子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その15 平成21年9月2日編

Q1  ワクチンについて
Hibを接種予定ですが、インフルエンザ(新型)の予防接種を時期的に受けたいのですが、赤ちゃんのからだに何か負担になりますか?

Q2  新型インフルエンザワクチンはうった方が良いと思いますか?
卵を食べさせていないのですが・・・。

Q3   新型インフルエンザ、通常の季節性インフルエンザ、ポリオワクチンの接種スケジュールをどういう順で組めばよいか。(まだ供給未定ではありますが・・・)

A1・2・3
 
新型インフルエンザワクチンについて
 
現在(平成21年9月2日)、ワクチンを持っている医療機関はまだありません。
ワクチンは少ないため、誰から接種するのか、また、いつ、どこで接種するかも決まっていません。
新型に関しては、国や市町村の支持待ちで、私たちにも情報が来ていません。
良く情報に耳を傾け、接種が具体的に決まったところで、保健センター等に問い合わせをして下さい。
新型のインフルエンザの安全性については、まだわかっていませんが、国が検討することです。
国産の新型ワクチンについては、製造方法が季節性のものと変わらないため、気をつける点は変わらないと思います。
原則的には、Hib⇒インフル、インフル⇒Hibは1週間あければよい事になっています。
ポリオワクチンを接種すると、原則、4週間は他のワクチンを接種しないので、優先順位をつける必要が出るかもしれません。
続けて摂取することの負担に関しては、問題ないとされていますが、安全性と有効性を良く考えて各自が判断するのが原則です。
(ほとんどの場合問題は起こりませんが、個人差があるので、100%安全なものはないということです。)
ただし、一般に1才未満の赤ちゃんは、インフルエンザワクチンの効き目が期待したほど出てくれないと言われています。
接触の機会がなければかかりませんので、家族を接種して、家に持ち込まないほうがおすすめです。
保育園に預けるお子さんは、接種するのも1つの選択肢です。
卵アレルギーのあるお子さんは、程度により接種が難しくなりますので、医療機関に相談してください

目安として、卵ボーローを食べて、アレルギー反応がなければ、だいたい接種できると思いますが・・
・。
参考  ⇒予防接種について・インフルエンザワクチン(季節性)

Q4 インフルエンザがニュースが怖いです。気を付ける事などアドバイスしてください。

Q5 流行のインフルエンザの場合の見きわめ方と対応方法を教えてください。

A4・5
 
インフルエンザと1才未満の赤ちゃん(一般論)
 
かからないための予防対策として、お父さんや兄弟がワクチン接種して家庭に持ち込まないようにするのがお勧めです。
お母さんもたおれるわけにゆきませんので、ワクチン接種はお勧めです。
ワクチン接種時の母乳への影響はあまり心配要らないと思います。
また、流行期(例年は1月から2月)には、サークルなどの人が大勢集まる場所に、わざわざうつりにいかないことも、大切な予防の考え方です。
1才未満の赤ちゃんは、現在タミフルの投与ができないことになっていますが、この年齢の子はインフルエンザにかかってもあまり重症化しないといわれています。
母乳を与えているお母さんがタミフルを飲むことに関しては、あまり問題ないと思われます。
母乳を介して赤ちゃんが摂取する量は、微量と思われます。
 
新型インフルエンザ
基本的なことは、季節性のインフルエンザと変わりません。
参考①  ⇒子供の病気Q&A・インフルエンザ
参考②  ⇒新型インフルエンザ流行期の対処方法
大きな違いは、ほとんどの人が免疫を持たないため、とてもうつりやすいということです。
また、新型が1才未満で軽症になるのかは、わかっていませんので注意は必要です。
新型は9月に入り流行が拡大しています。
外ではうつりにくいですが、通気の悪い閉ざされて空間で、リスクが高くなります。(保育園、サークル、映画館、飛行機、新幹線など)
流行中は、うつるところへわざわざ行かない、必要最小限とする努力が大切です。
赤ちゃんに接する前の手洗い、うがいは基本。特に外から帰ってきた人。あやしい人はマスク。

Q6 Hibワクチンを受けたいのですがありますか?

