子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(北子育て世代包括支援センター)

第5回(平成28年6月15日)

Q1 けいれんは高熱の時しか起こらないのか
(平成28年6月15日)3 受診の目安・病気のときの対応

A1 
 
けいれん(ひきつけ)は熱のない時にも起こります。
熱が出てけいれんを起こした場合、最も多いのが熱性けいれんですが、髄膜炎や脳炎でもけいれんを起こします。
熱を伴わないけいれん(無熱性けいれん)の原因として、
ロタウイルス感染などによる胃腸炎に伴うけいれん
頭部の外傷や頭蓋内の出血に伴うけいれん
脳腫瘍に伴うけいれん
てんかんなどがあります。
無熱性のけいれんは止まりにくかったり、適切な診断や治療を急ぐ場合が多くなります。

Q2 かぜや下痢のときの水分について。
ポカリにぬるま湯をまぜてあげたことがあるのですがどうでしょうか?
(平成28年6月15日)3 受診の目安・病気のときの対応

A2
 
市販の経口補液OS-1やアクアライトORSなどの子供用のイオン飲料がすすめられています。
塩分や糖分がバランスよく入っていて、腸からの吸収、体への吸収効率がとてもよいからです。
ポカリスエットなどの一般的なイオン飲料はおいしいのですが、吸収のことを考えると、子どもの脱水の治療にはおすすめしていません。
ポカリスエットなどをうすめた場合は・・・
OS-1やアクアライトとは異なったものになってしまいます。
脱水を起こしそうな時に多量に摂取すると、体の中は塩分糖分がうすくなり、具合が悪くなることがあります。
OS-1やアクアライトが嫌いなお子さんは、何も飲まないより飲めるものを与える方がマシになりますので、臨機応変に。
元気なときに飲ませたり、少量飲ませることは問題になりません。

Q3 完母ですが、まだ吐いたり(6ヶ月ちょっと)
病気の嘔吐との違い
(平成28年6月15日)3 受診の目安・病気のときの対応

A3
 
おっぱいを飲んだ後、数分後にほぼ毎回吐き出します。
離乳食が始まり2ヶ月ほど経ちますが、今はミルクだけでなく離乳食も吐いています。
様子を見続けてよいのでしょうか。
(平成28年6月15日)3 受診の目安・病気のときの対応
 
赤ちゃんの中には、食道と胃の接合部分のしまりが悪く、逆さまに持ち上げると、胃の中のものが出てしまう子が結構います。
年令と共に改善するケースがほとんどです。
たくさん吐いて体重増加が悪いケースでは、診断、治療が必要です。
体重が着実に増えている場合は問題ありません。
よく吐く場合は、食事や授乳の1回量を加減して回数を多くするのも有効と思われます。

Q4 赤ちゃんの場合、皮ふ科や耳鼻科よりまず小児科でよいのでしょうか?
(平成28年6月15日)3 受診の目安・病気のときの対応

A4
 
あせも・湿疹・じんましん・かぜからくる発疹など、皮ふ科でも小児科でも診察しています。
繰り返す場合、長びく場合、アトピーの診断、重症や長期の治療が必要な場合は、皮ふ科がおすすめです。
小児科と耳鼻科は扱う病気がかなり重複します。
耳鼻科の先生も小児のカゼ様症状を見るのは得意です。
鼻の症状がメインの場合、耳を痛がる場合は耳鼻科を、咳が強い場合や熱を伴う場合は小児科を受診します。

Q5 8カ月(女の子)で少しおへそが出ています。
前よりは改善してきましたが、自然に治りますか?
(平成28年6月15日)5 皮膚に関する問題

A5
 
まず、臍ヘルニアかどうかの診断が大切で、かかりつけ医に相談すると良いでしょう。
お臍の皮膚がたるんでいるだけのことも多いようです。
ヘルニヤは1才くらいまでに自然に治る場合がほとんどで、手術が必要なケースはとても少なくなります。
ただ、のびきった出べその皮膚が、きれいにおさまらない場合も多く、美容的な問題で治療する場合があります。

Q6 離乳食を始めて・・・
アレルギーとあせもの違いはあるのか??
食べたその日に症状が出なければ大丈夫なのか
(平成28年6月15日)6 アレルギー

A6
 
赤ちゃんは汗の出てくる穴が狭く、この穴が皮膚の老廃物などでつまったり、この中でばい菌が繁殖して、ポツポツ赤くなるのがあせもです。
アレルギーが関連する皮膚疾患は、じんましんとアトピー性皮膚炎が主なものです。
食べ物が原因となることは多く、卵、乳製品、小麦、大豆で頻度が高くなりますが、果物など思いもよらぬ食品が原因となることもあります。
じんましんの場合は、摂取後30分~数時間以内に出現するとが多く、この場合は診断が簡単です。
じんましん直前の食品をリストアップしておくと、原因が見つかりやすくなります。
2~3回繰り返し、原因が明らかなものや、アレルギー症状が強い場合は、その食品を避けるのが基本です。
1~2日の間にゆっくり現れるじんましんもあり、この場合は診断が難しくなります。
判断や対応に迷う場合は、医師に相談してください。
この場合、デジカメなどで画像に残しておくと、診断が確実になります。
アトピー性皮膚炎は、食後にすぐ出てくると言うより、慢性的に続く湿疹です。
 
