子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(北子育て世代包括支援センター)

第3回(平成27年10月21日)

※しらこ子育て支援センターから「北子育て世代包括支援センター」へ名称変更しました。

Q1 8カ月のお子さん、インフルエンザの予防接種をしても大丈夫か?(平成27年10月21日)…1 予防接種・ワクチン
インフルエンザの予防接種は、何カ月から?(平成27年10月21日)

A1 
 
インフルエンザの予防接種について

基本的には接種がおすすめです。
迅速診断キットやタミフルなどの特効薬がありますが、それでもワクチンによる予防は重要なインフルエンザ対策の一つです。
12才以下のお子さんの場合、2回接種が必要です。
大人と違って、1回接種では効果はほとんど期待できません。
1ヶ月の間隔で2回接種すると、その後2週間ほどで免疫がついてきます。
インフルエンザの流行は例年1月末です。
逆算すると11月中おそくとも12月中に1回目、2回目は12月中、おそくとも1月上旬までに終わらせないと流行に間に合いません。
 
1才未満のお子さんのインフルエンザワクチンについては、
①1才以上のお子さんや大人に比べ、ワクチンの効果が今ひとつ不十分
②1才未満の赤ちゃんは、インフルエンザにかかってもあまり重症にならずにすむことがある。(新型の場合は例外)
などの理由で1才以上のお子さんに比べ、ワクチン接種を積極的にすすめないことがあります。
接種することは良いと思いますが、自費ですので良く検討して判断してください。
インフルエンザはうつす人との接触がポイントになりますので、うつるところに行かなければよいわけです。
赤ちゃんはお家にいることが多いので、運んでくる人がいなければ、そうそうはうつりません。
1才未満のお子さんの場合、現実的には家に持ち込みそうな人(父親や兄弟)にワクチン接種してブロックする方が効果的です。
1月末から2月の流行時期に、サークルなどの集団の中に不用意に入らないこと、手洗い、うがい、加湿などが、予防の基本です。
ご家族の都合で、赤ちゃんの早い時期から保育所に預けるご家庭もあります。
保育園では、必ずうつしあいが起こると思ってください。
この子たちにはワクチン接種が価値のあるものと思われます。
注意点は、このワクチンは卵が使われているということです。
卵アレルギーのあるお子さんは、事前に医師によく相談してください。
卵を含んだ食品やお菓子(卵ボーローなど)を少しだけ与えてみてください。
吐いたり下痢したり、口の周りが赤く腫れたり、じんましんが出たりしないか確認しておきます。

Q2 BCGのあとが他の子よりうすいが大丈夫か?(平成27年10月21日)… 1 予防接種・ワクチン

A2
 
接種後徐々に赤みをまし、1か月くらいではっきりしてきます。
全部で9コ×2か所の発赤となりますが、うすくても大丈夫です。
いくつか数えられるレベルでも免疫はつきます。

Q3 鼻水鼻づまりが続いている時、耳鼻科を受診すべきか?(平成27年10月21日)… 3 受診の目安・病気のときの対応

A3
 
小児科と耳鼻科は扱う病気がかなり重複します。
耳鼻科の先生も小児を見るのは得意です。
色のついた鼻水が長びいたり、鼻の症状がメインの場合、中耳炎をおこしやすい子,耳を痛がる場合は耳鼻科を受診します。
一方、鼻水以外の症状が強い場合、咳が強い、熱が続く、具合が悪いなどのケースは、小児科がおすすめです。
上手に使い分けてください。

Q4 熱はないが、鼻水、軽い咳などがある場合の受診の目安は?(平成27年10月21日)… 3 受診の目安・病気のときの対応

A4
 
鼻水は粘膜を保護したり、ばい菌を流すために出てきます。
もともと必要で出てくるものですし、かぜでなくても出ることがあります。
赤ちゃんのお鼻の粘膜は敏感で、気温差があると粘膜の保護のためジュワとすることがあります。
止めてしまうより、出てくるものをうまく取ってあげるほうが大切です。
元気がよくて、透明な鼻水だけが出ている場合は、必ずしも受診の必要はありません。
 
