子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その8 平成19年10月31日編

Q1 インフルエンザの予防接種はうけた方がいいのか。(両親、赤ちゃん)

A1
 
インフルエンザの予防接種は、一般的には受けたほうが良いでしょう。
今シーズンはインフルエンザの治療薬タミフルが、副作用の疑いで使いずらくなります。
予防がいつにもまして重要なシーズンとなるでしょう。
自費ですし、子供は2回接種が必要です。
毎年受ける必要もありますので、家族でよくご相談下さい。
インフルエンザは重い感染症の代表で、乳幼児は肺炎、脳症、脳炎などに注意が必要です。
しかしながら、一般に1才以下の乳児ではインフルエンザはあまり重症化しないといわれています。
また、1才以下ではワクチンの効果が期待するほど十分にはあがらないという報告もあります。
1才以下のお子さんの場合、現実的には家に持ち込みそうな人(父親や兄弟)にワクチン接種してブロックする方が効果的です。
1月2月の流行期にむやみに外出したり、集団の中へ連れて行かないことは、予防の基本です。
加湿、保温、疲れを残さないことも大切です。
 
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Q2  薬を処方された時に薬がまだあるのに治った時は薬は飲ませなくていいのか?

A2
 
基本的には処方された薬は、すべて飲みきることが大前提です。
よくあるケースですが、熱が出て抗生剤で治療しているのに、熱が下がったとたん勝手に飲むのを中止する人がいます。
せっかくばい菌が減って症状が出ないレベルに改善したのに、やめてしまったら、またばい菌が増えて一からやり直しです。
効果がある場合に、抗生剤は5日から10日投与しないと完治せず、再発する恐れがあります。
患者さんの言う治ったは、治っていないことがしばしばです。
薬が効いたということはわかっても、中身まで完治したかは、外から見てなかなかわからないものです。
治療の期間は、医師が中身まで治すことを考えて決めています。
処方された薬はきちんと飲んでください。効果半減です。

Q3  母乳育児ですが、麦茶やミルクなど、母乳以外の飲み物を嫌がるようです。何か良い方法があれば教えて下さい。

A3
 
母乳が飲めていれば、必ずしも麦茶やミルクではありません。
確かに、発熱や下痢などの病気の時には、水分補給として赤ちゃん用のイオン飲料がお勧めです。
それでも母乳が飲めていればとりあえずは問題ありません。
何か良い方法があるかはわかりませんが、神経質になる必要もありません。
母乳の出が悪くなると、十分な水分や栄養が取れているか心配になりますが、体重が着実に増えていれば、心配ありません。
6~7ヶ月になり離乳食が始まっているお子さんは、食事でカバーすることもできます。
保健センターの保険士さんに相談するのも良いでしょう。

Q4 ゲリかゲリでないのかが、よくわかりません。
平均的にゆるいのですが。

A4
 
ゆるく黄色い便が、1日に3回も4回も出る母乳栄養のお子さんも、正常範囲です。
緑色の固めの便が、3日に1回出るミルク栄養のお子さんも、正常範囲です。
いつもと比べ、1日の便の回数が倍以上に増えたり、いつもよりゆるく水様になったときに下痢と考えます。
病的な場合には、食欲が落ちたり、不機嫌だったり、元気が無かったり、発熱、嘔吐など、何か他のサインを伴います。
赤ちゃんはひとたび下痢が始まると長びくことがしばしばです。
下痢のほかに症状が無く、水分が取れ、元気な場合、あまり心配はありません。

Q5 今、下痢をしていて、受診中なのですが、緑色のウンチが出る、1週間以上下痢が続いているが、風邪が治っていないという事ですか?

A5
 
病気でなくとも緑便になることはあり、緑便だけならあまり心配要りません。
お子さんは、多少おなかの調子が悪いのかもしれませんが、他に症状が無ければ、様子を見て大丈夫。
おなかのかぜなどでゲリが始まると、はじめのうちはばい菌やいやなものを排出するために下痢をします。
病気は治ってきたのに、赤ちゃんはその後もしばしば下痢が長びき、回復に2~3週間かかります。
赤ちゃんは下痢が始まると、ミルクや母乳を消化する酵素がおなかから出にくくなります。
そのためミルクや母乳でも消化不良となって、下痢が続くのです。
消化酵素が十分に出て、おなかが復活するのに2~3週間かかることが良くあります。
元気なら心配せず時間待ちです。

Q6 耳をいじるくせがあるのですが、中耳炎の可能性ありですか?

A6
 
中耳炎は、発熱や痛みのための不機嫌さを伴います。
耳をいじるだけでは中耳炎かは判断できません。
ただし、赤ちゃんはかぜなどで熱が出ると、中耳炎をしばしば合併しています。
発熱と不機嫌(急性中耳炎タイプ)、解熱後耳を気にしていじる、聞こえが悪いような気がする
(慢性中耳炎、浸出製中耳炎タイプ)場合には、一度耳鼻科を受診してください。
中耳炎を起こしやすい子もいますので。

Q7 耳の穴のそうじはいつまでしない方がいいですか?

