子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その28 平成25年10月23日編

Q1 先日、中耳炎にかかり、40℃の発熱がありました。
水ぼうそうや突発性発疹にかかると、ワクチン接種は2~3週間あけるようですが、ポリオワクチンはうてますか?
(平成25年10月23日)

A1
 
水ぼうそうや突発性発疹にかかった場合、免疫システムがうまく機能しないことがあり、ワクチンが効きにくくなると言われています。
一般的には、重い病気のあとは少し間隔をあけてワクチン接種がおすすめです。
中耳炎は高熱が出ても治療に反応して改善が早いため、全身の重い病気とは考えません。
軽症の感染症と考えると、症状が落ち着いて間もなくにワクチン接種することは、かまわないと思われます。

Q2 RSウイルスはカゼと同じですか?
(平成25年10月23日)

A2
 
カゼはウイルス性の感染症の俗称です。
ですから、RSウイルス感染症やインフルエンザウイルス感染症は、カゼの仲間とも言えます。
これらの感染症は、軽症なケースも多いのですが、重症なケースは注意が必要なため、カゼと区別して扱われます。
 
最近マスコミが話題にするため、RSウイルスを心配するお母さんやお父さんが多いようです。
確かに1歳以下の乳児で重症化しますが、軽症例も多く、全員が重症になるわけではありません。
特別な治療薬はなく、自然治癒を待つ病気です。
軽症例は咳の治療をして時間待ちになります。
咳で眠れない、水分が取れない、哺乳ができない場合が重症のケースで、入院が必要になります。
RSウイルス感染症⇒トップページ感染症カレンダーRSウイルスをご覧ください。

Q3 カゼの予防法を教えて下さい。
(平成25年10月23日)

A3
 
赤ちゃんは手洗いやうがいができないので、赤ちゃん向けの考え方で病気を予防します。
 
感染症は、お部屋など、閉ざされた空間に長時間一緒にいることで、感染のリスクが上がります。
インフルエンザの流行期などは、サークルなどの集まりは、お勧めできません。
うつる所へ行かなければ、かからないのです。
家庭での予防策の基本は、十分な加湿、家族のこまめな手洗い、十分な休養で体力の低下を避ける、などです。
気道粘膜の乾燥は、バリアとしての働きが低下し、ばい菌やウイルスの侵入を容易にします。
加湿やマスクは粘膜の働きを維持します。
触った手が感染ルートになります。
オムツがえの直後や食事の前の手洗いは基本です。
体力の低下=免疫力の低下につながります。
不規則な生活、不摂生を避け、休養を十分にとることは、カゼをひかないための基本です。
気持ちがたるんでいなくても、無理はカゼのもと。
赤ちゃんの免疫について
赤ちゃんはお母さんから、抗体という免疫の物質を、胎盤を通して譲り受けて生まれてきます。
赤ちゃんはかぜにかかりにくいと言われるのは、この抗体のおかげです。
(お母さんがかからないタイプのかぜには強いが、細菌感染には非常に弱い)
この抗体は生後6ヶ月を過ぎると減少しますが、赤ちゃん自身の免疫が発達し始めるのは
1歳を過ぎてからです。
すなわち、6ヶ月から1才半では免疫力は一生で最も低下しています。
この時期にはかぜをひきやすく、またかぜが重症化しやすい年齢になっています。
人はかかったことのない感染症の免疫は持っていません。
ですから、初めて接触のあったかぜにはかかってしまう可能性が高いのです。
ずっとおうちにいる子は感染のチャンスがないため、めったにかぜをひきません。
しかし、保育園など集団生活をしているお子さまは感染のチャンスだらけというわけです。
感染症はうつる所へ行かなければうつりません。
外出が多ければ多いほど、かぜにかかるチャンスが増えることをお忘れなく。
特に、重い病気に対しては予防接種がすむまで注意して下さい。
ヒブワクチン(インフルエンザ菌)・肺炎球菌ワクチン・4種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳・破傷風・ポリオ)
BCG(結核)・ロタウイルスワクチン(自費)・B型肝炎ワクチン(自費)

