子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(北子育て世代包括支援センター)

第10回(平成30年2月14日)

Q1 1 予防接種・ワクチン
はしかの予防接種はあるのでしょうか。
もし、あるのなら、何ヶ月からうてるのでしょうか。(平成30年2月14日)

A1 
 
はしか(麻疹)単独のワクチンはありますが、ワクチンの製造はかなり少なくなっています。
現在主に使用されているのは、麻疹・風疹混合ワクチンになります。
生れてくるときにお母さんからもらった、はしかの免疫(抗体)は、生後6か月以降はなくなってゆきます。
麻疹・風疹混合ワクチンの接種は、1才になると公費になりますので、早目に接種しましょう。
6か月~1才未満では自費(1万円くらい)になりますが、接種するのは感染のリスクがある場合です。
まわりではしかが発生した場合、感染の恐れがある地域へ行く場合など。

Q2 2 インフルエンザ・感染症
RSウイルスになり、入院しましたが、くり返しかかりますか。
気管支が弱いようですと言われましたが、今後も変わらないでしょうか。(平成30年2月14日)

A2
 
RSウイルス感染は繰りおこりますが、だんだん軽症化します。
→感染症カレンダー・RSウイルス 参照
重症であったり、治療が長びいたりする場合は、喘息が関係する場合があります。
ぜーぜーが長びく場合など、「気管支が弱いようです。」と表現したりします。
今後、カゼに伴い咳が強く長びく場合は、注意が必要で、適切な治療を受けて下さい。

Q3 3 受診の目安・病気のときの対応
鼻水だけの時は、病院へ行ったほうがいいのか。(平成30年2月14日)
Q4 3 受診の目安・病気のときの対応
鼻水がジュルジュルの時は、出来るだけ吸ってあげた方が良いですか?
嫌がってあばれます。(平成30年2月14日)
Q5 3 受診の目安・病気のときの対応
鼻づまりが酷く、寝苦しそうな時(1時間おきに起きる)、枕を高くすると良いと聞きました。
どのような対処法があるか教えて下さい。(平成30年2月14日)

A3 A4 A5
 
鼻水は粘膜を保護したり、ばい菌を流すために出てきます。
もともと必要で出てくるものですし、かぜでなくても出ることがあります。
赤ちゃんのお鼻の粘膜は敏感で、気温差があると粘膜の保護のためジュワとすることがあります。
止めてしまうより、出てくるものをうまく取ってあげるほうが大切です。
元気がよくて、透明な鼻水だけが出ている場合は、必ずしも受診の必要はありません。
鼻水は必要で出てくるので、上手にかんだり、吸って上げられれば、必ずしもお薬ではありません。
鼻水のせいで眠れない、黄色や緑の汚い鼻が続く場合は、受診をおすすめします。
また、中耳炎を起こしやすいお子さんは、早めの受診をおすすめします。
枕の高さや、頭を横に向けると、空気の通りが楽になることはあるかもしれません。
こまめに吸ってあげる、わざとくしゃみさせる、加湿を整える、室温を暖かめに保つなどで対応します。

Q6 3 受診の目安・病気のときの対応
鼻だけ、咳だけの時、病院に行くのか家で様子を見るのか、線引きはどのような時でしょうか?(平成30年2月14日)
Q7 3 受診の目安・病気のときの対応
せきが止まらない時は、いつまで様子を見ればよいですか。(平成30年2月14日)
Q8 3 受診の目安・病気のときの対応
たんがつまってとても苦しそうにせきをするときがありました。
何か楽にしてあげる方法はありますか?(平成30年2月14日)

A6 A7 A8
 
機嫌がよく、透明な鼻水、一時的な咳は、様子を見ます。
朝起きた時だけでも長びく咳、咳で何度も目が覚める、だんだん悪化する咳の場合は、診断治療が大切になります。
大人でも2週間以上咳が続き、改善しない場合は、受診が必要と考えられています。
咳は痰を出すための体の反応です。
楽な痰、楽な咳にするための基本は、加湿、マスク、水分をこまめに取らせ喉を常にうるおしておくことです。
特に、お休み前、起きたときが大切です。
赤ちゃんの咳の治療は、咳を止めることより、痰を出しやすくし、楽な咳をさせることが基本です。
続くようでしたら、かかりつけ医にご相談ください。
また、夜間に咳が止まらない場合、縦抱っこにすると一時回避できる場合があります。

