子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その23 平成23年12月7日編

Q1 インフルエンザの予防接種、今からでもやった方が良いですか?(平成23年12月7日)

A1
 
インフルエンザの予防接種について
 
基本的には接種がおすすめです。
迅速診断キットやタミフルなどの特効薬がありますが、それでもワクチンによる予防は重要なインフルエンザ対策の一つです。
12才以下のお子さんの場合、2回接種が必要です。
大人と違って、1回接種では効果はほとんど期待できません。
1ヶ月の間隔で2回接種すると、その後2週間ほどで免疫がついてきます。
インフルエンザの流行は例年1月末です。
逆算すると11月中おそくとも12月中に1回目、2回目は12月中、おそくとも1月上旬までに終わらせないと流行に間に合いません。
 
1才未満のお子さんのインフルエンザワクチンについては、
①1才以上のお子さんや大人に比べ、ワクチンの効果が今ひとつ不十分か?
②1才未満の赤ちゃんは、インフルエンザにかかってもあまり重症にならずにすむことがある。
などの理由で1才以上のお子さんに比べ、ワクチン接種を積極的にすすめないことがあります。
接種することは良いと思いますが、自費ですので良く検討して判断してください。
インフルエンザはうつす人との接触がポイントになりますので、うつるところに行かなければうつりません。
赤ちゃんはお家にいることが多いので、運んでくる人がいなければうつりません。
1才未満のお子さんの場合、現実的には家に持ち込みそうな人(父親や兄弟)にワクチン接種してブロックする方が効果的です。
1月末から2月の流行時期に、サークルなどの集団の中に不用意に入らないこと、手洗い、うがい、加湿などが、予防の基本です。
ご家族の都合で、赤ちゃんの早い時期から保育所に預けるご家庭もあります。
保育園では、必ずうつしあいが起こると思ってください。
この子たちにはワクチン接種が価値のあるものと思われます。
注意点は、このワクチンは卵が使われているということです。
卵アレルギーのあるお子さんは、事前に医師によく相談してください。
卵を含んだ食品やお菓子(卵ボーローなど)を少しだけ与えてみてください。
吐いたり下痢したり、口の周りが赤く腫れたり、じんましんが出たりしないか確認しておきます。
 
<参照>
⇒子供の病気Q&Aインフルエンザへ
今シーズンのインフルエンザワクチンについて
平成23年秋より、生後6ヶ月から1才までのお子さんのワクチン接種量が倍以上に増えます。
効果があがる事が期待されていますが、今シーズンを終えてみないと判定はまだできません。
副反応が多くなったり、強くなったりする事は、今のところないようです。

Q2 1才になったら打つ予防接種を、どのようなスケジュールで打っていけば良いか。
(保育園に4月から行くので、なるべく病院へ行く回数は少なくしたい。)
(平成23年12月7日)

A2
 
水ぼうそう、おたふく、インフルエンザは集団生活では必ずと言っていいほどかかってしまう病気です。
おたふくやインフルエンザは重症化することの多い疾患ですし、完治するまで登園ができなくなります。
いずれも自費のワクチンですが、接種する方がおすすめです。
乳幼児の髄膜炎予防として、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンも接種がおすすめです。
 
保育園に預けるお子さんの場合、MR(麻疹風疹)ワクチンの後に、おたふく、水ぼうそうのワクチンをお勧めしています。
間隔は4週間づつあけて接種します。
三種混合とヒブ、肺炎球菌ワクチンの同時接種は、だいぶ普及してきました。
しかしながら,MR、おたふく、水ぼうそうなどの生ワクチンどうしの同時接種はまだそれほど普及していません。
また、インフルエンザや三種混合などの不活化ワクチンと生ワクチンの同時接種も普及していません。
生ワクチンの同時接種も構わないのですが、行っている医療機関は、まだかなり少ないようです。
 
<参照>
水ぼうそうワクチン⇒予防接種みずぼうそうワクチンへ
おたふくワクチン⇒予防接種おたふくかぜワクチンへ
インフルエンザワクチン⇒予防接種インフルエンザワクチンへ
ヒブワクチン⇒赤ちゃん学級その18ヒブワクチンへ
肺炎球菌ワクチン⇒赤ちゃん学級その18肺炎球菌ワクチンへ

