子供の病気Q&A

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赤ちゃん学級Q&A(北子育て世代包括支援センター)

第6回(平成28年10月19日)

Q1 0才児でインフルエンザ予防接種は受けたほうが良いか。(平成28年10月19日) 1 予防接種・ワクチン

A1 
 
インフルエンザの予防接種について
 
基本的には接種がおすすめです。
迅速診断キットやタミフルなどの特効薬がありますが、それでもワクチンによる予防は重要なインフルエンザ対策の一つです。
12才以下のお子さんの場合、2回接種が必要です。
大人と違って、1回接種では効果はほとんど期待できません。
1ヶ月の間隔で2回接種すると、その後2週間ほどで免疫がついてきます。
インフルエンザの流行は例年1月末です。
逆算すると11月中おそくとも12月中に1回目、2回目は12月中、おそくとも1月上旬までに終わらせないと流行に間に合いません。
1才未満のお子さんのインフルエンザワクチンについては、
①1才以上のお子さんや大人に比べ、ワクチンの効果が今ひとつ不十分
②1才未満の赤ちゃんは、インフルエンザにかかってもあまり重症にならずにすむことがある。(新型の場合は例外)
などの理由で1才以上のお子さんに比べ、ワクチン接種を積極的にすすめないことがあります。
接種することは良いと思いますが、自費ですので良く検討して判断してください。
インフルエンザはうつす人との接触がポイントになりますので、うつるところに行かなければよいわけです。
赤ちゃんはお家にいることが多いので、運んでくる人がいなければ、そうそうはうつりません。
1才未満のお子さんの場合、現実的には家に持ち込みそうな人(父親や兄弟)にワクチン接種してブロックする方が効果的です。
1月末から2月の流行時期に、サークルなどの集団の中に不用意に入らないこと、手洗い、うがい、加湿などが、予防の基本です。
ご家族の都合で、赤ちゃんの早い時期から保育所に預けるご家庭もあります。
保育園では、必ずうつしあいが起こると思ってください。
この子たちにはワクチン接種が価値のあるものと思われます。
注意点は、このワクチンは卵が使われているということです。
卵アレルギーのあるお子さんは、事前に医師によく相談してください。
卵を含んだ食品やお菓子(卵ボーローなど)を少しだけ与えてみてください。
吐いたり下痢したり、口の周りが赤く腫れたり、じんましんが出たりしないか確認しておきます。
(平成27年10月21日 第2回 1 予防接種・ワクチン より)

Q2 鼻水が1日中出ている。(授乳時、睡眠中、苦しそう) 3 受診の目安・病気のときの対応
綿棒や吸引器は嫌がってします。対処法は?病院へ行くべきか?(平成28年10月19日)

鼻水と咳だけの場合の受診するか見極め。(平成28年10月19日) 3 受診の目安・病気のときの対応

A2
 
鼻水は粘膜を保護したり、ばい菌を流すために出てきます。
もともと必要で出てくるものですし、かぜでなくても出ることがあります。
赤ちゃんのお鼻の粘膜は敏感で、気温差があると粘膜の保護のためジュワとすることがあります。
止めてしまうより、出てくるものをうまく取ってあげるほうが大切です。
元気がよくて、透明な鼻水だけが出ている場合は、必ずしも受診の必要はありません。
 
お鼻の吸引を嫌がらない子は見たことはありません。みんな嫌いです。
かめればすむものですが、手こずることが多いと思います。
鼻水のため不機嫌であったり、眠れない場合は、かかりつけ医に相談してみてください。
また、中耳炎を起こしやすいお子さんは、早めの受診をおすすめします。
ドロドロした黄色や、緑色の汚い鼻水が出ているときも、鼻をかんで汚いものを出すことが基本です。
しかし、汚い鼻水は細菌が繁殖している状態ですので、うまくかめずに長びくようでしたら、受診を考えます。
 

咳で医療機関の受診を考えるケース

 
咳で眠れない、咳のため飲食ができない場合は早めの受診が必要です。
咳が2週間以上長引く場合は、診断が大切で、程度にかかわらず受診をおすすめします。
夜だけの咳、朝だけの咳も同様です。
かぜの初期で症状が強くなければ様子を見ます。

