子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その2 平成18年6月7日編

Q1 離乳食の質問です。現在7ヶ月、初期離乳食、2回食です。
私にアトピーがあり、乳製品、卵、肉をまだ始めていません。
アトピーの家族がいる場合は医師に相談をとありますが、どうしたらよいでしょうか?
食べさせてみて異常がある様なら受診でよいのでしょうか?
又、アレルギーが出る場合は、どんな症状が現れるのでしょう?

A1
 
アレルギーは遺伝的要素があり、アレルギー疾患のある家系では、アトピー性皮膚炎には注意が必要です。
赤ちゃんのおなかは発達の途中なので、離乳食のレベルアップは急がず、ゆっくりと。
無理な離乳食の進め方は、アトピーの発症を促がします。
アトピーを防ぐひとつの方法として、アレルギー疾患のある家系では、卵に注意することをご紹介しています。
卵は始める時期をおそくし(8ヶ月くらいまで避ける)、与えるときは火を通し、量は少なめとします。(1才ぐらいまで)
症状は食べてすぐ出るじんましんと、食べ続けて出るガサガサ、ゴワゴワの湿疹があります。
 
追加解説
赤ちゃんのおなかはまだ未熟で、1才くらいまで発達が進みます。
未熟なおなかは消化の不十分なタンパク質も吸収してしまい、アレルギーの引き金を引きます。
アレルギーの素質が疑われる場合、1才までの食事に注意します。基本は、
  離乳食のレベルアップを急がない。
  タンパク質の類は、じゅうぶん熱を通して与える。特に卵。
  タンパク質の類は、毎日たくさんを避ける。
症状の程度で制限も変わりますし、極端な制限は栄養障害を起こします。
判断に悩む場合は小児科医にご相談下さい。
離乳食をどんどん進める、食べたがるので食べさせる。なんでも早いのがえらいわけではありません。
未熟なおなかに無理をさせるだけですので、ご注意を。

Q2 たまに咳をするのですが、ぜんそくとか気になります。
外に出た時、必ずくしゃみをします。大丈夫でしょうか?

A2
 
咳が長びく時は診断が大切です。
ぜんそくはゼーゼーする発作を繰返しますが、咳喘息のような軽いものもあります。
咳は夜や朝方に出て、昼にはあまり出ません。かぜをひくと咳が強く長びきます。
くしゃみは重い病気の症状であることはあまりありません。
赤ちゃんの鼻の粘膜は敏感で、外気や温度変化に対してに反応して、すぐジュワッとなりくしゃみが出ます。
つまり、かぜでなくても出るので、元気なら気にしません。

Q3  最近2週間続けて風邪をひきましたが(38℃以上の発熱)、ひんぱんに風邪をひく場合でも毎週のように薬を飲ませて大丈夫なのでしょうか。
自然回復を待ったりした方がよいのでしょうか。

A3
 
副作用のない薬はありませんから、お薬は注意して使います。
副作用の頻度や、程度と、薬の必要性をハカリにかけて検討します。
抗生剤の下痢を恐れて、肺炎をこじらせてしまうのはまずいでしょう。
自然回復が大切な病気もたくさんありますが、必ず薬を飲まなければならない病気もあります。
絶対飲まなければならない薬か?(抗生剤、喘息の薬など)
症状を和らげる薬で飲む代わりに我慢すればすむ薬か?(鼻水止め、咳止め、解熱剤など)
心配な場合、飲む必要性がどれだけあるかを、かかりつけの医師に聞いてみることも大切です。
 
追加解説
かぜや発熱の原因が毎回同じになるとはまれですが、自然回復する病気が多いのは確かです。
しかし、必ず薬を飲まなければならない病気や、薬を飲まないと損をする病気もたくさんあります。
毎回医師はそこを判断して処方します。
原則として、出されたお薬は指示に従って飲むことが大切です。
漠然と薬の副作用を心配して、勝手に中止し、病気をこじらせているケースをしばしば見かけます。
お薬の副作用に注意して使うことは大切なことですが、もっと大切なことがあることをお忘れなく。

Q4 7ヶ月になるのに風邪ばかりひいて三種混合が1回もすすみません。
治っても薬を飲んだら2週間あけて下さいと言われるので、その間にまた風邪をひくのくり返しです。
このまま進まないのではと心配なのですが、大丈夫なのでしょうか。

A4
 
かかりつけの先生が慎重なのでは?心配事を相談してみたらどうでしょうか?
自分の患者さんの場合、かぜが回復期にあるなら、お薬を飲んで安定した状態での予防接種は可能と答えます。
ワクチンのアレルギー反応とかぜの症状の区別が付けば、うってよいと考えるからです。
ワクチンにかぜを悪化させる作用はありません。
 
追加解説
重い病気にかかった場合には、なおってもワクチンは2~3週間はあけるほうが良いと思われます。
免疫のシステムが不調になっており、ワクチンを接種しても十分に免疫がつかないことがあるからです。
軽い病気の場合は、なおってまもなくに接種可能と思われます。
また、三種混合はうつ回数が多く、予定が狂いがちであせってしまいます。
三種混合の接種間隔1ヶ月~2ヶ月および1年後の追加接種というのは、あくまで目安です。
うつ回数を守っていれば、まず大丈夫ですので、あわてる必要はありません。