鼻水のため不機嫌であったり、眠れない場合は、かかりつけ医に相談してみてください。
また、中耳炎を起こしやすいお子さんは、早めの受診をおすすめします。
ドロドロした黄色や、緑色の汚い鼻水が出ているときも、鼻をかんで汚いものを出すことが基本です。
しかし、汚い鼻水は細菌が繁殖している状態ですので、うまくかめずに長びくようでしたら、受診を考えます。
アレルギー性鼻炎は、毎年、毎年花粉を浴びてやがて発症するものと考えられています。
年令が進んで発症しますので、赤ちゃんのうちは気にしなくても良いとされていました。
しかし、近年では低年齢化がかなり進んでいるようです。
透明な鼻水がとめどもなく出続けます。
汚い色のついた鼻水はアレルギー性鼻炎ではありません。
診断は、耳鼻科の先生の得意分野です。

Q5 お友達のお子さんが、いきなり白目をむいて意識がなくなりました。対処法は?(平成27年10月21日)… 3 受診の目安・病気のときの対応

A5
 
白目をむいて意識がなくなると、ひきつけやてんかんが疑われます。
意識が戻らない場合や、顔色が悪く呼吸を止めている場合は、救急車を呼びます。
到着までの間、人工呼吸が必要になるかもしれません。
 
すぐに意識が戻る場合は、まずかかりつけ医に相談します。
繰り返す場合は、動画撮影をしておけると診断の助けになります。

Q6 歯が黄色に着色しているが、大丈夫か?(平成27年10月21日)… 4 目・鼻・口・耳・体の異常

A6
 
小児期に特殊な抗生剤の治療を受けると歯に色がつくことがありますが、今日ではめったに見られなくなっています。
他の原因についてはよくわかりませんが、急いで治療しなければならないものは、あまりないと思います。
経過観察となりますが、市の1才半健診で歯科衛生師さんの健診がありますので、相談してみて下さい。

Q7  耳たぶの下や後ろが切れているのはアトピーか?(平成27年10月21日)… 5 皮膚に関する問題

A7
 
アトピーのお子さんにしばしば見られます。
繰り返す、なおりずらい、体の他の皮膚にも、カサカサしてかゆいところがある場合は受診を考えます。
長期間にわたり繰り返しますので、アトピー性皮膚炎の診断も含め、皮膚科の受診がおすすめです。

Q8 おへそが赤い時があるが、大丈夫か?(平成27年10月21日)… 5 皮膚に関する問題

A8
 
おへそは通気が悪く、湿疹を起こしやすい個所です。
めん棒のお掃除で色がついたり、臭いにおいがしたりする場合は、ばい菌が繁殖しており、治療がおすすめです。
入浴後、めん棒などを使って清潔にしおいてください。

Q9 食物アレルギーはどんなふうになるのか?(平成27年10月21日)… 6 アレルギー
夫がエビ・カニアレルギーで、子どもに新しい食品を与える時心配。アレルギー検査をした方が良いか?(平成27年10月21日)… 6 アレルギー
離乳食をはじめてから、手足に湿疹ができるようになったが、どのようなケアをしたらよいか?(平成27年10月21日)… 6 アレルギー

A9
 
食事が原因で、じんましんなどのアレルギー症状の出るお子さんが、近年増加しており、報告では、乳児の約10%、3歳児の約5%、小学生以降の約1.3~2.6%とされています。
(もっと増えているかもしれません。)
・皮膚粘膜症状(じんましん、かゆみ、まぶたの腫れ、唇の腫れ、のどの違和感)
・呼吸器症状(咳、喘息、呼吸困難)
・消化器症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血便)などがあります。
複数の箇所にアレルギー症状が現れる場合をアナフィラキシーと呼びます。
血圧が低下して、ショック症状を起こし(循環器症状)、生命を脅かす危険な状態となることなることもあり、アナフィラキシーショックと呼ばれ、近年注目されています。
 