Q3 咳と鼻水(きいろい鼻水)が半月以上止らず、発症してから一週間後に小児科へ行ったら「風邪」との診断。 3 受診の目安・病気のときの対応
半月後に又行くと、「喘息」かもしれないとの診断。
もう一度行くべきか?(平成28年10月19日)

A3
 
咳鼻はかぜのポピュラーな症状ですが、1~2週間で改善することがほとんどです。
経過が長引いたり、治療がうまくいかない場合に、診断や治療は変わります。
症状が続く場合は再受診が必要です。
受診しなければ、医者は治ったものと思っています。

Q4 熱が出ていても元気な場合、2~3日して熱が下がれば、病院に行く必要はないですか?(平成28年10月19日) 3 受診の目安・病気のときの対応

A4
 
たいていはその通りです。
しかしながら、熱以外の症状で治療が必要な場合もありますので、ご注意ください。
お子さんが小さいうちは、親の受診の判断があやしいことがしばしばあります。
勉強の部分もあり、治療が必要なケースを見落とさないためにも受診はおすすめです。
重症判断に慣れてくれば、かまわないのですが。

Q5 子どもの父親が「てんかん」です。子供もなりますか。 3 受診の目安・病気のときの対応
(生まれる前の検査では、わからないと言われました)(平成28年10月19日)

A5
 
「てんかん」にも種類がいろいろあり、遺伝性がある場合もあります。
種類によっては、専門の先生に相談した方がよいのですが、まずはかかりつけの先生に相談してみてください。

Q6 水分をあたえる場合、ゴクゴク飲まなくても問題ないのか? 3 受診の目安・病気のときの対応
例えば、口の中に少量入って飲むまたは出すでも補給になっているのか。(平成28年10月19日)

A6
 
脱水が進んでいるときの水分の取り方についてお答えします。
おなかのかぜなどで吐き気があると、水分はゴクゴク飲めないことがしばしばあります。
この場合は、少量を回数を多くして与えるのが基本です。
一度にたくさん与えても、吐いてしまうことがしばしばです。
5~10mlを5分~10分に一回程度とします。
おなかの受付具合を見ながら、少しづつ増やします。
経口補液OS-1やアクアライトORSが吸収が良いのでおすすめです。

Q7 目の中にゴミが入ることがあるのですが、どのように取ったらよいかわかりません。(平成28年10月19日) 4 目・鼻・口・耳・体の異常

A7
 
生理食塩水やコンタクトレンズ用の点眼液で、洗い流します。
ゴシゴシこすらずに、清潔なガーゼをあてて、くっつけて取ります。
難しい場合は眼科を受診してください。

Q8 よく虫(カ)にさされて赤くはれます。 5 皮膚に関する問題
本人はかゆそうではないが、すごく心配です。(薬はポリベビーをつけています)
しばらくすると、あとが残る。黒っぽく。(平成28年10月19日)

A8
 
アレルギー反応なのか、強く腫れる子がいます。
刺されてすぐの治療が効果的ですが、かかりつけ医や皮膚科に相談してみてください。
しばらくして、黒っぽく跡が残ってしまうと治療しても効果はいまいちになってしまいます。

Q9 アレルギーがあるので、他の食材を食べる前に血液検査(アトピー、卵)をススメられたが、いつやるべきか? 6 アレルギー
(今?もっと大きくなってから?)
アレルギー検査でパッチテストを受けた。
(それは意味がない。採血すべきと言う医師とそうでない医師)(平成28年10月19日)

A9
 
検査が陽性に出ても、食べて何ら症状の出ない場合があります。
検査が陰性なのに、症状が出る場合もあります。
検査は目安であり、絶対ではありません。
検査は症状が出た場合でも遅くないと思います。
出た症状の程度が大切で、重症なアレルギー症状が出る場合は、食事指導が重要となります。

Q10 離乳食について 7母乳・ミルク・離乳食
7ヶ月になったことで、野菜をやわらかく細かく刻み食べています。
時々、未消化便(人参など)として出ることがあるのでですが問題はないですか?(平成28年10月19日)

