に治療をしますので、ご相談ください。
離乳食が進み、母乳やミルクの量が少なくなると、便秘がちになるお子さんは少なくないようです。
水分や野菜、果物をとる食生活を意識します。

Q10 8 うんち・おしっこに関する問題
たまにですが便に赤いポツポツが出ることがあります。
連続して出るわけではないですが、少し心配になります。
(ネットの情報を見ると、続く場合は病院へという記載でした)(平成30年6月13日)

A10
 
血便の主な原因は
①お腹の病気で出血している場合
②肛門付近の粘膜にダメージがあって出血する場合
①の場合、強い腹痛、不機嫌、嘔吐、水分や食事がとれないなどの症状を伴い、緊急の受診が必要です。
②は、下痢便や硬い便の影響で肛門付近の粘膜が切れてしまう場合です。
この場合、機嫌や食欲は良いので、緊急性はありません。
出血量が多い、繰り返す、心配な場合はご相談ください。

Q11 8 うんち・おしっこに関する問題
げり(水っぽいうんち)が1週間以上続いています。
食欲も機嫌も良いです。大丈夫でしょうか?(平成30年6月13日)

A11
 
下痢お起こす主な原因は、食べたものか、おなかのかぜです。(感染性胃腸炎)
下痢は治す薬はなく、本人が回復してくれるのを待つことになります。
原因は1週間もすれば解決していることがほとんどですが、赤ちゃんは回復に時間がかかります。
下痢が始まると腸の粘膜がダメージを受け、母乳やミルクを消化する消化酵素が出にくくなります。
赤ちゃんはこの状態が回復するのに時間がかかり、2~3週間下痢が続くこともしばしばです。
機嫌がよく、飲んだり食べたりがいつも通りであれば、心配ありません。
乳糖不耐症用の治療乳(ラクトレス、ノンラクトなど)をしばらく飲ませることもあります。
心配な場合は、かかりつけ医にご相談ください。

Q12 9 発達・発育・生活習慣
股関節脱臼予防で気をつけた方が良い事はありますか。
自分で動くようになり変な姿勢で座っていることが多いので心配です。(平成30年6月13日)

A12
 
ご心配の姿勢は、女の子座りのような感じでしょうか?
股関節脱臼では、おまたがカエルのように、がに股に広がらない状態になります。
4か月健診で指摘されなければ、ほぼ問題ありません。
が、小児科専門医でも診断できないケースがまれにあり、歩行開始後に見つかることがあります。
抱っこなどの時に、左右の膝をくっつけて足を曲げる姿勢が良くないとされています。
一時期はやった、袋のような布に入れるカンガルー抱っこの姿勢を長くすることは避けて下さい。
あお向けでは、股を開き、足が自由に動くような姿勢が良いとされています。

Q13 9 発達・発育・生活習慣
体温は毎日計った方が良いですか?(平成30年6月13日)

A13
 
体温(平熱)は、年令、季節、環境温度で異なります。
また、朝昼夜で異なり、1日の間に、0.5℃くらい変化します。
赤ちゃんの場合,新陳代謝が活発なため、37℃前後の事が多いようです。
毎日はかる必要はないと思いますが、年令ごと、季節ごと、朝昼晩の体温は把握しておいてください。
お子さんの平熱はお母さんが一番知っていることになっていますので、よく観察して下さい。

Q14 9 発達・発育・生活習慣
ミルク以外の水分補給はどの程度必要ですか?(平成30年6月13日)

A14
 
年令、季節、温度、体調、食事の状況によって、必要な水分は色々です。
ミルクや食事がしっかりとれていれば、水分量は足りると思います。
しかし、赤ちゃんは脱水をおこしやすいので、入浴後や暑い環境にいた場合、水分を補うことは大切です。
これだけ取れば大丈夫という数値は、あてにならない時もあります。
のどかわいたかな?汗いっぱいかいたかな?
状況をよく観察し、予防的に少しずつ水分を取らせる習慣が、トラブルを避けると思います。

2018/7/30