食物アレルギーの分類と症状
①新生児期に、粉ミルクにより嘔吐、下痢、血便を認める、消化器症状タイプ。
②乳児期に、卵、牛乳、小麦などで、痒みの強い湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎タイプ。
③食後2時間以内に、じんましんやアナフィラキシーを起こす即時型症状タイプ。
  乳幼児期の卵、牛乳、小麦
  小学生以降のエビ、カニ、魚類、小麦、果物、そば、ピーナッツ
④小麦やエビなどを食べた後、運動すると起きる、食物依存性運動誘発アナフィラキシー。
⑤果物や野菜を食べた直後、口腔粘膜に接触じんましんを起こす、口腔アレルギー症候群。
卵、乳製品、小麦、大豆で頻度が高くなりますが、果物など思いもよらぬ食品が原因となることもあります。
じんましん直前の食品をリストアップしておくと、原因が見つかりやすくなります。
2~3回繰り返し、原因が明らかなものや、アレルギー症状が強い場合は、その食品を避けるのが基本です。
判断や対応に迷う場合は、医師に相談してください。
食物アレルギーの診断
問診が重要で、それだけで診断がつくことも多いようです。
原因となる食品の見当がついたら、血液検査や皮膚テストで確かめます。
つまり、症状があって、初めて検査確認、の順となります。
症状がないのに検査をしても解決になりません。
逆に症状がないのに検査で陽性に出ることも多く、食事に混乱を招くことがしばしばあります。
検査が陽性に出ていても、年令が進むと食べれれるようになっていたりします。
検査は絶対ではありません。
症状が出た場合、24時間以内に食べたものを記録しておくと、とても重要な情報となります。
2度、3度繰り返したときに、重なる食品が候補になります。
食物アレルギーの対応
治療の原則は、正しい診断に基づいて原因となる食物を必要最小限で除去することです。
除去の程度や代わりの食品など、栄養指導を受けることが重要です。
アレルギーの予防薬も使いますが、薬はあくまでも補助療法です。
少しずつ食べながら治す治療法として経口減感作療法が注目されていますが、危険を伴いますので、専門医の指導のもとに行ないます。
乳幼児期の、卵、牛乳、小麦アレルギーは、食べられるようになることが多く、学童、成人のえび、かに、小麦、果物、そば、ピーナッツアレルギーは治りにくいとされています。
食物アレルギーが心配な場合の食事の進め方。(当院の場合)
× 生のまま、加工されてない、多量に摂取
○ よく火を通す、加工食品、少量ずつ接種
特に卵では、生、卵白、多量の接種は要注意です。
初めての食品、アレルギーがあやしい食品を与える場合には、
週の前半、平日の朝(休日夜間は避け、医療機関の診療時間帯に)
1日目に一口、2日目に2口、3日目に3口、4日目に4口、週末は無理しない。
症状が出始めたら中止して、かかりつけ医に相談を。
一度に何種類もためさない。

Q10 2回食の場合の母乳は、栄養としてどのくらいの割合か?(平成27年10月21日)… 7 母乳・ミルク・離乳食

A10
 
個人差があります。
1才に向けて、栄養の主体が母乳やミルクから固形物に代わって行きます。
よく食べて、よく飲む子なら、割合は気にしません。
また、体重増加が他のお子さんと変わりない場合も、栄養は取れているので気にしません。
運動が活発になる月齢では、取りすぎも気にしません。

Q11 1日に必要なの水分量は?(平成27年10月21日)… 7 母乳・ミルク・離乳食

A11
 
乳児の1日の水分摂取量は、母乳やミルクでおよそ1000ml、さらに離乳食にも多くの水分が含まれています。
健康な状態で、飲食がいつもとそれほど変わりなければ、量を気にする必要はありません。
多く取れば、おしっこに出ますので。
脱水を起こしそうな場合は、1日の摂取量よりも、少しずつでも頻回に摂取できて、おしっこを確認できることが大切です。