Q9 3 受診の目安・病気のときの対応
おふろはどのくらいの症状が出ている時は、ひかえた方がいいですか?(平成30年2月14日)

A9
 
お風呂は体力を消耗します。
熱があるなど、病気が悪化している時は避けて下さい。
体力がない時に、いじめることになってしまいます。
病気が峠を超えたら、負担にならない程度で入浴させます。

Q10 3 受診の目安・病気のときの対応
わきの下を冷えピタ等で冷やす時は、体が冷えすぎたりはしないのですか?
判断する方法はありますか?(平成30年2月14日)

A10
 
腋窩(脇の一番くぼんでいるあたり)、鼠径部(股の付け根)は太い動脈が走っています。
ここを冷やすのがポイントです。
広い範囲を冷やすと、冷やし過ぎになる恐れがあります。
冷やしていると楽そう、が判断のポイントなのですが・・・。

Q11 3 受診の目安・病気のときの対応
食べ物アレルギーのうたがいがある時、病院へ行くめど。(平成30年2月14日)
Q12 3 受診の目安・病気のときの対応
食べ物のアレルギーが出た場合、かかりつけの小児科医が休みの場合、受診時間が終わっている時は、救急につれていくべきか。
発疹だけの場合は様子をみて、次の日とかの方がいいのか?(平成30年2月14日)

A11 A12
 
検査が陽性に出ても、食べて何ら症状の出ない場合があります。
検査が陰性なのに、症状が出る場合もあります。
検査は目安であり、絶対ではありません。
検査は症状が出た場合でも遅くないと思います。
出た症状の程度が大切で、重症なアレルギー症状が出る場合は、食事指導が重要となります。
緊急受診が必要になるのは、強いじんましん(アナフィラキシーショック)をおこした場合です。
・摂取直後から30分くらいの間に、じんましんがどんどん広がる、厚みがあり地図のようになる。
・強い咳が急に出る、呼吸がゼーゼーして苦しそう。
・何度も吐く。
・ぐったりして顔色や様子がおかしい。
上記の症状がなく、数か所にポツポツ出て、あまり増えてこない場合は、様子をみて大丈夫です。
体が温まると出やすいので、おフロは避けます。

Q13 3 受診の目安・病気のときの対応
手・足のつめがはがれてしまった場合、大人と同じ、応急処置で大丈夫でしょうか。
(ずりばいではがれてしまいそうです。)(平成30年2月14日)

A13
 
出血や腫れがある場合は、消毒が必要です。
部位によっては、その後の爪の生え方にも関わります。
爪は皮膚科さんが専門になります。

Q14 4 目・鼻・口・耳・体の異常
耳かきについて、どのくらいしたらいいでしょう。(平成30年2月14日)

A14
 
入浴後に綿棒で耳掃除程度に留めます。
耳かきは、急に動かれたりすると、事故につながります。
耳垢で中がつまってしまったら、耳鼻科さんに相談して下さい。

Q15 4 目・鼻・口・耳・体の異常
呼吸が「ゼーゼー」となっている時がある。
ぜんそく等の可能性ありか?(平成30年2月14日)

A15
 
喘息や気管支炎の場合は、ゼーゼーのほか、夜間や明け方の咳が強くなります。
夜間に症状がなく、元気で、時々ゼーゼーする場合は、よだれを吸い込んでいるだけの事もあります。

Q16 5 皮膚に関する問題
赤ちゃんの保湿の仕方について。
かかりつけ小児科医にはプロペトを全身にと言われた。
皮膚科医には体幹部分は汗をかくのでプロペトでふさがず、ローションで。
うで、足はプロペトでよいと言われ、どの方法を取れば良いか迷っています。(平成30年2月14日)

