子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(和光市保健センター)

その27 平成25年4月17日編

Q1 赤ちゃんの免疫が6か月くらいから弱くなると聞きました。本当ですか?
また、女の子に比べ男の子の方が、病気に弱いと聞きました。本当ですか?(平成25年4月17日)

A1
 
子供の免疫についてのお話
赤ちゃんはお母さんから、抗体という免疫の物質を、胎盤を通して譲り受けて生まれてきます。
赤ちゃんはかぜにかかりにくいと言われるのは、この抗体のおかげです。
(お母さんがかからないタイプのかぜには強いが、細菌感染には非常に弱い)
 
この抗体は生後6ヶ月を過ぎると減少しますが、赤ちゃん自身の免疫が発達し始めるのは1歳を過ぎてからです。
すなわち、6ヶ月から1才半では免疫力は一生で最も低下しています。
この時期にはかぜをひきやすく、またかぜが重症化しやすい年齢になっています。
人はかかったことのない感染症の免疫は持っていません。
ですから、初めて接触のあったかぜにはかかってしまう可能性が高いのです。
ずっとおうちにいる子は感染のチャンスがないため、めったにかぜをひきません。
しかし、保育園など集団生活をしているお子さまは感染のチャンスだらけというわけです。
感染症はうつる所へ行かなければうつりません。
外出が多ければ多いほど、かぜにかかるチャンスが増えることをお忘れなく。
特に、重い病気に対しては予防接種がすむまで注意して下さい。
ヒブワクチン(インフルエンザ菌)・肺炎球菌ワクチン・4種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳・破傷風・ポリオ)
BCG(結核)・ロタウイルスワクチン(自費)・B型肝炎ワクチン(自費)
お子さんが未熟児で生まれた場合、よく、女の子は生命力が強いと言われます。
自分の考えですが、女の子は強い子孫を残すために、免疫力などの能力が強い子が、自然に選ばれている気がします。
生命力の強い遺伝子を残すことが、自然の摂理であり、生物の目的だと思います。

Q2 ワクチンを接種しても、抗体がへると聞いたことがあるのですが、その場合、どのくらいの期間でへるのか?再度予防接種が必要なのか?等、教えて下さい。
(平成25年4月17日)

A2
 
麻しんや風しんのワクチンは、接種すると十分な免疫がつきます。
しかしながら、20年位たつと抗体は低下し、中にはかかってしまうケースが出て、問題となっています。
今日、麻しん風しん混合ワクチンを1才と5才の2回接種するようになったのは、このためです。
ちなみに、5才ではまだ免疫は十分に残っています。
免疫がなくなってしまう前に再度接種することで、長期間の免疫が得られます。
おたふくワクチンも同様かと思われます。
水ぼうそうのワクチンは、もともと弱めに作ってあるワクチンです。

Q3  熱中症の予防と対処法。(平成25年4月17日)

Q4  熱中症の判断のポイントと対処。(平成25年4月17日)

A3・4
 
人間は汗をかくことで、余分な熱を体から放出し、体温を保ちます。
高温、多湿の環境では、水分の補給が不足していると、汗をかいて熱を放出できないため、熱がこもって熱中症となります。
赤ちゃんは大人に比べ、すぐに脱水傾向になりやすく、親と同じ感覚でいると危険です。
適切な水分(赤ちゃん向けイオン飲料や経口補液)を取ることで脱水を防ぎます。
 
予防の基本は、熱い時間の外出を避けたり、高温の環境を避ける事です。
天気の良い日は、車の中はあっという間に高温になります。
夏場は地面の近くは熱が高いため、バギーは高温環境になります。
暑い環境下に、水分が不足して、熱がこもり、ぐったりしてきます。
対処は、涼しい環境で安静とし、適切な水分を与えます。
ぐったりして、意識状態が良くない場合は重症で、早急な病院受診が必要になります。

Q5 うつぶせ、座った時に、ミルクや離乳食をよく吐くのですが、大丈夫でしょうか?(7ヵ月)(平成25年4月17日)

Q6 うつぶせになったり、座ったりするとよく吐きますが、大丈夫でしょうか。(平成25年4月17日)

A5・6
 
食道と胃のつながる部分のしまりが弱く、姿勢により吐きやすくなるお子さんは、少なからずいます。
年令と共に改善するケースがほとんどです。
体重が着実に増えている場合は問題ありません。

Q7 日焼け止めを塗ったら湿疹ができました。
どうすれば良いのでしょうか?(平成25年4月17日)

A7
 
軟膏や塗るものが肌に合わないケースは、少数ですが必ず出てきます。
何種類かあるはずですので、薬局に相談して、肌に合う日焼け止めを探してみてください。
日焼け、肌への影響が心配な場合は…
対策としては、衣服の工夫や、日差しの強い時間帯の外出を避ける事です。
まったく外出しないわけにはいきませんので、時間帯やお子さんの年齢を考えてあげて下さい。
幼少期の日焼けは、将来の皮膚がんにかかわると言われています。
真っ黒に焼けて健康という時代ではなくなってしまいました。

Q8 離乳食をはじめています。
アレルギー症状の対応、ひどいときの症状、対応も。(平成25年4月17日)

