子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その3 平成18年8月2日編

Q1 鼻水がよくでますが、様子を見ていると1週間程でなおりますが、受診した方が良いですか?判断が難しいです。

A1
 
鼻水はかぜでなくても出ることがあります。
赤ちゃんのお鼻の粘膜は敏感で、気温差があると粘膜の保護のためジュワと出ることがあります。
かぜとの区別は他の症状を見て判断します。
不機嫌さや他に咳や熱などをともなわなければ、受診の必要はありません。
また、かぜの始まりのこともありますが、鼻水は必ずしも止めなければならないものではありません。
鼻水は、ばい菌やウイルスを洗い流すために出てくるからです。
鼻水止めを早く飲んだら、かぜが早く治ってしまうということはありません。
すべてのかぜが重くなるわけではありません。少し様子を見てから受診を考えても遅くありません。
中耳炎を起こしやすい子は例外です。
 
追加解説
鼻水止めのお薬は、病気のもとを治すものではなく、症状を和らげる作用しかありません。
上手に鼻がかめる子にはお薬は必ずしも必要でないと思います。
ドロドロした黄色や、緑の汚い鼻水が出ているときも、鼻をかんで汚いものを出すことが基本です。
汚い鼻水は細菌が繁殖しているので、うまくかめずに長びくようでしたら、受診を考えます。

Q2 予防接種の副作用について教えてください。

A2
 
接種後30分の間に起こる強いアレルギー反応・アナフィラキシーショックと24時間から48時間後に起こる弱いアレルギー反応があります。
強いアレルギー反応は大変まれな反応ですが、ぐったりするショック状態、喘息のようにゼーぜーして呼吸状態が悪くなる、嘔吐、強い蕁麻疹などがあり、要注意です。
接種後観察して帰るか、少なくとも何か起きたらすぐに接種した医療機関と連絡が取れるようにして対応します。
弱いアレルギー反応は、熱や軽い蕁麻疹などで、他の病気と区別がつかず心配な場合は、接種した医療機関に相談します。
ワクチンからの反応であれば、重症なケースではないためあわてません。
 
追加解説
マスコミやインターネットではワクチンの副作用のことばかりが取り上げられます。
製薬会社もがんばって、近年ワクチンもずいぶん改良されました。
それでもまれにワクチンが合わない人が出てしまいます。
ワクチンは同じでも、人には個人差があるからなのでしょうか?
多くの小児科医は、副反応の頻度や程度に比べワクチンのメリットのほうがはるかに重要と考えています。
頻度の低い重い反応ばかりに目を奪われ、肝心の目的を忘れてしまうのは損なことと思います。

Q3  オムツかぶれなのかどうか分からないが、オムツを取替える時やお風呂に入っている時に性器の周りをひっかく。
このままにしておいても良いのでしょうか?

A3
 
かゆみのためひっかくのなら湿疹の軟膏をぬります。
 
追加解説
赤ちゃんは肌がデリケートで、初めの1年は、湿疹とのお付き合いです。
汗、よだれ、ミルクかす、食べ物かす、ウンチ、おしっこなどが肌につくと、刺激になったり、細菌が繁殖し、湿疹を作ります。
清潔が基本ですが、それでも湿疹はできてしまいます。
ジュクジュクした汁が出たり、かゆみが強い場合は、程度にあった治療をしますので、ご相談下さい。

Q4 爪で耳をかき、出血することがあります。出血後は、何か薬をつける必要がありますか。下痢でおむつかぶれをした場合、どの科でみてもらえばよいですか。(小児科・皮膚科)

A4
 
腫れている、ジュクジュクして汁が出る、膿んでいるなどの場合には治療が必要です。
赤ちゃんであっても、ある程度の傷は、自分でも治す力があります。程度で治療を考えます。
おむつかぶれはどちらの科でもみますが、軟膏治療で治りににくい時には、カビによる湿疹のことがあります。
この場合は皮膚科がおすすめです。
下痢のウンチは肌に強く、おむつかぶれの原因になります。
下痢の回数が多く、ウンチのついている時間が長ければ長いほど、おむつかぶれは治りにくくなります。
こんな時には、手はかかりますが、坐浴をこまめにしてあげることがおすすめです。
また、湿疹の軟膏にも種類がありますので、治りにくいときにはご相談ください。