Q3 熱は高くないが、鼻水がダラダラ出る時は、受診した方が良いか?
(平成23年12月7日)
鼻水がずっと出ています。
熱はない様ですが、なにか対処したほうがいいですか。
(平成23年12月7日)

A3
 
鼻水は粘膜を保護したり、ばい菌を流すために出てきます。
もともと必要で出てくるものですし、かぜやアレルギーでなくても出ることがあります。
赤ちゃんのお鼻の粘膜は敏感で、気温差があると粘膜の保護のためジュワとすることがあります。
止めてしまうより、出てくるものをうまく取ってあげるほうが大切です。
元気がよくて、透明な鼻水だけが出ている場合は、必ずしも受診の必要はありません。
 
鼻づまりは加湿をかけると改善することがあります。
元気なら、お風呂に入ると鼻が通ってきます。
鼻水止めのお薬は、病気のもとを治すものではなく、症状を和らげる作用しかありません。
上手に鼻がかめる子にはお薬は必ずしも必要でないと思います。
鼻水のため不機嫌であったり、眠れない場合は、かかりつけ医に相談してみてください。
また、中耳炎を起こしやすいお子さんは、早めの受診をおすすめします。
ドロドロした黄色や、緑色の汚い鼻水が出ているときも、鼻をかんで汚いものを出すことが基本です。
しかし、汚い鼻水は細菌が繁殖しているので、うまくかめずに長びくようでしたら、受診を考えます。

Q4  友達の子が買い物帰りに車で大量に嘔吐。
その後もしばらく吐いたが、次の日にはなおった。
元々よくミルクを吐く子だが、あんなに噴水みたいなのは初めて。
車酔い?それとも?いまだに原因分からず。
その子はバスなども乗るので、車は珍しくないです。
(平成23年12月7日)
まだよく吐きます。
母乳を飲みすぎだと思ったのですが、吐いた内容やタイミングなど、病気の時の嘔吐に特徴はありますか?
(平成23年12月7日)

A4
 
一時的な嘔吐は、お腹のカゼや体に合わない物を食べた場合に起こります。
体が受け付けないばい菌や食べ物を出そうとする防御反応です。
吐いてすっきりする場合はあわてませんが、何度も吐いてぐったりする場合は受診が必要です。
頭を強くぶつけた後に吐くのは危険なサインで、早急な受診が必要です。
 
赤ちゃんの中には、食道と胃の接合部分のしまりが悪く、吐きやすいお子さんもいます。(胃食道逆流現象)
逆さまに持ち上げると、胃の中のものが出てしまう子が結構います。
このケースでは、成長とともに改善するので、体重が増えていれば問題ありません。
一般に吐く量が多く、体重が増えていかない場合は病気が隠れており、
吐く量が少なく、体重がちゃくちゃくと増えている場合は、あまり心配ないと考えます。
毎月体重をチェックし、母子手帳の後ろのほうに出ている体重曲線で評価します。
乗り物酔いも十分に起こりえます。

Q5 乾燥肌です。
ベビークリームをぬる以外にできる事はありますか。
(平成23年12月7日)

Q6 初めての冬をむかえるにあたって、特に注意することはありますか?
乾燥で肌がガサガサになっているので、クリーム等を塗った方がいいのか?
(平成23年12月7日)

Q7 冬になって、ほっぺた、背中がかさかさで乾燥しています。
何かよい方法はないですか。
(平成23年12月7日)

A5・6・7
 
肌の素質にもより、乾燥肌にも個人差があります。
よく掻く場合は治療の対象となります。
 
保湿剤は肌のコンデションをととのえ、毎日塗っても問題ありません。
保湿剤は、お風呂から出て、できるだけ早くに塗るのがポイントで、肌が潤っているうちに膜をはるように塗るのがコツ
です。
かゆみ止めにはステロイドがとても有効ですが、医師の指示に従って塗ってください。
スキンケアでもかゆみが強い場合は、かゆみ止めを飲みますので、かかりつけ医にご相談下さい。
軽症では保湿効果のある入浴剤もよいと思われます。
お子さんの肌に合うものを探してみてください。