A8
 
現代において、食物アレルギーのお子さんはずいぶん多くなってきています。
卵、乳製品、小麦、大豆で頻度が高くなりますが、果物など思いもよらぬ食品が原因となることもあります。
じんましん直前の食品をリストアップしておくと、原因が見つかりやすくなります。
2~3回繰り返し、原因が明らかなものや、アレルギー症状が強い場合は、その食品を避けるのが基本です。
判断や対応に迷う場合は、医師に相談してください。
じんましんだけ、皮膚症状だけの場合は、軽症~中等症であることがほとんどです。
軽症なら、応急的に虫刺され軟膏や、ステロイドを塗ります。
体があったまると悪化しますので、入浴は要注意です。
呼吸困難やショック状態をともなう重症なケースも、しばしば起こります。
アナフィラキシーなどの重症な場合は、早急に医療機関の受診が必要になります。
⇒食物アレルギーとアナフィラキシー(私たちの健康より)を参考にしてください。
★食物アレルギーとアナフィラキシー(私たちの健康より)
 
 食事が原因で、じんましんなどのアレルギー症状の出るお子さんが、近年増加しており、報告では、乳児の約10%、3歳児の約5%、小学生以降の約1.3~2.6%とされています。
皮膚粘膜症状(じんましん、かゆみ、まぶたの腫れ、唇の腫れ、のどの違和感)、呼吸器症状(咳、喘息、呼吸困難)、消化器症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血便)などで、複数の箇所にアレルギー症状が現れる場合をアナフィラキシーと呼びます。
血圧が低下して、ショック症状を起こし(循環器症状)、生命を脅かす危険な状態となることなることもあり、アナフィラキシーショックと呼ばれ、近年注目されています。
 
1)食物アレルギーの分類と症状
①新生児期に、粉ミルクにより嘔吐、下痢、血便を認める、消化器症状タイプ。
②乳児期に、卵、牛乳、小麦などで、痒みの強い湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎タイプ。
③食後2時間以内に、じんましんやアナフィラキシーを起こす即時型症状タイプ。(乳幼児
 乳幼児期の卵、牛乳、小麦、小学生以降のエビ、カニ、魚類、小麦、果物、そば、ピーナッツ)
④小麦やエビなどを食べた後、運動すると起きる、食物依存性運動誘発アナフィラキシー。
⑤果物や野菜を食べた直後、口腔粘膜に接触じんましんを起こす、口腔アレルギー症候群。
 
2)食物アレルギーの診断と治療
 問診が重要で、原因となる食品の見当をつけ、血液検査や皮膚テストで確かめます。
治療の原則は、正しい診断に基づいて原因となる食物を必要最小限で除去することです。
除去の程度や代わりの食品など、栄養指導を受けることも重要です。
アレルギーの予防薬も使いますが、薬はあくまでも補助療法です。
少しずつ食べながら治す治療法として経口減感作療法が注目されていますが、危険を伴いますので、専門医の指導のもとに行ないます。
乳幼児期の、卵、牛乳、小麦アレルギーは、食べられるようになることが多く、学童、成人のえび、かに、小麦、果物、そば、ピーナッツアレルギーは治りにくいとされています。
 
3)アナフィラキシーとその対応
 近年の日本の調査では、増加は著しく、小中高生の0.14%、約1万8千人がアナフィラキシーを起こし、約20%は学校で起きており、注意が必要となっています。
食物アナフィラキシーは、多くの場合、食後30分から40分以内に発症します。
重症度はいろいろですが、じんましんに息苦しさや喘息などを伴う場合は、ショックに進む可能性が高く、危険なサインとされ、緊急の治療を必要とします。
 ペン型のアドレナリン自己注射薬(エピペン)の早期の使用により事故が避けられます。
専門医が指導と処方を行い、家族や学校の理解が不可欠です。
原因となる食品を誤って食べてしまわないための栄養指導も重要ですし、また近年では、発生頻度が高い食物、重い症状を起こす食物に対して、原材料の表示がされるようになっています。(義務:卵、牛乳、小麦、えび、かに、そば、落花生)
ただし、加工食品が対象であり、店頭販売品や外食は対象外のため注意が必要となります。

Q9 反りが強く、怒ると頭と足でブリッジのような形になります。
大丈夫でしょうか?(平成25年4月17日)

A9
 
伸ばす側の筋肉と縮める側の筋肉の緊張のバランスが悪いと反り返ります。
この場合、脳の障害が疑われます。
お座りの姿勢が普通に取れるお子さんでは、反り返りも問題ないと思われます。
判断が難しければ、かかりつけ医を受診してください。

Q10 頭を左右によくふります。
大丈夫でしょうか?(平成25年4月17日)

A10
 
病気が隠れていると言うよりは、癖であることが多いようです。
てんかんやひきつけでは、目が合わなくなり、意識がない状態になります。
起こしてでも意識を確認し、意識状態が悪くなければ、問題なしと考えます。
心配な場合は、デジカメなどに録画して、かかりつけの先生に相談してみて下さい。
中耳炎の場合は、痛みや熱を伴い、耳垂れが出てきます。

2014/4/17