子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その20 平成23年3月9日編

Q1 ヒブと肺炎球菌の同時接種で死亡したニュースがありました。
うちは三種を含めた3本同時接種は3回終了しましたが、1本づつの接種がいいのでしょうか。(平成23年3月9日)

Q2 ヒブ、プレベナーが中止されましたが、途中の場合、免疫はなくなってしまいますか?(平成23年3月9日)

A1・2
 
平成23年3月5日厚生労働省より、三種混合、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)の同時接種後に4件(後に5件)の死亡例が報告され、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの接種を一時的に見合わせするよう通達がありました。
 
同時接種の影響なのか?
基礎疾患との関係なのか?
まるで関係あるかのように報道されていますが、今のところ関係は分かっていません。
小児科医たちの意見としてあるのは
自然の死亡であり、まぎれこみなのではないか?
助成が始まり、急に接種が増えたことが影響していないか?
因果関係を判断せず、公表してしまったのではないか?
海外では10年以上前から、日本より多くのワクチンと同時接種していますが、安全性は確立しています。
日本では、ヒブワクチンは2年前から、肺炎球菌ワクチンは1年前から接種しています。
2つのワクチンは、日本でもすでに100万人以上が受けています。
三種混合については、単独接種の安全性は確立されているので、接種しない選択肢は心配のし過ぎです。
以前と同様に接種を続けた方が良いでしょう。
2つのワクチンの接種の再開は、厚生省の指示待ちになります。
同時接種に関しても指示待ちです。
接種人数が多いので、単独接種となると大変な労力を必要とします。
これは、接種する側にも、接種を受ける側にもいえることです。
接種期間があいてしまうことに関して
接種期間があいても、再開すれば追いつくと考えてください。
1回の接種だけでは十分な免疫が完成しないため、再開までの期間のみが手薄になると考えます。
病気で死亡する多くのお子さんを救うワクチンですし、世界的には同時接種の安全性が確立しています。
国や自治体の早急で適切な対応と、接種を受ける側の親御さんの適切な判断を期待しています。

Q3 ポリオ投与でマヒになる子供がいるので、ポリオを受けるのがこわいです。
不活化ワクチンになったら受けたいのですが、いつになるでしょうか。(平成23年3月9日)

Q4  ポリオをうけようか悩んでいます。(平成23年3月9日)

Q5 ポリオワクチンについて(不活化の方がいいか?)(平成23年3月9日)

Q6 ポリオの予防接種を迷っています。
最近は不活化ワクチンを打つ人が増えているようですが・・・
生ワクチンはリスクが高いのですか?(平成23年3月9日)

Q7 ポリオ生ワクチンで副反応が不安なのですが・・・
うつべきなのでしょうか。(平成23年3月9日)

A3・4・5・6・7
 
現状では国産の不活化ワクチンがまだないため、輸入して接種している医療機関はあります。
もちろん自費のワクチンとなります。
扱っている医療機関はごく少数で、埼玉県でも数箇所にとどまります。
希望される方は個人的に調べてください。
 
年間にポリオの生ワクチンを受けるお子さんの人数は、和光市だけでもおよそ1500人です。
もし1施設で扱う場合は、毎日毎日50人ずつ接種し続けることになり、非現実的な数になります。
接種計画も遅れることが予想されます。
また、接種を見合わせていると、生ワクチンを接種したお子さんからの感染の危険にさらされます。
ポリオ生ワクチンは経口接種後1ヶ月ほどで免疫が獲得されます。
この時に腸管の中でポリオウイルスが増殖し、数週間にわたりウイルスが便から排出されます。
排出されるウイルスは大量で、ポリオの免疫がないまわりの人にうつる可能性があります。
ポリオの免疫が低い保護者の世代があり、子どもから2次感染を起こすことが問題視されています。
市では子どもさんどうしのうつしあいを避けるために、同時期に集団接種しています。
確かにわが国のワクチン行政は、国際的に見て遅れが指摘されています。
とは言っても、次の接種から全員が不活化ワクチンになるということは、ないものねだりになります。
副反応のリスクは大変低いので、日本の現状と納得して生ワクチンを接種するのか。
副反応はいやなので、何としても不活化ワクチンを接種しに行くのか。
どちらかを選択することになります。
接種しないでいるのは、感染のリスクにさらされ続けるので、おすすめできません。

Q8 離乳食のあげ方にむらが出ても大丈夫か?(平成23年3月9日)

A8
 
日によって食べる量にむらが出たり、離乳が月齢どおり進んでいるかは、大きな問題になりません。
大丈夫かどうかは、体重の増え方で判断します。
母子手帳の後ろのほうにのっている体重曲線を見て下さい。
月単位でみて、体重増加が他の赤ちゃんと同じくらいのスピードであれば問題ありません。
同じ月齢の赤ちゃんと比べ、大きいか小さいかは問題ありません。
ちゃくちゃくと体重が増えていれば大丈夫です。

Q9  最近夜泣きがひどくて少し辛いです。
1~2時間何をしてもぐずぐずしている・・・
対策があれば教えてください。(平成23年3月9日)