Q8 ミルクを吐いて、それを手でこすり顔につけてしまうためか、顔があれています。
ひびわれて血が出る事もあります。
今は、お湯タオルでふいた後に、馬油をつけています。
なかなか治りませんが大丈夫でしょうか。
また、他にいい方法はありますか?
(平成23年12月7日)

A8
 
乾燥、肌の素質、よだれやミルク、食べ物による汚れなどが、湿疹の原因となります。
原因があるうちは湿疹を繰り返すことになりますので、上手に付き合って行くことになります。
1才くらいまでの辛抱です。
飲んだり、食べたりする前に、口の周りに保湿剤を塗り、刺激物が付かないようにしておくのも良いでしょう。
ジュクジュクしている湿疹は、程度に見合ったレベルの軟膏が必要ですので、かかりつけ医にご相談下さい。

Q9  少しぷるぷるしているような緑色のうんち。
少しゆるい時もある。
引っ越し以降、このうんちばっかり。
環境の変化でうんちも変わるのか?
今もまだ、2週間ほど続いている。
気分は特別悪いわけではないような・・・。
においも今までとは違う。
(平成23年12月7日)

A9
 
便の色は食べたり飲んだりしたものに左右されます。
また、回数が多く便がお腹を早く通過すると黄色で柔らかくなります。
通過に時間がかかり、お腹にいる時間が長いと、色は濃くなり、緑色となります。
健康なお子さんでも緑便が出る事はよくあります。
 
食欲があり、機嫌が良い場合の緑便は、心配ありません。

Q10  赤ちゃんがかぜをひくと親もうつります。
よい予防法はないですか。
(平成23年12月7日)

A10
 
お部屋など、閉ざされた空間に長時間一緒にいることで、感染のリスクが上がります。
家族内では、避けて通ることが難しいのが現実です。
 
予防策の基本は、十分な加湿、食事前などのこまめな手洗い、十分な休養で体力の低下を避ける。
気道粘膜の乾燥は、バリアとしての働きが低下し、ばい菌やウイルスの侵入を容易にします。
加湿やマスクは粘膜の働きを維持します。
触った手が感染ルートになります。
オムツがえの直後や食事の前の手洗いは基本です。
体力の低下=免疫力の低下につながります。
不規則な生活、不摂生を避け、休養を十分にとることは、カゼをひかないための基本です。
気持ちがたるんでいなくても、無理はカゼのもと。

Q11  7か月になったばかりでつかまり立ちを始めました。
早すぎないか心配です。
大丈夫でしょうか。
(平成23年12月7日)

A11
 
つかまり立ちは、8ヶ月から10ヶ月くらいが平均的です。
おすわりやハイハイを経て、筋肉や運動能力が発達してから、つかまり立ちに進むのが自然です。
従って、早すぎるのは、無理をしている場合があります。
本人が自ら立つのは放っておいてかまいませんが、みんなで喜んで調子に乗らせない方が良いかと思われます。
また、同じ理由で、歩行器もお勧めしません。
赤ちゃんは必ずしも早いのが偉いわけではありません。
多少遅くとも、みんなの後を追うように発達して行けば、心配ありません。

Q12  何でも口に入れます。
(紙、布、リモコン、コンセントetc.)
絶対に気をつけなければならないものは何ですか。
(平成23年12月7日)

A12
 
タバコや、化粧品、洗剤、薬などは、吸収されるので、とても危険です。
赤ちゃんは手に持てばウンチでも食べます。
手の届くところに置いたら負け、手に持たせたら負けです。
 
ゴム、紙、プラスチック、金属などは消化できず、吸収もできません。
のどから食道、胃に落ちれば、うんちに出るのを待つだけです。
1日から2日の間に排泄されますので、確認してください。
のどに詰まると、違和感が強いため、不機嫌になったり、食べられなくなるでしょう。
気管に詰まると、咳が止まらなくなったり、呼吸困難になり、大問題になります。

2012/12/7