Q5 母乳をはきやすいのですが、いつまで?
離乳食も時々はく(母乳と一緒にケポッと・・・)
体重は増えている(むしろ太り気味)

A5
 
吐くのは、胃と食道のつながっている部分のしまりが悪いためかもしれません。
成長とともに改善するので、体重が増えていれば問題ありません。
 
追加解説
一般に吐く量が多く、体重が増えていかない場合は病気が隠れており、吐く量が少なく、体重がちゃくちゃくと増えている場合は、あまり心配ないと考えます。
毎月体重をチェックし、母子手帳の後ろのほうに出ている体重曲線で評価します。

Q6 ミルクの飲みも悪かったのですが、離乳食もほとんど食べてくれません。
このままだと体重のことも心配です。

A6
 
毎月体重をチェックし、母子手帳の体重曲線で評価します。
体重は赤ちゃん自身の過去の体重からどのくらい増えたかが重要です。
離乳食の工夫も大切です。
保健センターの保健婦さんに相談しながら経過をみると良いでしょう。
 
追加解説
じゅうぶんな栄養が取れているかを知るには、体重の増加を見れば、だいたいわかります。
母子手帳の後ろのほうにある体重曲線で評価します。
体重曲線の見方のポイントは、赤ちゃん自身の過去の体重からどのくらい増えたかを見ることです。
2つの時期の体重を線で結び、その傾きに注目します。
小さくても、他の赤ちゃんと同じくらいの傾きで増えていれば、じゅうぶん栄養が取れていることになります。
同じ月齢の赤ちゃんと比べ、大きい小さいを比較することは、あまり重要ではありません。
逆に傾きが弱い場合は、問題があるかもしれません。小児科や保健センターにご相談下さい。
食が細い赤ちゃん、体重が少な目の赤ちゃんは、保険センターなどを利用し、毎月体重をチェックしましょう。

Q7  けいれんとひきつけの違いを教えてください。

A7
 
けいれんとひきつけは同じもので、けいれんが医学用語と考えてください。

Q8 授乳中に3~4秒けいれんみたいにふるえることがあるが、病院にかかった方が良いのか?武者ぶるいをする事があっるが、どこか悪いのか?

A8
 
意識があり、お母さんと目が合えば、ひきつけではありません。
顔色が悪くなく、元気が良いなら病気ではないのでは?
判断が付かない場合はかかりつけの医師に相談します。

Q9 最近はウーと低い声を出すのですが、心配要らないでしょうか?
手足をつっ張って(寝ころんでいる時)呼吸を止めているのかな?と思うのは何でしょうか?

A9
 
赤ちゃんは大人には不可解な行動を好きでやっていることがあるようです。
顔色が悪くなく、元気が良いなら病気ではないのでは?
 
追加解説
赤ちゃんは不可解なことをいろいろしてくれます。
それが病気のサインなのか、好きでやっているのかを区別します。
赤ちゃんの発達・発育に問題がなかったか、その他に症状はないか?
(意識状態がおかしい、顔色が悪い、元気がない、熱、咳、嘔吐、下痢など)
これらの問題がなければ、病気の可能性は少ないと思われます。
判断が付かない場合はかかりつけの医師に相談します。

Q10 寝ている時にいびきをかきますが大丈夫ですか?

A10
 
大人ではいびきと睡眠時の無呼吸症候群が話題になっています。
呼吸が何度も止まるようなら、耳鼻科を受診して下さい。
 
追加解説
鼻の奥にはアデノイドという扁桃腺に似た組織があります。
このアデノイドが大きく発達していると、空気の通り道がせまくなり、いびきの一つの原因になります。
いびきをかくくらいなら問題ないようですが、呼吸が何度も止まる、長くとまるのは良くないようです。
この状態が長期にわたり続くと、心臓に負担がかかり病気をおこします。
いびきに関しては、子供でも耳鼻科さんが相談の窓口になります。

Q11 3才までに、赤ちゃんの口と口をつけないと(キスしないと)虫歯にならないと言うのは本当ですか?関係ないですか?
歯が生えたら、歯みがきどうしたらいいですか。

A11
 
ミュータス菌が母親からうつっていくことだと思います。
スキンシップも大切で、現実にはむずかしそうです。
歯磨きをするようになるまでは、食後、哺乳後にさ湯などで口の中をすすいでおくと、ずいぶん違うようです。
ガーゼなどで歯ぐきをふくのも良いでしょう。
歯みがきの習慣はとても大切で、お母さんの大切な役目です。
 
追加解説
歯医者さんでも、親から子にミュータス菌がうつり、虫歯の原因となることを強調するそうです。
ただ、親と子のスキンシップは重要ですし、禁止は非現実的です。
一番大切なことは、お父さんもお母さんも虫歯の予防と治療をするということです。

Q12 あまり病気にならない丈夫な子に育てるためには、日頃どのような事に気を付けたらいいですか?

A12
 
いろいろな答えがありそうですが・・・
肌を鍛え自律神経を鍛えると、環境の変化に適応する能力が高まり、かぜをひいにくくなると考えられています。
過保護な家庭での温度調節や、服装は、自律神経の発達を妨げます。
極端なやり方は体調をくずすので、適度にお願いします。

2007/6/7