A10
 
基本的に人は野菜(繊維質)を消化することはできません。
大人でも形のまま出てきますので、心配なことではありません。

Q11 離乳食の進め方について。(どのタイミングで固形物や種類をふやすべきか)(平成28年10月19日) 7母乳・ミルク・離乳食

A11
 
まずは育児書を参考にしてください。
アドバイスとしては、離乳食は早く進めると、無理をさせている場合がありますので、ご注意ください。
あせらず、ゆっくり、少し遅めでも問題はありません。
やがてなんでも食べるようになるのですから。

Q12 うんちがゆるい、水っぽいことが多いのですが、心配ないでしょうか?(平成28年10月19日) 8うんち・おしっこに関する問題

A12
 
赤ちゃんの便の回数は個人差があります。
一般に母乳の子はゆるくて回数が多く、1日に何度も便が出ます。
ミルクの子は便は硬めで、2~3日に1回という子もいます。
回数がいつもの倍の場合、便の性状が一段と水っぽくなっている場合に下痢を考えます。
酸っぱいにおいは、ウイルス性のおなかのカゼが疑われます。
下痢があっても水分が取れ、食欲があり、元気な場合には心配な下痢ではありません。
多量の水様便、血便を伴う、よだれが減って、口の中が乾き、元気がない、水分を受けつけないなどは要注意。

Q13 うんちが固く、毎回便意がくると急に泣き出します。 8うんち・おしっこに関する問題
それで出る時もあれば、ふんばるだけで出ない時も多々あり、5日間ぐらいでないことがあります。
対処法を知りたいです。
また、何日ぐらい出なければ病院へ行ったらいいのか、病院へ行く目安を教えてください。(平成28年10月19日)

A13
 
基本は大人と同じで、十分な水分、野菜、果物を取る習慣は大切です。
野菜、根菜をくたくたに煮てすりつぶしたスープや、果汁の濃いタイプの飲み物を、毎日の習慣に取り入れるのはお勧めです。
それでも便の硬い子はいますので、かかりつけに相談します。
便を柔らかくする薬や、下剤、浣腸など、程度に応じて指導があります。
1週間位ためても平気な子もいますが、便が硬すぎて出にくくなります。
便がたまって不機嫌になったり、食欲が落ちる場合は、治療の対象となります。
便が堅くて自力で出しにくい場合、肛門が切れて出血するような場合は、積極的に対応します。
しばしば硬い便がつまって出てこないような場合には、浣腸を毎日続ける治療法もあります。
このように手ごわい場合は、小児外科が専門になるので紹介してもらう方法もあります。

Q14 カゼの予防法が知りたいです。(手洗い、うがいができない)(平成28年10月19日) 9発達・発育・生活習慣
8カ月ですが、手洗いの習慣はつけた方がいいか。(平成28年10月19日) 9発達・発育・生活習慣

A14
 
かぜの予防の基本は手洗い、うがいですが、乳児にはできません。
手を清潔にすることはできそうです。
のどや鼻の粘膜が乾燥すると、ウイルスや細菌の侵入、増殖を招きます。
乾燥するシーズンには、部屋の湿度を保つことがポイントになります。
インフルエンザやノロウイルスでは流行期に集団を避けることがポイントになります。

Q15 テレビが大好きでEテレをつけておくとずーっと見てしまいます。 9発達・発育・生活習慣
テレビのところにつかまり立ちをして見てるので距離が近すぎるのも心配です。
見すぎで目が悪くなるということはありますか?(平成28年10月19日)

A15
 
目は確実に悪くなります。
テレビは赤ちゃんのおもりには便利ですが、その代償は高くつきます。
ヒトの脳にとって、テレビの刺激は一方通行で受動的なものです。
脳が刺激を受けている部分は、乳幼児期の脳の発達にとって、おそらく不自然な個所のはずです。
コミュニケーション能力の発達を妨げ、社会に適応できなくする訓練のような気がします。
 
子どもにスマホを与えれば、一日中遊んでいます。良いおもりですね。
でも、やめさせようとすれば、大泣きして手を焼くでしょう。
そしてその結果がどうなるのかは、すでに明らかとなっていると思います。
ききわけできるようになるのは、3才くらいからです。
やめさせるのが大変なもの、適度ですまないものは、初めから遠ざけておく方が良い気がします。
赤ちゃんと過ごす時間を十分に取り、大切にしてください。
肝心なのは乳幼児期の一時期です。
テレビやスマホに相手させるより、お母さんが手をかけてあげている家庭の方が、扱いやすい子になっているようです。
目を合わせ、お話し相手をして、穏やかな時間を過ごしましょう。
赤ちゃんの情緒は安定し、コミュニケーションの良い子になります。