Q4 うつぶせ寝が好きです。
高熱が出た時に、何を使ってどのように冷やしたら良いか教えて下さい。
(平成25年10月23日)

A4
 
市販の冷却シートでわきの下や股の付け根(そけい部)を冷やすと効果的です。
額は本人が好むなら冷やしますが、熱を下げるのは難しいでしょう。
ぬるま湯をしぼったタオルで体をふくと、水分が蒸発するときに熱を奪い、効果的なことがあります。
熱は病気を治すために必要で出ている場合が多いので、下げる事より、快適に過ごせるレベルで冷やしてあげればよいのです。

Q5 噴水のように吐きます。
食欲はあって、元気は良いのですが、大丈夫ですか?
(平成25年10月23日)

A5
 
食道と胃のつながる部分のしまりが弱く、姿勢により吐きやすくなるお子さんは、少なからずいます。
年令と共に改善するケースがほとんどです。
体重が着実に増えている場合は問題ありません。

Q6 耳をこすります。
耳の掃除はどうすれば良いのでしょうか?
耳鼻科に行くべきですか?
(平成25年10月23日

A6
 
入浴後に綿棒などで汚れをふき取り、お掃除しておくレベルで良いかと思われます。
耳垢がたまって、耳の穴をふさぐほどになると、取ってあげたくなります。
お子さんが暴れると危険な処置ですので、耳鼻科さんに頼む方が良いでしょう。
完全に詰まってしまった状態でなければ、耳の聞こえにはあまり影響ないかと思われます。
放っておくと、固まってコロッとはがれ出てくることもあります。
 
綿棒で掃除すると、色がついて臭う場合は、外耳道炎や湿疹になっていることがあります。
この場合は、かかりつけ医や耳鼻科さんにご相談ください。

Q7 入浴中に耳にお湯が入ったら、どのようにしたら良いか?
(平成25年10月23日)
入浴後に綿棒でふき取り、お掃除しておくレベルで良いかと思われます。

Q8 アレルギーと離乳食の開始時期の関係はありますか?
(平成25年10月23日)

A7・8
 
赤ちゃんのおなかはまだ未熟で、1才くらいまで発達が進みます。
未熟なおなかは消化の不十分なタンパク質も吸収してしまい、アレルギーの引き金を引きます。
アレルギーは遺伝的要素があり、アレルギー疾患のある家系では注意が必要です。
赤ちゃんのおなかは発達の途中なので、離乳食のレベルアップは急がず、ゆっくりと。
無理な離乳食の進め方は、アレルギー疾患の発症を促がすと考えられています。
(アトピー性皮膚炎、じんましん、喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、花粉症など)
 
アレルギーの素質が疑われる場合、1才までの食事に注意します。基本は、
  離乳食のレベルアップを急がない。
  タンパク質の類は、じゅうぶん熱を通して与える。
  タンパク質の類は、毎日たくさんを避ける。
特に卵は注意が必要で、1才くらいまでは生卵や、たくさん食べることを避けます。
卵黄に比べ卵白は要注意です。
卵黄に火を通し、少しずつ摂取量を増やします。
症状の程度で制限も変わりますし、極端な制限は栄養障害を起こします。
判断に悩む場合は小児科医にご相談下さい。
離乳食をどんどん進める、食べたがるので食べさせる。なんでも早いのがえらいわけではありません。
未熟なおなかに無理をさせることがありますので、ご注意を。
★食物アレルギーに対する最近の考え方
食物アレルギーのお子さんでは、これまで原因の食品を除去することが基本でした。
近年では、少量ずつ与えると、なれて行くのではと考えられ、治療に応用されています。
食物アレルギーに対する考え方や食事の与え方は、今後変わって行く可能性もあります。
ですから、食物アレルギーがないお子さんの場合、離乳食の進め方はあまり神経質にならないようにして下さい。
ただ、進め方が早いのは、無理が生じるかもしれません。
アレルギーの家系ではやや遅めぐらいがおすすめですが…。
一方、食物アレルギーの疑われるお子さんの場合、食品の与え方はアレルギーの程度にもよりますので、必ず専門の医師の指示に従って下さい。

2014/10/23