A6
 
ヒブワクチンは現在の日本には数が大変少ないことと、自費でかなり高価なため、すべての医療機関が扱っているとは限りません。
以下を参考にされて、医療機関にご相談下さい。
 
ヒブワクチンは髄膜炎を起こすインフルエンザ菌b型(Hib)の予防ワクチンで、日本では昨年末に販売開始されました。
Hibによる細菌性髄膜炎の患者数は、日本では年間約500人程度とされています。
数%が死亡し、約20%に発達障害、聴力障害、てんかんなどの重い後遺症を残します。
標準的な接種方法は
生後2ヶ月から7ヶ月までに、初回免疫として3回(4週から8週間隔で)、約1年後に1回追加接種します。
接種が遅れた場合は
7ヶ月以上1歳未満なら初回免疫2回、追加接種1回で、1歳から5歳未満の場合は1回接種でよいとされています。
Hibによる髄膜炎にかかりやすい年令は生後3ヶ月から1歳なので、早期の接種が重要です。
三種混合との同時接種は可能とされ、欧米では一般的ですが、健康被害が発生した場合、原因の特定が困難になります。
副作用に過敏な日本では、同時接種がすぐに受け入れられるかわかりません。
他のワクチンと同様に接種後のアレルギー反応を注意するのは基本です。
副反応のほとんどは接種部位の発赤、腫脹、硬結などの軽いものにとどまります。
頻度が高いわけではありませんが、かかると重症な病気です。
接種したほうが良いに決まっていますが、現実にはまだ大きな問題があます。
現在のところワクチンの供給量が極端に少ないことと、ワクチンの値段が高いのに自費だということです。
現在、診療所で月に3本、病院でも月に10本しか供給されません。(平成21年3月現在)
1回ですむワクチンではありませんので、確実に打つ約束をする必要があります。
また、3回から4回接種する必要があるため、全部で3万円くらいかかるようです。
他のワクチンのように、自治体がやってくれると助かりますが、すぐに実現するかはわかりません。
現在、対応の仕方は各医療機関でバラバラですので、希望の方は問い合わせてみてください。
予約を取っているところでは、数ヶ月待ちの状況だそうです。

Q7  妊婦の時の検査で、風疹の抗体がないので、出産後、接種した方が良いと言われました。授乳中でも接種して大丈夫でしょうか?

A7
 
大丈夫です。
接種後に人にうつした報告はありませんし、母乳からうつった報告もありません。
 
次のお子さんを考えている場合は、接種がお勧めです。
接種後、2ヶ月から3ヶ月は妊娠を控えますので、計画的に。
また、風疹は子供がかかっても重症になるケースは少ないのですが、大人がかかると重症になります。
やはり、接種がお勧めかもしれません。

Q8 麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)を1才前に接種することは可能ですか?(1才から保育園へ入園するので)

A8
 
可能です。
赤ちゃんはお母さんのおなかにいる間に、麻疹(はしか)や風疹の免疫物質をもらい受けて生まれてきます。
生後6ヶ月くらいまでは、このおかげで麻疹や風疹にかかりにくいのですが、その後は免疫がうすれて消えてしまいます。
保育園のお子さんが、10ヶ月前後にワクチン接種することはおすすめですが、1才未満では自費になります。(1万円以上します)
1才から入園なら、1才になってすぐに接種するでも大丈夫かと思われますが・・・。

Q9 離乳食をはじめました。
時折、食べたものがそのまま消化不良ででてきます。
その食べ物は与えない方がいいのでしょうか?

A9
 
もともと人は野菜を消化する能力は低く、お口の中で、歯でかみ、すりつぶすことが主です。
大人でも、エノキダケなど、そのまま便に出てくる物も結構あります。
 
赤ちゃんは、まだかむのが苦手ですから、野菜のつぶが大きかったり、十分柔らかくしておかないと、形のまま便に出てくることがあります。
あまり問題はありませんが、心配でしたら、調理の段階で十分にすりつぶしたり、柔らかくするなどしてください。
下痢など便の状態が悪ければ、量や柔らかさを調節します。

Q10 離乳食をはじめて1ヶ月ですが、最近ウンチの回数が4~5回と増えました。
色は緑っぽい色が多いです。量は少なめです。大丈夫ですか?どんな時が心配ですか?

A10
 
赤ちゃんは食事の内容が変わると、ウンチの様子が変わることがよくあります。
病気でなくとも緑便になることはよくあり、緑便だけならあまり心配要りません。
 
いつもと比べ、1日の便の回数が倍以上に増えたり、いつもよりゆるく水様になったときに下痢と考えます。
病的な場合には、食欲が落ちたり、不機嫌だったり、元気が無かったり、発熱、嘔吐など、何か他のサインを伴います。
他に症状がなく元気であれば、緊急な病気ではありません。

Q11 長びく下痢のとき、市販のビオフェルミンを使ってよいですか?