A7
 
赤ちゃんはききわけがなく良く動くので、耳垢取りは危険とされています。
入浴後に綿棒で掃除をするのはかまいませんが、しつこくならないように。
耳垢がつまってきた場合には、耳鼻科でとってもらうことをお勧めします。

Q8  寝ているとき、鼻のおくがゴーゴー鳴ります。
ただのイビキかもしれませんが。

A8
 
イビキと思われます。
鼻の奥、空気の通り道にはアデノイドという扁桃腺に似た組織があります。
乳幼児ではこれが発達して、ばい菌の侵入に備える免疫の働きをしています。
大きさには個人差があり、大きな子もいて、イビキの原因になることもあります。
かぜの時には症状が強くなります。
首の向きを変えてあげると、効果的なことがあります。
イビキが強く、眠っている間に詰まって息を止めることを繰り返す場合には、循環器系への負担が心配されます。
程度問題ですので、ご心配の場合は耳鼻科さんに相談し、鼻の奥を診察してもらうのも良いでしょう。

Q9 夜中、おならが出ずに泣きます。
対処法などありますか。

A9
 
飲んだり食べたりするときに、空気をたくさん飲んでしまう子がいます。
おならのもとになるので、ゲップ、排気を促します。
食生活を見直して、ガスを発生しにくい食品を選びます。
保険センターの栄養士さんに相談してみてください。
綿棒浣腸でガスを出してしまう。
お父さんと協力して行い、効果を試してみてください。
夜鳴きの多くなる年令なので、不機嫌の原因が本当におならが出ないためなのか確認する必要はありますが・・・

Q10 平熱が36.2℃ぐらいです。
出産した病院で36.5℃以下は低すぎるので服を着せるように言われましたが、着せると汗をかいていやがります。
低いと何か問題があるのでしょうか?
(無いと思うので、本人の機嫌のいいように着せています)

A10
 
1歳くらいの赤ちゃんの平熱は37℃前後です。
まず、赤ちゃんにさわって冷たくないかを確認する必要があります。
次に、きちんと体温が測れているか、検温の仕方が正しいかを確認する必要があります。
脇の下が汗ばんだ状態では体温計は上がりません。まず、汗を拭きましょう。
また、はさむ位置が正しくなければ、体温計は上がりません。
できるだけ深部体温に近いものを測ります。
脇の下のくぼみの中央部分に体温計をさすように当て、しっかり脇をしめて測ります。
腕と体の間にはさむだけでは、きちんと測れません。
さわっても冷たくない、手足も冷たくない、元気が良いなら、本当はもう少し体温はあるのでは?
本当に低い場合は問題で(重症感染症や環境温度の影響)、医師に相談してください。
お子さんの場合は、汗ばんだりしているので問題なさそうですが。

Q11 はげしく泣いた後の授乳中に、半分眠っている状態なのに首~頭をこきざみに振る事があります。1~2分でとまってくり返します。
(本人は眠っているので、無意識に動いてしまっている、という感じに見えます。)同じような動きをする子を見た事がないのですが、そのままにしておいて大丈夫でしょうか?

A11
 
ひきつけ、けいれん、てんかんかどうか、ということでしょうか?
赤ちゃんの動きを見てひきつけを心配するお母さんは時々いますが、
何でもないことが多いようです。
ひきつけかそうでないかは、意識のあるなしで判断します。
顔色は良く、しっかりおこした時に覚醒して目が合うことを確認できれば問題ありません。
顔色が悪かったり、おこしても覚醒しない、意識の様子がおかしい場合はひきつけが疑われます。
本当のところはみてみないとわからないので、デジカメの録画などを医師に見せるのも良いでしょう。

Q12 顔に急に赤い湿疹が出て、翌日に消えている。
ひじの内側、ひざの内側も同じように赤く湿疹が出て、数日で消える。
背中に虫さされのようなものが出て、翌日には消える。
これは何でしょうか?

A12
 
見てみないと本当のところはわかりませんが、汗も・湿疹、蕁麻疹などが考えられます。
汗も・湿疹は入浴後、食後、大泣きした後などに、体温が高くなると、一時的に赤みが目立つことがあります。
しばらくすると消えてしまいますが、肌の清潔や、湿疹の軟膏で対処します。
食事や虫刺されなどによるアレルギー反応、蕁麻疹も重要な候補です。
ブツブツ盛上がり、厚みがあり、かゆみを伴い、体温が高くなると出やすくなります。
パラパラと散在する場合は軽いので様子を見て大丈夫です。
全身に広がる、融合して地図様になる、まぶたがパンパンになるようなタイプは重症です。
早めの治療と、原因を突き止めることが大切です。

Q13 離乳食をたべるとゼーゼーします。
大丈夫でしょうか。

A13
 
飲み込むときに間違って気管に入る、のどの働きの問題(嚥下の協調障害による誤嚥)。
のどのあたり(咽頭・喉頭)の構造に問題があり誤嚥する、のどの造りの問題。
食物による口腔アレルギーなどが疑われます。
よくむせたり、呼吸状態が悪くなると、診断を急ぎますが、他に症状がなければあわてません。
病気なのかどうかを見る必要があり、まず、かかりつけ医の受診をおすすめします。
気管支ファイバー(細い内視鏡)を使い、のどのあたりを観察するテクニックを持った耳鼻科さんもいます。
気になる場合はご相談下さい。

2008/10/31