A9
 
多かれ少なかれ、どのお子さんにもあることです。
かんの虫が強いせいか夜泣きの強い子と、それほど強くない子がいることは確かです。
夜泣きは生後6ヶ月から1才までがピークとなります。
寝かしてもらえないお母さんには、とても大変な時期となりますが、一生続くわけではありませんので。
 
お昼のうちにお散歩したり、お昼寝を少なめにしたり、あまり興奮させたりせず、穏やかに過ごすなど。
育児書などには、昔からいくつかの方法があるかと思われます。
保健センターの保健士さんに相談するのも良いでしょう。
何が何でも、みんな夜に寝ないといけない、わけではありません。
昼でも赤ちゃんが落ち着いている時に睡眠をかせいだり、お父さんが時間がある時に代わってもらったり。
育児は100点満点を取ろうとすると、無理が出てきます。
60点くらい取れれば良しと、力を抜いてみてはいかがでしょう。
少し柔軟に考えて、家事を少しサボったり、生活を見直すのも良いのではないでしょうか。

Q10 子供が脱水しているか、してないかが分かりません。
どこを見ればいいですか?(平成23年3月9日)

A10
 
脱水のサインはおしっこが出ないこととされていますが、下痢のためにわからなくなることがあります。
赤ちゃんの場合、よだれが出なくなり口の中がカラカラしている、ぐったりして元気がないなどが目安になります。
水分を受けつけない、何度も吐く、熱がある、水様の便が多量に出る場合におこりやすくなります。
短時間では脱水になりませんが、このような状態が長く続くと危険になります。
脱水予防のためには、
赤ちゃん用のイオン飲料を少量(10~20ml)で、こまめに(10分~15分おき)あげることがポイントです。

Q11 全身にもうこはん?(青あざ)のようなものがあるのですが消えますか?(平成23年3月9日)

A11
 
蒙古斑はお尻のあたりにできるタイプが良く知られていますが、全身に何箇所も出来る場合があります。
基本的には、小学生くらいまでに消えることが多いようです。
他に、消えにくい青あざもあり、診断は皮膚科が専門になります。
見た目だけの問題になりますが、治療は進歩しているようなので、皮膚科に相談してください。

Q12 ちゃんと洗っていますが頭皮のカサカサはどうしたらよいですか?
かさぶたのようなものもあります。(平成23年3月9日)

A12
 
脂漏性湿疹かと思われます。
赤ちゃんにはポピュラーな湿疹で、心配な病気ではありません。
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、頭皮に脂分がたまりやすいだけです。
入浴前にベビーオイルやオリーブオイルを塗り、しんなりしたところでこすり落とします。
入浴して頭を洗い、入浴後に湿疹の軟膏を塗っておきます。
あまり強くこすると、皮がむけて傷になりますので、無理しないで下さい。
湿疹の程度にもよりますが、3日から7日かけて少しずつ取ります。

Q13 爪が反っているのですが、何か問題はありますか?(平成23年3月9日)

A13
 
すべての爪に問題があると、全身性の病気が疑われます。
鉄分欠乏性の貧血の場合などです。
1才前の赤ちゃんは成長のスピードに鉄の摂取が追いつかないことがあります。
心配な場合は、かかりつけ医に相談してみて下さい。

Q14 夜間の小児救急の現状と小児救急ミニブック(平成23年3月9日)

A14
 
夜間の小児救急は、崩壊の危機直面しています。
軽症患者の受診が重症患者の診療圧迫や小児科医の疲弊の原因の一つとされています。
志木市民病院では、夜間の救急を受診しても、軽症で帰宅となる患者は90%にのぼります。
特に軽症の発熱患者の受診が多いようです。
しかし、お母さんにとっては、実際にお子さんに発熱があると重症かどうかの判断が難しいのが現実です。
 
インターネットやマスコミ、育児書などからの情報が氾濫しています。
何を頼りにすればよいか分からなくなっている人が多いと思われます。
埼玉県では、小児救急の対策として 子どもの救急ミニガイドブック を作成しています。
保健士さんの新生児訪問や乳児健診の時に皆様へ配布されます。
この冊子は大変よくできており、夜間の発病や事故にどう対応するかのガイドになっています。
発熱、誤飲や上手なお医者さんのかかり方などは、あらかじめ目を通していただければと思います。
 
小児救急ミニブック 上手なお医者さんのかかり方
内容
①かかりつけ医を持ちましょう
②できるだけ診療時間内に受診しましょう
③診察を受けるときに持って行くものをチェックしましょう
④休日・夜間のかかり方
発病時には、まず最初にこの冊子を見て、救急受診の判断の基準にしていただくのがおすすめです。
それでも迷ったら、次は#8000をご利用下さい。
看護師さんが受診の判断の相談に乗ってくれます。
相談だけで受診せずにすむケースが、75%位との結果が出ています。
#8000はとても有用ですが、多くの方が利用しており、土日はパンク状態になります。
まず、小児救急ミニブックで判断してみて下さい。
ご希望の方は、市の保健センターに問い合わせてみてください。

2012/3/9