A11
 
下痢の場合に、市販薬の整腸剤を使うことはあまり問題ないでしょう。
下痢止めはおすすめしません。
 
おなかのかぜなどでゲリが始まると、はじめのうちはばい菌やいやなものを排出するために下痢をします。
病気は治ってきたのに、赤ちゃんはその後もしばしば下痢が長びき、回復に2~3週間かかることがあります。
元気なら心配ないのですが、長びく場合には、診断や指導のためにかかりつけ医を受診しておくほうがおすすめです。

Q12 ミルクの他は、果汁など甘いものしか飲んでくれないのですが、大丈夫でしょうか??(甘いものは飲まないと間違えてお答えしたかもしれません。ごめんなさい。)

A12
 
赤ちゃんは(人間は?)とてもわがままにできていて、我慢することはありません。
一度おいしいものを飲ませてしまうと、後戻りはなかなかできなくなります。
初めからあまり濃いものは、避けておくほうが賢明です。
果汁の濃いもの、甘いものは、下痢のもとになることがあります。

Q13  まだ離乳食をあまり食べません。特におかゆです。日本人なのに困ってます。

A13
 
周りのお子さんと比較して、うちの子は離乳食がなかなか進まないと、お悩みのお母さんは結構多いのではないかと思われます。
7ヶ月ころの離乳食はまだ栄養の主体ではありません。食事の練習期間と考えます。
母乳やミルクが十分にとれ、体重が増加していれば栄養は十分取れていることになります。
体重が増えていれば、現時点での問題はなく、離乳をゆっくり進めてよいでしょう。
赤ちゃんはひとりひとりペースが色々ですが、いくつになってもお米を食べない人間なんて、めったにいません。
やがては食べるようになりますので、あせらずに。
 
実は、赤ちゃんの発達や発育については、何でもかんでも早ければよいわけではありません。
レベルの高いことを要求すると、赤ちゃんにとってはまだ無理であったり、できないことがお母さんのストレスになります。
こんな時は、赤ちゃんに少しハンデを与え、おそめ、おそめを期待してあげてください。
他のみんなを後から追うように発達、発育をして、はなされずにいれば、まず大丈夫。
やがて追いつく日がやってきます。
育児はあわてず急がず、余裕を持って。
お米のアレルギーのお子さんがまれにいますので、注意してください。
食べた後に、吐き戻したり、下痢になったり、じんましんが出たり、具合が悪くなったりする場合は、医師にご相談下さい。

Q14 赤ちゃん用イオン飲料は50mlのお湯でうすめると書いてありますが、50mlだと味が濃いのか飲んでくれません。
うすめにすると飲んでくれます。うすく作ると、電解質のバランスがくずれてしまうのですか?

A14
 
赤ちゃん用のイオン飲料は、病気のときに適切な飲み物であって、毎日飲まなければならないものではありません。
日常では、摂取しすぎたりしなければ、うすくてもあまり問題ありません。
 
アクアライトORSはリンゴ風味のうす味、OS-1は結構しょっぱく感じます。
イオン飲料は、体の調子が良い時と悪い時で、味が変わります。
心配な場合には、もう一度説明を読む、販売会社に問い合わせてみるなどは、基本です。

Q15 頭のひふに黄色いかさぶたがあります。そのままにしていても大丈夫ですか。

A15
 
脂漏性湿疹かと思われます。
赤ちゃんにはポピュラーな湿疹で、心配な病気ではありません。
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、頭皮に脂分がたまりやすいだけです。
入浴前にベビーオイルやオリーブオイルを塗り、しんなりしたところでこすり落とします。
入浴して頭を洗い、入浴後に湿疹の軟膏を塗っておきます。
あまり強くこすると、皮がむけて傷になりますので、無理しないで下さい。
湿疹の程度にもよりますが、3日から7日かけて少しずつ取ります。

Q16 脂漏性湿疹かと思われます。
赤ちゃんにはポピュラーな湿疹で、心配な病気ではありません。
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、頭皮に脂分がたまりやすいだけです。
入浴前にベビーオイルやオリーブオイルを塗り、しんなりしたところでこすり落とします。
入浴して頭を洗い、入浴後に湿疹の軟膏を塗っておきます。
あまり強くこすると、皮がむけて傷になりますので、無理しないで下さい。
湿疹の程度にもよりますが、3日から7日かけて少しずつ取ります。