Q5 ミルクの飲む量にムラがある。夜中にぐずっておきるが(ほとんど飲まない)
顔にしっしんが出ている。

A5
 
ムラがあっても、1日のトータル量が、ある程度摂取できていれば大丈夫です。
栄養が足りているか心配な時は、体重の増加を観察すると良いでしょう。
月ごとに体重をはかり、母子手帳の後のページにある体重曲線に記録して行きます。
点と点を結んだときに、みんなと同じくらいのペースで増えていることが大切です。
夜中にぐずるのは、6から7ヶ月の赤ちゃんですと、夜鳴きではないかと思われます。
たいていは1才過ぎくらいまでの辛抱です。
顔の湿疹は前述を参照に。

Q6 離乳食をのどにつまらせる事が、増えてきたのですが、つまってしまった時の方法を教えて下さい。

A6
 
なぜ詰まるのかが気になりますが、つまった場合の対処についてお話します。
胃の中へ落ちてしまえば問題ないのですが、気管に入ってしまうと大変。
咳き込んだり、呼吸が苦しそうだったり、顔色が蒼くなったりしないか、注意して観察します。
うつぶせの姿勢でかかえ上げ、頭を低くして背中を強めに何度もたたきます。
呼吸が十分に落ち着くまで、食事や水分を与えないように。

Q7 離乳食ですが、固さはあまりいそがないようにと思っているのですが、本人はあまりやわらかい物を好まなくなりました。
量や固さは本人にあわせていけばよいですか?目安は、げりをしなければよいですか?

A7
 
おおむねそのとうりで良いかと思われます。
赤ちゃんのおなかの発達に合わせ、離乳食のレベルアップを急がないのは基本ですが、食べてくれないのも困りものです。
おなかの調子を見ながら、気をつけて進めてください。

Q8  今、さばを食べて、体に湿しんが出ています。
黒こげにしたものを食べると、次から食べられるというのは本当ですか?

A8
 
黒焦げのさばののことは良く知りません。
アレルギーを起こしやすそうな食品は、ある程度の年齢に達してからのほうが良いのでは?
やがては食べることができても、赤ちゃんの未熟なおなかには向かないことがあります。
赤ちゃんにとって、早くから食べられることは良いこととは限らず、無理をさせていることがあります。
 
追加解説
赤ちゃんのおなかはまだ未熟で、1才くらいまで発達が進みます。
未熟なおなかは消化の不十分なタンパク質も吸収してしまい、アレルギーの引き金を引きます。
特にアレルギー疾患のある家系では注意が必要とされます。
アトピー性皮膚炎、じんま疹などに始まり、やがては気管支喘息や花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)の発症につながります。(アレルギーマーチ)
成長とともにたいていは食べられるようになるので、離乳食の進め方は、遅め遅めがおすすめです。
→赤ちゃん学級Q&A その2 (平成18年6月7日 和光市保健センター赤ちゃん学級より)のQ1を参照。

Q9 便秘でこまってます。
1週間に1回か2回、すごくカタく、いつも真っ赤な顔をして出そうとしているけど、なかなか出ず、めんぼうで刺激しています。毎回こんな感じですが、大丈夫でしょうか?
便秘がちで、時々綿棒で便を出しています。くせにならないと言いますが本当ですか?いつ頃までやっていいですか?また、何日おきぐらい良いですか?

A9
 
毎日浣腸液を使うわけではないので、大丈夫なのでは?
排便のペースはいろいろで、3日4日に1回でも、自力で出せるなら綿棒刺激や浣腸の必要はありません。
待っても、いてもいつも自力で出せない場合は、3日4日でごとに綿棒浣腸も仕方がないのでは?
ウンチが硬くなってくると悪循環に入りますから、普段から便秘対策が必要になります。
水分・果汁・果物・野菜・繊維のある食材を積極的に取る習慣が基本です。
夏場は便が硬めになるので、こまめに水分を取らせます。
 
追加解説
排便時のおなかのマッサージについて。
お母さんのマッサージを見せていただくと、おまじないのようになでている人が多いようです。
赤ちゃんのうちは腹筋が発達していないため、ふんばっても力が逃げ、肛門に伝わりにくいようです。
お母さんの手を腹筋の代わりとして、赤ちゃんがウーンとうなるまで、強く押してマッサージするほうが効果があります。
哺乳後、食後30分くらいが、おなかが良く動く時間帯のため、おすすめです。
もちろんゲップをした後で。
綿棒浣腸のコツもありますし、手ごわい子にはウンチを柔らかくするお薬もあります。
便秘の程度により、対応の仕方がありますので、ご相談下さい。

2007/8/2