初めての食品、アレルギーがあやしい食品を与える場合には、週の前半、平日の朝(休日夜間は避け、医療機関の診療時間帯に)
1日目に一口、2日目に2口、3日目に3口、4日目に4口、週末は無理しない。
症状が出始めたら中止して、かかりつけ医に相談を。
一度に何種類もためさない。

Q7 まだ母乳がメインなので水っぽいウンチをします。
下痢のときの便を見分けるちがいはありますか?
以前は1日に1度、まとめてウンチをしていましたが、最近、1日に何回もするようになりました。
毎回の量はまとめてしていた時より少ないですが、心配はいりませんか?
(平成28年6月15日)8 うんち・おしっこに関する問題

A7
 
赤ちゃんの便の回数は個人差があります。
回数がいつもの倍の場合、便の性状が一段と水っぽくなっている場合に下痢を考えます。
酸っぱいにおいは、ウイルス性のおなかのカゼが疑われます。
下痢があっても水分が取れ、食欲があり、元気な場合には心配な下痢ではありません。
多量の水様便、血便を伴う、よだれが減って、口の中が乾き、元気がない、水分を受けつけないなどは要注意。

Q8 便秘を治すには?
ヨーグルトで治るけどゲリになってしまう。
(平成28年6月15日)8 うんち・おしっこに関する問題

A8
 
基本は大人と同じで、十分な水分、野菜、果物を取る習慣は基本です。
野菜、根菜をくたくたに煮てすりつぶしたスープや、果汁の濃いタイプの飲み物を、毎日の習慣に取り入れるのはお勧めです。
それでも便の硬い子はいますので、かかりつけに相談します。
便を柔らかくする薬や、下剤、浣腸など、程度に応じて指導があります。
便が硬すぎて出にくくなる場合や、便がたまって不機嫌になったり、食欲が落ちる場合は、治療の対象となります。
便が堅くて自力で出しにくい場合、肛門が切れて出血するような場合は、積極的に対応します。
しばしば硬い便がつまって出てこないような場合には、浣腸を毎日続ける治療法もあります。
このように手ごわい場合は、小児外科が専門になるので紹介してもらう方法もあります。
 
ヨーグルトで下痢になるのは、乳糖不耐症(乳製品を腸で消化できない)や乳製品のアレルギーが疑われますので、ご注意ください。

Q9 2015.2.28生まれ、10か月健診11kg、現在の体重もあまり変わらず11kg代
体が重かったせいかハイハイするのは遅かった。
今はハイハイはよくできるようになりましたが、つかまり立ちはほとんどしません。
歩けるようになるか心配
(平成28年6月15日)9 発達・発育・生活習慣

A9
 
8カ月でもう歩く子も、1才半でやっと歩けるようになる子も、いずれも正常の範囲です。
子どもの発達は早ければ偉いわけではありません。
同じ月齢の子と比べて、すぐに問題のあるなしが決まるものではありません。
その子の過去と比べ着々と発達している、遅めでも皆のあとを追うように発達する場合は、問題ないことが多いようです。
逆に、同じ月齢の子と段々差が開いて行く場合は、注意が必要となります。
判断が難しいこともありますので、1才半くらいまでは、かかりつけ医、出来れば小児科医に経過を見てもらうようにしてください。

Q10 寝汗がすごく、髪の毛がビショビショに濡れるほどなのですが・・・(室温26℃~28℃)
特に厚着をさせているつもりはないのですが、何か対策はありますか?
(平成28年6月15日)9 発達・発育・生活習慣

A10
 
もともと子どもは新陳代謝が活発なため、体温は高めです。
後頭部から首の後ろにかけては、体温が高くなる部分です。
髪の毛のせいもあり、頭は体温がこもりがちで、汗をよくかく子は多いようです。
親が快適な温度に室温を調節するのは基本ですが、髪の毛をまとめたり、短めにして暑い季節に対応してはいかがでしょうか?

Q11 おすわりをするようになったが、バランスをくずして床(フローリング)に頭をぶつけてしまいます。
繰り返し同様なことが多く起こると、脳しんとうなどになってしまうのではと心配しています。
(平成28年6月15日)10 事故・不思議な行動

A11
 
打ち所について。
3階から転落しても無事な赤ちゃんがいるかと思えば、診察台から落ちても頭の骨を骨折しているケースもあます。
まったく打ち所に左右されます。
打つ回数。
多ければ多いほどトラブルが起きるリスクが上がりますから、少ないほうが良いに決まっています。
打ち方。
硬いところに落ちる、角のあるものにぶつかる、勢い良く打つなどは危険なパターンです。
特に歩き始めの時期は、赤ちゃんの目線で家の中を見直し、危険な打ち方を避けていくことを意識します。
ひっくり返って転んで頭を打っても、危険性の少ない柔らかい床材(カーペットなど)。
家具の角を保護する等、ぶつかっても危険の少ない環境。
また、家の外では想定外の危険が多いことを意識して、目をはなさない。
 
赤ちゃんは高いところに寝かせば、必ず転がって落ちるのです。
とがった角があれば、必ずぶつかりに行きます。
意識をするか否かでだいぶ事故は防げます。

2016/8/12