A16
 
一般的には、赤ちゃん用の市販薬でもかまいません。
薬局さんに相談してみてください。
虫に刺されるとひどく腫れ上がる子、水疱を作ったり、かきこわしてジュクジュクしてしまう場合は別です。
アレルギー反応が強い人はいるので、かかりつけで適切な軟膏の処方を受けます。

Q17 梨、ヨーグルトを食べたとき、口のまわりが赤くポツポツして、しばらくすると治りました。アレルギーでしょうか。

A17
 
程度は軽いようですが、食物アレルギーの可能性があります。
近年、食物アレルギーの人は結構多く、重い症状が出る人がいることがわかってきました。
アメリカでよくおきているピーナッツによるアナフィラキシーショックは、有名な話です。
 
次回、同じものを与えるときの注意として、一度にたくさん与えない(ひと口程度から様子をみる)
夜や土曜日曜を避ける(診療している医療機関が少ない)
強い症状が出たら受診する(強いじんましん、ゼーゼーしてくる、ぐったりする)
症状が繰り返し現れる場合は、摂取をひかえ、医療機関に相談します。
検査や食事指導が必要な場合には、専門医を紹介してもらうのも良いでしょう。

Q18 軽いせきの場合、どのくらい(何日くらい)様子をみればいいのか?(ミルクは飲める、夜眠れる)
わざとらしいせきをするのですが・・・?

A18
 
病気の咳の代表は、かぜ、気管支炎、肺炎などの感染症です。
感染症であれば、咳は1日中出て、だんだん悪化するはずです。
他のかぜ症状、発熱、鼻水、調子の悪さをともなうでしょう。
治療あるいは自然の経過で、1~2週間で改善し、治癒していきます。
 
長びく咳、繰り返す咳は、喘息予備軍のこともあります。
よだれにむせる事もあります。
お子さんの場合、病気の咳には思えませんが、長びく咳は診断をつけておいた方が良いでしょう。
かかりつけ医にご相談下さい。

Q19 私が2度、ひきつけをおこした事があるのですが、子供もおこしやすいのでしょうか?(全くおこした事ない方と比べて)

A19
 
熱性けいれんには家族性の素因があります。(赤ちゃん学級では少しあやふやに答えてしまい、お詫びと訂正をいたします)
熱性けいれんのあるお子さんで、けいれんの家族歴ありはおよそ50%。
けいれんのないお子さんで、けいれんの家族歴ありはおよそ10%。
つまり、遺伝的な要素はありそうだということです。
 
典型的な熱性けいれんの場合は、数分で止まり、6ヶ月から6才までの間に、2回から3回どまりで、後遺症はまず気にしません。
無熱性のけいれん、けいれん時間が15分以上、1日に2回以上反復するなどのタイプでなければ、あまり神経質になりません。

Q20 現在、臍ヘルニアで日大付属日大病院にて治療中です。
4月から6ヶ月間毎日浣腸をしています。
3ヶ月に一度の通院ですが、出べそ状態は治りません。
現状で良いのでしょうか?

A20
 
小児外科にてフォローを受けているのだと思います。
一般小児科医よりも、進んだ医療を受けているものと考えます。
もともと治るのに時間がかかる病気ですが、程度の差はかなりあります。
心配な場合は、主治医から、もう一度お話を聞くのが良いかとと思います。
 
一般小児科医では・・・
へその緒は、赤ちゃんがお母さんのお腹にいるときに、血管などの通り道となっています。
腹筋に出入りの裂け目がありますが、普通は生後間もなくに自然に閉じます。
閉じるのがおくれて、そこから腸が出るため、おへその皮膚が盛り上がる状態のことを、臍ヘルニアといいます。
一時的に、驚くほど飛び出てくることもありますが、多くの場合1歳ころまでには自然に引っ込んでしまいます。
何かをのせて圧迫してかまいませんが、効果的かどうかは、いろいろ意見の分かれているところです。
まれに1歳過ぎても治らず、手術になってしまうケースがあります。
とりあえず、1歳まで経過を見ます。

Q21 左手のひらがこの数日で皮がむけています。どんどん広がっています。何でしょうか?