Q12 何日ウンチが出ないと便秘ですか?(平成27年10月21日)… 8 うんち・おしっこに関する問題

A12
 
赤ちゃんの便の回数は個人差があります。
一般に母乳の子はゆるくて回数が多く、1日に何度も便が出ます。
ミルクの子は便は硬めで、2~3日に1回という子もいます。
自力で排便できる場合は、あまり気にしません。
柔らかい便で、3日4日すると自力で排便できるケースは便秘扱いしません。
7日くらいまではためる事ができるようです。
 
便が硬すぎて出にくくなる場合や、便がたまって不機嫌になったり、食欲が落ちる場合は、治療の対象となります。
便が堅くて自力で出しにくい場合、肛門が切れて出血するような場合は、積極的に対応します。
基本は大人と同じで、十分な水分、野菜、果物を取る習慣は基本です。
野菜、根菜をくたくたに煮て、さらにすりつぶしたスープや、果汁の濃いタイプの飲み物を、毎日の習慣に取り入れるのはお勧めです。
それでも便の硬い子はいますので、かかりつけに相談します。
便を柔らかくする薬や、下剤、浣腸など、程度に応じて指導があります。

Q13 たんこぶができたが、泣いてすぐ寝てしまったときは大丈夫か?(平成27年10月21日)… 10 事故・不思議な行動
つかまり立ちをするようになって、倒れて頭を打つが、大丈夫か?(平成27年10月21日)

A13
 
外側のたんこぶは、大問題になりません。
頭の中で起きていることが問題になります。
 
打った直後に意識の状態が悪ければ救急へ。
高いところから(1m以上)硬いところ(コンクリートなど)に落ちたときもCTが取れる病院の受診がおすすめです。
打った直後が大丈夫でも、頭の中の細い静脈が切れ、ジワジワ出血し、2日から7日して症状が出てくるケースもあるので注意します。
意識状態が悪くなり、うつらうつらして寝てばかり、よく吐くようになる、運動障害が出る、できていたことができなくなる。
疑わしい症状がある場合は、CTの取れる病院を受診します。
打ち所について。
3階から転落しても無事な赤ちゃんがいるかと思えば、診察台から落ちても頭の骨を骨折しているケースもあます。
まったく打ち所に左右されます。
打つ回数。
多ければ多いほどトラブルが起きるリスクが上がりますから、少ないほうが良いに決まっています。
打ち方。
硬いところに落ちる、角のあるものにぶつかる、勢い良く打つなどは危険なパターンです。
特に歩き始めの時期は、赤ちゃんの目線で家の中を見直し、危険な打ち方を避けていくことを意識します。
ひっくり返って転んで頭を打っても、危険性の少ない柔らかい床材(カーペットなど)。
家具の角を保護する等、ぶつかっても危険の少ない環境。
また、家の外では想定外の危険が多いことを意識して、目をはなさない。
赤ちゃんは高いところに寝かせば、必ず転がって落ちるのです。
とがった角があれば、必ずぶつかりに行きます。
意識をするか否かでだいぶ事故は防げます。

Q14 高い高いで脳しんとうを起こす例があると聞きました。ゆっくりやればよいのか?(平成27年10月21日)… 10 事故・不思議な行動

A14
 
ゆさぶられっ子症候群に注意して下さい。
極端な速さで赤ちゃんを上下に揺さぶって、高い高いをすると、頭が前後に揺さぶられます。
首のところがむち打ち症のようなダメージを受け、神経に障害を与え、マヒをおこし、なおらなくなってしまいます。
赤ちゃんのあや仕方は、刺激の強い方法は、事故のもとになります。
また、一度してあげると、喜んでいくらでも要求するようになり、エスカレートしますのでご注意ください。

Q15 歯ぎしりは続けさせても良いのか?(平成27年10月21日)… 10 事故・不思議な行動

A15
 
赤ちゃんの歯ぎしりは、珍しいものではありません。
成長とともに目立たなくなることが多いようです。

2016/1/5