A16
 
カサカサ肌やアトピー性皮膚炎の治療の基本は・・・
一般的には、ステロイドで湿疹を改善し、保湿剤でよい状態を保つことです。
清潔や肌への刺激を避けます。
小児科では、カゼなどの「ついでに」薬をもらうことが多いかと思います。
皮膚科はそれが目的で受診になりますし、指導も細かにしてもらえるでしょう。
程度や部位によりますが、細かな指導、繰り返す、長期化、難治は皮膚科さんがおすすめです。

Q17 8 うんち・おしっこに関する問題
5か月を過ぎてから(授乳中の遊びが増えて)便が出なくなりました。(3~4日に1回)
母乳が足りないかなと思い、ミルクを200cc足したりしていますが、便が出ない状態は変わりません。
出たときは量は多いです。
本人が気にしてなければ問題ないでしょうか?(平成30年2月14日)

A17
 
赤ちゃんの便の回数は個人差があります。
一般に母乳の子はゆるくて回数が多く、1日に何度も便が出ます。
ミルクの子は便は硬めで、2~3日に1回という子もいます。
自力で排便できる場合は、あまり気にしません。
柔らかい便で、3日4日すると自力で排便できるケースは便秘扱いしません。
7日くらいまではためる事ができるようです。
離乳食が増え、ミルクや母乳の接種量が少なくなると、しばしば便が固くなることがあります。
便が硬すぎて出にくくなる場合や、便がたまって不機嫌になったり、食欲が落ちる場合は、治療の対象となります。
便が堅くて自力で出しにくい場合、肛門が切れて出血するような場合は、積極的に対応します。
基本は大人と同じで、十分な水分、野菜、果物を取る習慣は基本です。
野菜、根菜をくたくたに煮てすりつぶしたスープや、果汁の濃いタイプの飲み物を、習慣的に取るのがお勧めです。
それでも便の硬い子はいますので、かかりつけに相談します。
便を柔らかくする薬や、下剤、浣腸など、程度に応じて指導があります。

Q18 9 発達・発育・生活習慣
赤ちゃんの平熱は36.5~37.5ときいています。
平熱が36.0なのですが、問題とかありますか?
平熱36.0で、37度台の熱は、熱があると言いますか。(平成30年2月14日)

A18
 
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、平熱は37℃前後のお子さんがほとんどです。
電子体温計は予測の温度計で、不正確に出ることがあります。(3分~5分の計測がおすすめです)
また、わきの下が汗ばんでいると、低く出ることもあります。
36℃だと、触って冷たく感じますし、まずは、きちんとはかれているか確認して下さい。
37.5℃以上を発熱と考えますが、37.0~37.5℃では平熱と病気の場合があります。
機嫌の悪さ、食欲の低下、咳鼻などのカゼ様症状を伴うなどの場合は微熱があると考えます。

Q19 10 事故・不思議な行動
先日、ソファから落としてしまったのですが、大丈夫でしょうか。(平成30年2月14日)

A19
 
打ち所について。
3階から転落しても無事な赤ちゃんがいるかと思えば、診察台から落ちても頭の骨を骨折しているケースもあます。
まったく打ち所に左右されます。
打つ回数。
多ければ多いほどトラブルが起きるリスクが上がりますから、少ないほうが良いに決まっています。
打ち方。
硬いところに落ちる、角のあるものにぶつかる、勢い良く打つなどは危険なパターンです。
予防。
特に歩き始めの時期は、赤ちゃんの目線で家の中を見直し、危険な打ち方を避けていくことを意識します。
ひっくり返って転んで頭を打っても、危険性の少ない柔らかい床材(カーペットなど)。
家具の角を保護する等、ぶつかっても危険の少ない環境。
また、家の外では想定外の危険が多いことを意識して、目をはなさない。
赤ちゃんは高いところに寝かせると、必ず転がって落ちるのです。
とがった角があれば、必ずぶつかりに行きます。
意識をするか否かでだいぶ事故は防げます。
(平成27年10月21日 第3回 10 事故・不思議な行動 より)

2017/11/10