A21
 
食べ物をつかんで食べたり、指しゃぶりでよだれがついたりして、湿疹ができ、皮がむける事もあります。
手に汗をかきやすいお子さんの場合もありえあます。
まれにカビの場合もあります。
清潔にして様子をみますが、症状が強くなったり、かゆみが強い場合は、皮膚科に相談します。

Q22 まつげが目に入っています。(特に右目)よく目をかいています。このままで大丈夫ですか?

A22
 
目が赤く充血したり、目やにが多くなる場合は、眼科に相談します。
赤ちゃんは目の下のお肉がふくよかなため、下まつげが目に入るお子さんは、少なからずいます。
成長と共に目のまわりがすっきりして、解決するお子さんが多いようです。

Q23 受診の目安と判断をご教示下さい。
日中、様子がちょっとおかしいと思った時点で受診した方がよいのか。
様子をみていたら、夜中になって具合がわるくなってから受診したら、なぜ日中にこなかったのかと言われた人もいるので。

A23
 
1才前後までは、判断に迷ったら、受診するのは仕方ありません。
重症な病気の見逃しは困りますし、初めは誰もが勉強です。
 
お子さんの具合を判断する場合、親により個人差があることは確かです。
赤ちゃんは言葉で伝えてくれませんので、見た目で具合を判断しなければなりません。
赤ちゃんを普段から良く観察している人は上手です。
食欲があって、元気そうで、強い症状がなければ、緊急性はなく、様子がみれるでしょう。
時間の経過と共に悪化する場合は注意します。
何度か経験して、上手な判断と、上手な受診ができるようになれば、それでよいと思います。

おまけ1
埼玉県では、小児救急の対策として「子どもの救急ミニガイドブック」を作成しています。
赤ちゃん学級や乳児健診の時に皆様へ配布されます。
いつもですと、病院を利用する時の基本的なお話をするのですが、この冊子の「上手なお医者さんのかかり方」とほとんど同内容のため、おうちで読んでいただくこととしました。
 
内容
①かかりつけ医を持ちましょう
②できるだけ診療時間内に受診しましょう
③診察を受けるときに持って行くものをチェックしましょう
④休日・夜間のかかり方
 
おまけ2
①病院の種類と役割
病院は役割に応じて大きく2つに分類されます。
1.診療所やクリニックのいわゆるかかりつけ医
2.総合病院や大学病院、小児専門病院
診療所やクリニックでは、かぜなどの日常的な病気を中心にみますが、もう一つの大切な役割は、重症疾患を区別して総合病院、大学病院に紹介することです。
かかりつけ医は、熱の出始めやかぜなどを診療するプロです。
基本的に重症を見るわけではないので、夜遅くまで診療はしません。
お昼休みは診療しませんし、予防接種の専用の時間帯などがあり、突然行っても診てもらえないことがあります。
総合病院や大学病院、小児専門病院では、紹介された重症患者さんの診断、治療を行います。
24時間体制で、専門性の高い疾患を中心に、高度な医療を行います。
夜間には当直医がいますが、本来の役割は、入院患者と重症な救急患者の診療です。
重症患者で忙しいため、熱やかぜなどで受診をしても期待したほどの医療は受けられません。
お薬は1日分、翌日にかかりつけを受診するよう言われます。
夜間の発熱で救急病院を受診する子供のうち、およそ9割は一晩様子を見て、翌日にかかりつけ医を受診しても十分間に合うと言われています。
今日お話したように、熱だけで緊急のケースはまれですから、病院を上手に使分けて下さい。
(⇒和光市保健センター赤ちゃん学級講義資料参照)
近年、小児科医や夜間救急が少なくて問題になっていますが、今ある病院や診療所を上手に利用するだけで、多くの問題が解決します。
 
②救急車の利用方法について
近年では、救急車の半数が軽症患者で出動するため、重症患者への対応が遅れ、死亡するケースも出ています。
 
救急車を呼ぶのは命の危険があるときです
・ひきつけが5分以上続く
・呼吸困難で顔色が悪い(誤飲・重症喘息発作など)
・出血が止まらない
・頭を強く打って意識の様子がおかしい
・お風呂でおぼれる など
 
救急車は不要と思われるケース
・発熱(熱が40度出ても、熱以外に重い症状がない場合)
・ひきつけたが、2~3分で止まり、意識がもどっている場合
・吐くまでが辛そうだったが、吐いた後すっきりしている場合
・なだめると我慢できるおなかの痛みや頭痛
・中耳炎の耳の痛み
#8000の電話相談もうまく利用してください

2010/9/2