Q16 つかまり立ちをして、よく転びます。 10 事故・不思議な行動
転んだ際に頭をぶつけてしまって、心配した方が良い点、受診する目安を教えて下さい。(平成28年10月19日)
家事などしていると、子供が倒れても間に合わず頭を打つことが多いです。 10 事故・不思議な行動
室内用ヘルメットなどをつけて守ってあげる必要はありますか?(平成28年10月19日)

A16
 
打ち所について。
3階から転落しても無事な赤ちゃんがいるかと思えば、診察台から落ちても頭の骨を骨折しているケースもあます。
まったく打ち所に左右されます。

打つ回数。
多ければ多いほどトラブルが起きるリスクが上がりますから、少ないほうが良いに決まっています。

打ち方。
硬いところに落ちる、角のあるものにぶつかる、勢い良く打つなどは危険なパターンです。
特に歩き始めの時期は、赤ちゃんの目線で家の中を見直し、危険な打ち方を避けていくことを意識します。
ひっくり返って転んで頭を打っても、危険性の少ない柔らかい床材(カーペットなど)。
家具の角を保護する等、ぶつかっても危険の少ない環境。
また、家の外では想定外の危険が多いことを意識して、目をはなさない。
 
赤ちゃんは高いところに寝かせば、必ず転がって落ちるのです。
とがった角があれば、必ずぶつかりに行きます。
意識をするか否かでだいぶ事故は防げます。
(平成27年10月21日 第3回 10 事故・不思議な行動 より)

Q17 もし物が喉に詰まった時はどうすれば良いか? 10 事故・不思議な行動
「足を持って逆さ吊りにして背中を強くたたく」と聞いたことがあるが。(平成28年10月19日)
物を飲み込んでしまった時の対処法。(平成28年10月19日) 10 事故・不思議な行動

A17
 
子どもに下を向かせ、握った両手で胃のあたりを強く押して吐かせる方法が一般的です。
よく育児書などにイラストが出ています。
 
人はゴム、紙、プラスチック、金属などは飲み込んでも消化できず、吸収もできません。
のどから食道、胃に落ちれば、うんちに出るのを待つだけです。
1日から2日の間に排泄されますので、確認してください。
のどに詰まると、違和感が強いため、不機嫌になったり、食べられなくなるでしょう。
気管に詰まると、咳が止まらなくなったり、呼吸困難になり、大問題になります。
タバコや灰皿の水、化粧品、洗剤、薬品などは、吸収されるので、とても危険です。
子どもの救急ミニガイドっブックにものっていますが、中毒110番を活用して判断するのがお勧めです。
赤ちゃんは手に持てばウンチでも食べます。
口にすると危険なものは、手の届くところに置いたら親の負け、手に持たせたら親の負けです。

Q18 夜中の授乳中、ときどきけいれんすることがあります。(腕、上半身) 10 事故・不思議な行動
飲んでいるあいだにおさまりますが、心配ないでしょうか?(平成28年10月19日)

A18
 
しばしば、赤ちゃんの不思議な行動をけいれんとカン違いすることはあります。
けいれんは意識のなくなる状態です。
スマホなどで録画して、かかりつけ医に相談すると良いでしょう。

Q19 薬を処方してもらった時、決められた量を全て飲めなくても大丈夫なのか。(平成28年10月19日) 11お薬に関する相談

A19
 
薬は用量と用法を守るのが大原則です。
薬には病気のもとを治療する薬と、病気は治せないが症状を楽にする薬とがあります。
病気のもとを治療する薬の代表は抗生剤で、用量、用法、期間を守らないと効果が出ないことがよくあります。
症状を楽にする薬には、解熱剤、咳、痰、鼻の薬などがあり、用量、用法、期間を守った方が効果が良くなります。
保育園などでお昼が飲めない場合がありますが、症状を我慢することになります。

2016/8/12